とうとうハロウィーンの日になった。





ハロウィーンに奴らがやってきた!







10/29 日本時間PM9:00
選ばれた特待生たちはホグワーツエキスプレスに乗り込み、日本を離れた。
出発した汽車は、ドンドン目的地の方へ向っていく。

汽車の中ではもう眠っているものや、喋り続けているものもいた。






一方ホグワーツでは・・・・・
お昼休みだった。
生徒はハロウィーンが楽しみでうきうきしていた。








そして31日・・・・・・・・・・(って早!!)
ホグワーツではいつもと同じように授業が行われていた。
今は妖精の魔法の時間・・・・・・・

「さぁ、今まで練習してきたしなやかな手首の動かし方を思い出して」
いつものように積み重ねた本の上に立って、フリットウィック先生はキーキー声で言った。
「ビューン、ヒョイ、ですよ。いいですか。呪文を正確に、『ウィンガーディアム レビオーサ』」
生徒達はそれぞれ呪文を唱えるが、微妙にずれているため、羽根が浮かばずにいた。

「ウィンガーディアム レビオーサ!」
もちろん彼らも最初は浮かばなかったが、練習をしていくと少しだが浮かび始めた。
だが13人の中で一番最初に出来たのは、桃だった。
さすが、飛行力の力があるだけこの呪文は簡単だったらしい。

「おー、よく出来ました。皆さん、見てください。ミスター・桃城がやりました」
先生が拍手して叫んだ。
ここにきて初めて褒められた桃は、何だか照れているようだ。



その中でハーマイオニー、ロンは険悪のムードを出していた。





授業が終わり、ロンの機嫌は最悪だった。
「だから、誰だってあいつには我慢できないっていうんだ。まったく悪夢みたいなヤツさ」
「おい、ロン。それはねーじゃねーのか」
「だって本当のことさ!」
桃とロンが話していると、誰かが彼らにぶつかり、急いで追い越していった。
ハーマイオニーだ。ハリーが顔をチラッと見てみると、彼女は泣いていたのだ。
「今の聞こえたみたい」
「それがどうした?誰も友達がいないってことはとっくに気がついているだろうさ」
とロンが言った。


「ロンって最低!!」()
「いくらなんでもそれは言い過ぎよ!!」()
「あたし達はハーマイオニーのこと友達と思ってるわよ!」()
「さっきの言葉、ロンが悪いわよ。ハーマイオニーに会ったら、謝りなさいよ。
 あんなこと言われたら、誰だって傷つくわよ」()
4人は急いでハーマイオニーを追っていった。



「なんだって言うんだよ!僕が悪いって言うのかよ!!」
まだ自分が悪かったとは思わないロン。
「まだ解ってにゃいんだ。お前、自分がそういわれたらどうなるんのかな?」(英二)
「僕だったら、かなりショックを受けるな」(周助)
「ロンの場合、どうなるの?」(リョーマ)
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ロン、僕もさっきのはロンが悪いよ。僕も一緒に謝るから、ねっ」
ハリーがそういうとロンは小さく頷いた。






一方、ハーマイオニーを追いかけた彼女達は、女子トイレにいた。
ハーマイオニーはトイレの一室にこもり、そこで泣いていた。

「ねぇ、ハーマイオニー。出てきて!」()
「さっきのはロンが悪いんだし・・・出てきて話しようよ」()
「ゴメンなさい。今は1人にして!!」
「でも・・・・・・・・」()
「お願いだから!!」
「・・・・・・・・・・解ったわ。もう私達は何も言わないわ」()
「「「!!」」」
「だけどね、私達はハーマイオニーの友達だと思ってる。もしハーマイオニーもそう思ってくれてるなら、
 いつでもいい。私達に相談して、些細なことでもいいから。それじゃ、私達行くね」
達は女子トイレを出た。ハーマイオニーはの言葉に涙が溢れていた。








