そして出発の朝
AM5:30 青春駅前 「おはよう」() 「あっ、。おはよう」() 「おはよう。いよいよだね」() 「でも、ちょっと眠い・・・・」() 「「「確かに・・・・・」」」 大荷物をカートに乗せ、あくびをする彼女達。 一緒についてきた両親達はそっちの方で話をしていた。 「〜〜〜〜俺、眠いにゃ(抱き)」 「英二、眠いのは解ったから、離れて・・・・」 「英二は相変わらずだね・・・・」(河村) 「ああ・・・・・・英二、さんから離れないか!!」(大石) 「嫌だにゃ〜〜〜〜〜」 英二が駄々をこねているとそこに皆が集まった。 「またやってるの??」() 「いつものことだよ、」(不二) 「まぁ、英二がこうなるのは100%だからな・・・・」(乾) 「あはは・・・・・確かに・・・・・」() 「仕方ないっすよ、菊丸先輩は『かまってちゃん』だから・・・・」(越前) 「越前、いつ来たんだよ?」(桃城) 「さっき・・・・・・」 「だったら声かけるくらいしろ・・・・」(海堂) 「ウィーッス」 「これで全員揃ったね」() 「ああ、そうだな・・・・」(手塚) そろそろ6時に近づいてきた。 その時・・・・・・ 「ちゅあ〜〜〜〜〜ん!!」 いきなりを呼ぶ声が聞こえた。 13人は声がした方に振り向くと、なんとにそっくりな子が走って近づいてきた。 10人は吃驚している。手塚、は平然と、は嫌な顔をしていた。 「げっ、なんで来たのよ!?」 「だって〜〜〜〜〜ちゃんの見送りしたかったんだもん・・・・」 「来なくてよかったのに・・・・・(はぁ〜)」 は大きなため息をついていた。 「「「「「「「「「あの〜〜〜、その子は???」」」」」」」」」」 10人はに問いかけた。 「あ〜・・・・この子は・・・・・」 「初めまして、あたし『ひのき』っていいます。ちゃんの双子の妹です」 が紹介するのを邪魔し、ひのきは自己紹介をした。 「「「「「「「「「「双子!!」」」」」」」」」」 吃驚する10人の顔をみて、はクスクスと笑っていた。 「、しってたんだ?」(越前) 「ま〜ね、小学校からずっと一緒だったし・・・・ひのちゃんも」() 「でも中学は違うよね?」(不二) 「そうそう、青学にはいなかったもんね」() 「さんが双子・・・・・」(大石) 「しかもそっくり・・・・・」(河村) 「少し違うって言ったら、眼鏡とマグピっすね」(桃城) 「ふしゅ〜」(海堂) 「いいデータが入った。『は双子・・・・・・』」(乾) 「でもなんで教えてくれなかったの?」() 「そうだにゃ〜・・・・」(菊丸) 「あはは・・・・・・(苦笑)」() 「おっ、手塚も久しぶり!!」(ひのき) 「ああ・・・・」(手塚) ひのきの登場にため息をつく。 「・・・・教えてあげたら?ひのちゃんのこと」 「そうだね・・・・・」 の言葉には10人にひのきのことを教えた。 「ひのきと私は一卵性双生児なの。似てて当然。 なんで青学にいないかってことだけど・・・ひのき、言ってもいいの?」 「別にいいよ、言っても」 「そう、ひのきも青学の入学試験受けたけど、落ちちゃったの。 でいま不動峰に通ってる。教えなかったのは悪かったけど・・・・・」 「そういうことだ。よろしく!!」 「手塚は知ってたんだ?」(不二) 「ああ。1度の家に行ったことがあるからな。初め見たときは俺も驚いたが」(手塚) 「へぇ〜手塚の驚くとこ、見たかったにゃ〜〜〜」(菊丸) 「「「確かに・・・・・・」」」(、、) 「あ〜あ、ひのも行きたかったな〜〜〜」 「仕方ないでしょ、ひのきには力がないんだから・・・・」 「でもさ〜〜〜、行ってみたいよ・・・・(しゅん)」 「休みになった帰ってくるから、その時にいっぱい話してあげるよ」 「ホント?」 「うん。あとパタに手紙を送らせるから・・・・それで機嫌なおしなさい」 「解った。絶対送ってよ」 「はいはい・・・・」 双子は何かの約束をしていた。 そして約束の6時になった。 13人と両親達+1は駅のホームに入った。 そこには『ホグワーツ エクスプレス』と書いてある汽車が来ていた。 1人の女の人が降りてきた。 「あなた達が今回、特待生としてはいる人たちね?」 そう問いかけられ、「はい」と返事をした。 彼女はにっこりと笑い、 「では、荷物をここに入れてください。でも制服等、必需品は自分で持っててくださいね」 そう言われ、荷物をコンパートメントに積む13人。 そして両親達に別れの挨拶をしていた。 「ちゃん」 「なに??」 「やっぱ変わって??」 「ひ〜の〜き〜〜!!いい加減にしなさい!!」 「わ〜〜〜〜〜、ゴメン!