ホグワーツのドアが3回叩かれた。







魔法でドアが開かれた。

「おっ、国光にじゃねーか」
ハグリッドはいつもいるマクゴナガル先生じゃないのに驚いていた。
「ハグリッド!今日は私たちが特待生の出迎えなの!」
「そうか。じゃ、頼んだぞ!」
「はい、ご苦労様でした」
ハグリッドは自分の住んでいる小屋に戻って行った。



「では、こちらに来てもらおう」
国光は17人を1つの部屋に移動させた。
そこは組分けの儀式が行われる前によく使われる部屋。

「それじゃ、遅くなったけどホグワーツ入学おめでとう」
が17人に挨拶を始めた。

ちゅあ〜〜〜〜〜〜〜ん」
ひのきがいきなり
に抱きついてきた。
「ひのき・・・・・・いきなり来てこれはないでしょ!!離れて!!」
「いいじゃん、別に!やっと同じ学校に通えるんだしさ!!」
ひのきのペースにはため息をつく。

「ひのき、いい加減にしないか!」
橘はひのきをから離した。
「橘!何すんだよ!!」
さんが困っているだろう!お久しぶりです」
「久しぶりね、橘君」
「手塚も久しぶりだな」
「そうだな」



「おい、俺様たちを忘れるな!」(跡部)
「せやで、久しぶりやな。ちゃん、会いたかったで」(忍足)
ちゃんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」(ジロ)
「会いたくはなかったんだけど・・・・・・」()
「あーん、何言ってんだお前。俺様に逢えて嬉しいはずだぜ」



「こうなるって事は解っていたが・・・・・」(宍戸)
「異常っすね・・・・・」(鳳)
「バカ侑士・・・・・」(向日)
「ウスッ!」(樺地)




「お久しぶりです、手塚さん」
「ああ、裕太君も来たんだな」
「はい!」
「僕もいますけどね」



「ねぇねぇ、ちゃんは?」
なら今、大広間にいるわよ。後で会えるわ」
「ラッキー↑」
「千石先輩、いい加減に諦めたらどうです?」
「解ってないな、太一。俺は人1倍諦めが悪いんだよ☆」
「ケッ、たりーな」
「そう言わない、あっくん」




「それにしてもひのきさんと大違いだな。さんって」
「そうだね、ひのきさんは見た目は女でも、中身は男だし・・・・・・・」
「おい、伊武。俺の前でそういう事を言うのは勝手にしていいが、ぼやくな」
「それにしても本当にひのきさんとそっくりですね」
「そっか。杏ちゃん、ちゃんとあったことなかったんだよな・・・・ちゃん!!」
「なに?」
「紹介するぜ!橘の妹の杏ちゃんだ」
「橘杏です。よろしくお願いします」
「こちらこそ、です。よろしくね」








、話を戻すぞ」
「あ、ゴメン。すっかり話しこんでたから・・・・・」
「俺が話すぞ」
「うん」
国光とは彼らに話を戻した。

「今からお前たちが入る寮の組分けが行われる。
 寮は4つ、グリフィンドールハッフルパフレイブンクロースリザリンだ。
 ここにいる間は寮が家となる。寝るのも、自由時間を過ごすのも寮が多いだろう。
 お前たちのよい行いをすれば寮の得点となり、また規則違反をした場合は減点となる。
 学年末には最高得点の寮に寮杯が与えられる」

「それと、授業の方だけど特待生専用クラスが出来たので、私たちとこのメンバーで
 授業を受けます。一応、私と国光で皆のサポートをするから、何かわからないことがあったら、
 気軽に聞いてね」
国光とは一応の説明は終わらせた。




「では、組分けの儀式に行くぞ」
国光とに連れられ、17人は大広間へと移動した。

大広間はハロウィーン色でかぼちゃが浮いて、こうもりが飛んでいた。
そのなかセンターラインを歩く19人。
17人は回りをキョロキョロと見渡していた。




「ご苦労さま。もう席へ行きなさい」
マクゴナガル先生にそういわれると、2人はレイブンクロー机に移動した。
「それでは17人の組分けを始めます。名前を呼ばれたらこの帽子をかぶりなさい。
 この帽子が寮を決めてくれます」

そして名前を呼ばれる。

「芥川慈郎!」
ジロはわっくわくしながら、帽子をかぶった。
グリフィンドール!
と帽子が叫ぶと「すっげ〜〜〜〜〜」とジロも叫ぶ。
そしてグリフィンドールの机といった。


「亜久津仁!」
めんどくさそうに、帽子をかぶった。
スリザリン!
亜久津は仕方なしにスリザリンの方へ行った。


「跡部景吾!」
堂々と帽子をかぶった。
少し時間がかかったが帽子はこう叫んだ!
レイブンクロー!
その帽子の声にはショックを受けていた。


「伊武深司!」
何かぼやきながら帽子をかぶる。
スリザリン!
またぼやきながら移動する。


「鳳長太郎!」
レイブンクロー!