ハーマイオニーはその後の授業に出ず、そのまま女子トイレでこもっていた。













時間は刻々と過ぎていき、夕方になった。

「ミスター・手塚、ミス・!」
いきなりマクゴナガル先生に呼び止められた2人。
「なんでしょうか?」
国光が問いかけた。
「今日からくる特待生の出迎えを貴方達に任せます。6時にロビーに来なさい」
「解りました。先生」
マクゴナガル先生は2人に特待生のリストを渡し、2人から去っていった。








その頃・・・・・・・ホグワーツ特急では・・・・・・

「なぁなぁ、神尾!これ食べてみろよ!」
「なんすか?ひのきさん」
「ジェリービーンズだよ!ほら、食べてみろ!さっき買ったんだ!」
ひのきはジェリービーンズを神尾に差し出した。
「それじゃ、これ貰います♪」
神尾はジェリービーンズを口にした。
「ん?なんなんすか!!これ!!マズッ・・・・・」
「何味だ?」
「・・・・・・・・・気持ち悪い・・・・ゲロだ・・・・」
「そうか、神尾はゲロが当たったのか!よし、次だ!!」
ひのきは爆笑しながら次のターゲットのところに行った。


「なんだ、神尾もやられたのか・・・・・」(橘)
「橘さんもすか?ひのきさん、酷すぎッス・・・・」(神尾)
「どうするの、お兄ちゃん?」(杏)
「仕方ないな、さんに言うか・・・・・あいつに内緒で」
「でも、ひのきさん。酷いよね・・・・・・」(伊武)

ひのきの行動にぼやく伊武。
そしてターゲットとなったのは跡部たちだった。
跡部たちも難なくジェリービーンズを口にし、物凄い声を上げていた。


「不味いな・・・・・これ・・・・草かいな!!」(忍足)
「なんだこれは!!不味すぎる・・・・・辛いと思えば胡椒かよ!!」(跡部)
「あーーーーーおもしれ〜〜〜〜〜!!」





そしてホグワーツ特急はホグワーツに到着した。
「おーい、特待生!!やっと来たな」
彼らを迎えに出たのは、ハグリッドだった。
だが、17人はハグリッドの事なんか全く知らないわけで・・・・・・


「なんだ!このでっかい奴は!!」(跡部)
「俺はルビウス・ハグリッド。ホグワーツの鍵と領地の番人だ。
 そんで、お前さんたちをホグワーツまで案内役だ!」
「これからどうやって行くんや?」(忍足)
「まー、着いて来い!お前さんたち、しっかり着いて来いよ」
ハグリッドに連れられ、湖まで出た。
そこは13人がホグワーツ入学した時と同じ道のりだった。

「危ない所ですね。ローブが汚れてしまいますよ」(観月)
「頑張りましょうよ、観月さん」(裕太)
「少し暗いだけ、怖いです」(壇)
「足元に気をつけなきゃね。そうしなきゃ、ラッキーも逃げる☆」(千石)
「ケッ!!」(亜久津)



湖に出たらホグワーツの城が現われた。
「城だ〜〜〜〜〜〜!カックE〜〜〜〜〜〜〜〜」(ジロ)
「なんだ、ジロー。起きてたのかよ!」(向日)
「でも凄いッスね、宍戸さん」(鳳)
「ああ・・・・・」(宍戸)
「ウスッ!」(樺地)


「よし、4人ずつボートに乗れ!!」
17人はそれぞれボートに乗り込んだ。
「全員乗ったな!よし、出発!!」
ボートは湖を滑るように動き始めた。
「凄いですね、橘さん」(伊武)
「これって魔法ッスかね?」(神尾)
「そうだろうな・・・・・」(橘)
「ひのきさん、さっきから何ぶつぶつ言ってるんですか?」(杏)
「いや、なんでもねーよ。杏ちゃん」(ひのき)






そしてボートは崖の下をくぐり、ホグワーツの真下に到着した。
17人はまたハグリッドについていき、上までいく。

「全員いるな。よし、行くぞ!!」
ハグリッドは17人いることを確認し、城のドアを3回叩いた。





ロンドン時間PM6:00。いよいよ特待生が全員集合する。

next

Parallel Topへ戻る