冗談だって・・・・」 「全く・・・・」 「とにかく楽しんでね、向こうでも。ねっ、パパ、ママ」 「そうよ。こっちのことは気にしなくてもいいから」 「楽しんで来い」 「うん」 それぞれは両親達を別れ、車両の方へ入った。 13人で2両を使うことになっていた。 中は寝台列車と同じような構造だった。 そして、汽車は出発した。 朝も早かったせいか、13人はすぐに眠りについた。 そして、日本時間で12時ごろに皆が目を覚ました。 「う〜〜〜〜ん・・・・・よく寝た・・・・」() 「・・・・・おはよう・・・・」() 「今何時??」() 「分かんない・・・・」() 目覚めた彼女達。まだ寝ぼけているようだ。 汽車は限りなく走っている。 彼女達は顔を洗い、しっかりと目を覚ました。 「リョーマたち、寝てるのかな?」() 「でも、手塚君と大石君は起きてそう」() 「あはは・・・そうかもね」() 「行ってみる??」() 彼女達は2両目の彼らの所へ行った。 2両目に入ると早速手塚と大石に会った。 「手塚君、大石君」 「か・・・起きたのか?」 「うん・・・・・さっきね。手塚君達も寝てたんでしょ?」 「ああ。でも2時間前には俺も手塚も起きたんだ。まだ英二達は寝てるけど・・・・・」 「そっか・・・・だったら英二を起こしちゃおっと」 「それいい!!あたしもリョーマを起こしちゃおっと」 「あたしも周助君を起こそうvv」 「ちょっと、、・・・・・」 が止める声も聞かずに3人は彼氏のもとへと行った。 「いいのかな?起こしちゃって・・・・・」 「別にいいさ。そろそろ起こさなきゃって思ってたから・・・・・」 「なら、いいんだけど・・・・・」 そう話していると乾、海堂、河村が起きてきた。 「「「おはよう(っす)」」」 「「「おはよう」」」 「周助君vv起きようよ」 「vv大好きだよ」 「あたしも大好きだよ、だから起きようよ」 「仕方がないな・・・・おはよう」 「おはよう、周助君」 「英二、起きなよ・・・・」 「嫌だにゃ〜〜〜まだ寝る〜〜〜」 「全く・・・・・いい加減に起きろ!!!!」 は英二が羽織っていた毛布をはいだ。 「にゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!、酷いにゃ・・・・」 「起きない英二が悪い!!」 「うにゃ〜〜〜〜〜」 「リョーマ、起きてよ」 「zzzzzzzzzzzzzzzzz」 「リョーマ、リョーマってば!!」 「やだ・・・・・寝かせてよね・・・・」 「起きてよ、リョーマってば!!」 「・・・・・キスしたら起きる・・・・・」 「///リョ・リョーマ!!いい加減にしてよ///」 「チェッ・・・・」 彼女達に起こされた彼氏たち。 あと起きてないのは・・・・・・・ 「あとは桃城だな」(手塚) 「ああ。あいつはどう起こそうか??」(大石) 「待て、大石。桃城を起こすにはいいのがある」(乾) 「なに?乾君」() 「まぁ、任せておけ。も付き合ってくれるか?」 「別にいいけど・・・・・」 乾とは桃城のもとへ行った。 「おい、桃城。起きろ」 「あと5分・・・・・」 「桃城君、起きて。皆もう起きてるんだよ」 「あと少しでいいっすから・・・・」 そういって毛布に潜る桃城。 「そうか・・・・残念だな、今から食事だというのに・・・・」 「えっ?マジっすか」 「そうだよ、ご飯食べないの??」 「飯〜〜〜〜〜〜〜!!」 「「おはよう。桃城(君)」」 「おはよっす」 こうして全員が揃った。 そして、一緒に乗車している魔女から食事を渡された。 13人は一緒に食事をとった。 食事のあと、越前が全員に問いかけた。 「ねぇ、オレ聞きたいことがあるんだけど」 「なんだよ、越前。いきなり」(桃城) 「たいしたことじゃないんすけど・・・・・」 「言ってみろ」(手塚) 「じゃ、遠慮なしに言わせてもらうっす。向こうってだいたいがfirst nameで呼んでるんすよね? アメリカじゃそうだったし・・・・」 「そうね・・・・・その方が多いわね」() 「しかもオレたち、年齢関係なしで1年からやるんすよね?」 「そうだが・・・・・・」(乾) 「いったい何がいいたいんだ」(海堂) 「だったらオレも先輩たちの名前をfirst nameで呼んでもいいんすよね??」 その言葉に沈黙が走った。 「リョーマ、あたしのことはそう呼んでるでしょ?」() 「そうだけどさ、向こうで苗字で呼ぶのもなんだし・・・・」 「私は構わないよ、下の名前で」() 「あたしも・・・・・」() 「私もいいわよ」() 「じゃ、これからは先輩、先輩、先輩って呼ばせてもらうっす」 「じゃあ、私達も『リョーマくん』って呼ぶわよ?」 