「忍足侑士!」
レイブンクロー!
レイブンクローに決まった忍足は、こう呟いた。
「なんや、跡部と鳳と一緒かいな。まっ、ちゃんがいるから、ええけどな」


「樺地崇弘!」
レイブンクロー!
樺地がレイブンクローに来ると、跡部は満足な顔をしていた。


「神尾アキラ!」
グリフィンドール!
神尾もグリフィンドールの机に移動し、早速桃と話していた。


「宍戸亮!」
ハッフルパフ!
このとき宍戸はこう思っていた。
「アーよかったぜ、跡部たちと離れられて・・・・・」


ひのき!」
ひのきはニコニコ笑いながら帽子をかぶった。
(おい、ちゃんと同じ寮になれないのか?)
(ほう、お前さんはと同じ寮になりたいのかい?)
(あったり前じゃん!で、なれるのか?)
(お前さん、勉強ができないようだな)
(そうだけど・・・・・なんかあるのか?)
(ああ、あるとも。のいる寮は勉強が出来る秀才ばかりの寮じゃよ)
(げっ、そうなのか?)
(そうとも・・・そうじゃな、ここならいいじゃろ)
グリフィンドール!
ながながと帽子と話していたひのきは少しがっかりしていた。


「千石清純!」
グリフィンドール!
(う〜ん、俺ってラッキー↑)


「橘杏!」
ハッフルパフ!


「橘桔平!」
ハッフルパフ!


「壇太一!」
ハッフルパフ!


「不二裕太!」
ハッフルパフ!


「観月はじめ!」
スリザリン!
(不二周助と一緒ですか!嫌ですね・・・・・)


「向日岳人!」
グリフィンドール!



そしてそれぞれの寮の机についた。


「特待生の諸君、入学おめでとう。暫くは授業に追いつくのが大変じゃろうが頑張っておくれ。
 注意点があるが、そこは各寮で聞いてくれ。それじゃ、ハロウィーンパーティーを始めよう」


ハロウィーンのために多くの料理が出され、生徒は食事を楽しみだした。



グリフィンドール机―――――

「ひのちゃん、久しぶりだね」()
「おう!も久しぶりじゃねーの!」(ひのき)
「これからよろしくね」()
「俺もちゃんと仲良くしたいな〜〜〜」(千石)
「だめだにゃ!は俺の彼女なの!!」(英二)
「あーあ、ちゃんと離れちゃったな〜〜〜」(ジロ)
「そう言うなよ、ジロー。授業は一緒なんだし」(向日)
「なぁ、神尾。ラケット持ってきたか?」(桃)
「ああ、でもテニスできるのか?」(神尾)
「出来るよ、コートあるし・・・・・」(リョーマ)




ハッフルパフ机―――――

「歓迎するよ、皆」(隆)
「ふしゅ〜〜〜〜〜」(薫)
「解らないことがあったら、何でも聴いてくれ!」(大石)
「ありがとうございます」(杏)
「よろしくお願いしますです」(太一)
「あー、それにしても跡部達と離れられて開放感を感じるな!」(宍戸)
「俺も、兄貴と違う寮で嬉いっすよ」(裕太)
「2人ともそう言うな・・・・」(橘)




レイブンクロー机―――――

「同じ寮で俺、嬉しいで」(忍足)
「お前、手塚から離れねーつもりか?」(跡部)
「別にいいじゃない!国光とは付き合ってるんだし!」()
「あーん、そんなの関係ねーよ。なぁ、樺地?」
「ウスッ!」(樺地)
「手塚さん、これから大変ですね」(鳳)
「ああ・・・・・・そうだな・・・・・」(国光)





スリザリン机―――――

「う〜ん、いいデータが入った。これからが楽しみだ」(貞治)
「何のデータ取ってんだろう・・・・まっ、俺には関係なさそうだけどね・・・・・・」(伊武)
「不二周助・・・・・・この日をどれ程待っていたことだか・・・・・」(観月)
「僕はそんなこと全く考えてもなかったけど」(周助)
「この人自意識過剰すぎ」()
「ケッ」(亜久津)




このように話していると、大広間にクィレル先生が走って入ってきた。

「トロールが・・・・・・・・・・・・地下室に・・・・・・・・・・・・お知らせしなくてはと思って」
クィレル先生はその場でバッタリと気を失ってしまった。
大広間が大混乱になった。


「静まれ!!!!!」
ダンブルドア先生の声で静かになった。

「監督生よ、すぐさま自分の寮の生徒を引率して寮へ帰るように」
それぞれの監督生は各寮の生徒を引率して、寮へと移動し始めた。



それぞれの寮に帰った寮生たち。
ハロウィーンの続きは談話室の方で行われ、そのまま就寝となった。




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