「いいっすよ。で部長達はどうっすか?」 彼達は考えた。後輩に下の名前で呼ばれる。 「俺は別にいいにゃ〜〜」(菊丸先輩) 「僕もいいよ。越前がそう呼ぶんなら僕も皆のこと下の名前で呼ぶから」(不二) 「俺もいいよ」(河村) 「勝手にしろ・・・・」(海堂) 「俺もいいぞ、越前」(大石) 「俺も構わない」(乾) 「俺も、俺もいいぞ!!」(桃城) 「好きにしろ・・・・・・」(手塚) 「だったらそうさせてもらうっす。一応先輩はつけますんで・・・・ よろしく、国光先輩、秀一郎先輩、英二先輩、周助先輩、隆先輩、貞治先輩 薫先輩、武先輩・・・・・やっぱ桃先輩は『桃先輩』にしとこっと・・・・」 ニヤリと笑いながらそういった。 「なんだよ、越前。その言い方・・・・」 「桃先輩はやっぱり桃先輩っすからね」 「チェ・・・・・でも俺たちも先輩達のこと名前で呼んでもいいんすか?」 桃城は彼女達に向って問いかけた。 「もちろん!!いいわよ。私も桃城君のこと『桃君』って呼ぶから」 返事を返したのは。 「了解したっす」 「あたし達も皆のことは『○○君』って呼んでいいのかな?」() 彼らは顔をあわせて同じことを言った。 「もちろん(だ)!4人ことは『○○さん(ちゃん)(先輩)』と呼ばせてもらう(よ)(にゃ)」 こうして13人は名前で呼び合うことになった。 汽車はどんどん進んでいく。 だが風景とかがまるで見えない。まるで地下を走っているようだ。 一部は皆でゲームをしたり、つれてきたペットと一緒に遊んでたりしていた。 そのなか国光とは、皆から離れ話していた。 「今、どこら辺を走ってるのかしら?」 「さぁな、俺にも分からん。風景も見えないしな」 「そうだね、まるで地下を走ってるみたい」 「ああ、はあっちで遊ばないのか?」 「そういう国光はどうなの??」 「俺は別にいい」 「ふ〜ん、私は国光といたいから向こうに行かないだけ」 はそう言うとにっこりと国光に微笑んだ。 国光はを抱き締めた。 「///く・国光??どうしたの、いきなり」 「いや・・・・嬉しくてな・・・・今度からは堂々との名前を言えることに///」 「私もそうだよ」 は国光の身体を抱き返した。 2人の姿を11人は覗き見をしていた。 「いいデータが入った。国光は意外と大胆・・・・・」 「へぇ〜やるもんだね。、僕たちもあっちでイチャイチャしようか?」 「そうだね、周助」 「、僕のこと今呼び捨てで・・・・・」 「うん、だってこれからは皆のこと君付けで呼ぶから、周助のことは呼び捨てで呼ぶことにしたの」 「うれしいよ、」 「〜〜〜国光達に負けないように俺たちもイチャイチャしようにゃ〜〜〜」 「英二・・・・・まっいいか」 「、あっちでカルピンと遊ぶ?」 「うん。リョーマ」 「手塚・・・・・いや国光があんなに大胆だったとは・・・・・」(秀一郎) 「意外だったね・・・・・」(隆) 「ほんとうっすね」(桃) 「ふしゅ〜(凄い・・・・・)」(薫) 「それにしても国光の荷物、私たちの荷物より多かったけどなんで?」 「ああ、ラケットとボールを持ってきたんだ」 「向こうでテニスできるの?」 「さぁな、壁打ちくらいなら出来るだろう・・・・」 「やっぱり国光は『テニス馬鹿』だね」 「・・・・・」 「ふふ・・・・でも私も人のこと言えないな〜」 「何か持ってきたのか?」 「うん。いつものクセで楽譜何枚か持って来ちゃった。あと携帯も・・・・」 「実は俺も携帯持ってきたんだ・・・・・」 「国光も?電波あるのかな・・・・」 「さぁな・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・って思い出した!!」 「なんだ、いきなり」 「あのね、今パタにお使い頼んでるの。ホグワーツまで。 あ〜、すっかり忘れてた」 「何を頼んだんだ?」 「実はね、私たちの力で携帯とかを使えるようにしてもいいかって手紙を送ったのよ。 返事はまだ来てないけど・・・・・・もし、OKが出れば余裕に使えるんだけど・・・・・」 「ちょっと待て、はそういう力も使えたのか?」 「まぁね、念じてみたのよ『携帯の電池が2日持ちますように』って。そしたら成功したの。 その報告も兼ねてだけど、相談してみたの。校長に・・・・・」 「凄いな・・・・・」 「国光も出来るわよ、きっと」 「そうだといいんだが・・・・・」 汽車はキング・クロス駅に向って走る。 おまけ ちなみに彼らは全員ラケットとボールを持ってきていた。 みんなテニス馬鹿なのね・・・・ ![]() ![]() ![]() |