午前の部が終わり、しばしの休憩









『それでは今から昼休憩に入ります。午後の部は1時からとなっています・・・・・・・・・』




生徒は各教室に入ったり、購買等に移動し始めた。


「あたし達はどうする?音楽室に行く?」(
「う〜ん?・・・・が来てから決めようよ」(
「そうだね、はまだかな?」(

そんな話をしていたら、が本部席から帰ってきた。

「ごめん、待った?」
「「「ううん」」」
「よかった。今日は何処で食べる?」
「あたし達もそれで悩んでたんだよね」(
「そうそう、どうする?」(
「いつものように音楽室っていう意見もあるんだけど・・・・・」(
う〜んと悩む彼女たちのところに彼らが来た。

vv何を悩んでいるの?」
「そうそう、にゃに考えてるの〜」
「英二・・・・・」
「周助君vvあのね、昼ごはん何処で食べようかって悩んでたの・・・・」
「だったら一緒に食べればいいじゃん」
「いいの?リョーマ・・・・」
「別にいいんじゃない、俺は歓迎だけど・・・・」
「そうだにゃ〜、一緒に食べようにゃ〜」
「僕も大歓迎だよvv」
「本当にいいの?手塚君」
「ああ、構わないさ・・・・・・」
「でも何処で食べるの?」
「部室だにゃ〜。さっ、いっくよ〜ん」


そして8人はテニス部部室に行った。そこには桃城、海堂、大石、河村、乾の姿もあり、
結局13人で賑やかに過ごした。




そして午後の部が始まった。


女子の借り人競争が始まった。
書いてある言葉に当てはまる人を連れ、手を繋ぎゴールする競技。まっ、借り物競争の人間盤。
先生は連れて行かれる、校長も引っ張り出されていた。
ある女生徒は照れながら相手を連れて行ったりしていた。

そして彼女たちの出番が来た。
今回は4人とも最終走ではなかった。

最初に走ったのは
スタートを切り、50Mほど走った後にカードを引き、見た。

「え〜っと、なになに?はっ?『ネコに似てる人』といったら・・・・・・」
は全速力で青組の所へ行き菊丸を呼び出した。
「菊丸君!!一緒に来て!!」
「了解だにゃ〜」
そして手を繋ぎ、ゴールへと向った。周りでは物凄い声が上がる。


一方、
「何が書いてあるのかな?ん??『青学最強!!』あいつしかいないじゃん!!」
は本部席にいき、手塚を引っ張り出しゴールに向った。
「おい、。それにはなんて書いてあるんだ!?」
「手塚君にぴったりの言葉だよ」

そしてゴールした。
「ね〜さん。にゃんて書いてあったの?」
「知りたい?」
そう聞くと、ウンウンと言うように頷いた。
「はい、これだよ」
カードを受け取った菊丸は『うにゃ〜〜〜〜〜〜』と叫んだ。
さん、俺のことそう思ってたのかにゃ?」
「だって、いつもネコ語だし・・・・イヤだった?」
「別にいいよん」
「よかった」


いい加減に教えろ、何が書いてあるんだ」
「あ〜、ゴメンゴメン。はい、これ」
カードを見た手塚は眉間に皺が何本か寄った。
それを見たはこういった。
「ねっ、手塚君そのものでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


そしての番になった。
2人は50Mまで接戦を繰り広げ、カードを引いた。

「え〜っと・・・・『テニス部最強顧問!!』スミレちゃんじゃん!!」
愛香は教員がいるテントに向かい、
「スミレちゃん、一緒に来て〜」
!スミレちゃんはよせ!っていったじゃろ」
「お説教はあとでいいですから、一緒に来てくださいよ〜」
「なんて書いてあるんじゃ?見せてみろ」
は竜崎先生にカードを見せた。
「あははっ!よし、行くぞ」
「よかった〜〜〜」
そしてゴールに向った。


「え〜っと何が書いてるのかな??『青学スーパールーキー!』
 越前くんしか思い当たらない・・・・・よしっ!」
は青組の方に行きリョーマを呼び出した。
「越前くん。一緒に来て」
「別にいいっすよ」
そういうと手を繋ぎ、ゴールへ全速力で走った。


ゴール前でがまた接戦を繰り広げ、何ミリの差でが先にゴールした。

「やっぱには敵わないよ〜〜〜」
「今回は運がよかっただけ。越前くん、足が速いから走りやすかったしね」
「スミレちゃんだって負けてないもんね〜」
「だから土居!スミレちゃんだけはよしておくれ!!」
「は〜〜〜い」
「そういえば先輩のカード、なんて書いてあったんすか?」
「はい、これ。まさに越前くんって感じだったから」
カードを見たリョーマはニヤリと笑った。
「確かに俺っすね」
「でしょ」






そして男子の借り人競争が始まった。
女子と同様のルールで行われる。だが、最終走にはあるイベントがある。
これを『青学名物』とも呼ばれている。


まずはリョーマが走った。
リョーマは悠々と50Mを走り、カードを引く。

「ん?『おさげ髪』・・・・まっ、あいつでいいか」
リョーマは桜乃をつれゴールした。
桜乃は真っ赤な顔をしていた。



次に桃城と海堂が走った。
2人はまたもいがみ合い、50Mまで走りカードを引いた。

「なんじゃこりゃ?『目つきの悪い奴』あいつしかいないな」
『食いしん坊』あいつしかいない・・・・」
「おいマムシ。俺と一緒に来い」
「あー。お前こそ俺と来い!!」
そしてお互いのカードを見せ合い、仕方なく2人は手を繋ぎゴールした。


次に大石と菊丸が走った。
「大石、負けにゃいからな〜」
「こりゃ大変」
そしてカードを引いた。

「さ〜ってと、にゃにが書いてあるのかにゃ?『コーラス部の華』〜〜〜〜〜〜」
そう叫んで青組のところに行き、を引っ張りゴールを目指した。
「ちょっと、英二!!なんて書いてあるの??」
「にゃはは・・・『コーラス部の華』だよ。まさにだにゃ〜」
「それだったらもいるじゃない!!」
「でもがいいんだにゃ〜〜〜〜」


大石はというと、校長を連れてゴールしていた。


「にゃ〜〜〜、大石に負けた〜〜〜〜」
「今回は勝たせてもらったよ、英二」
そうさわやかに大石が言った。



次に不二と河村が走った。
「タカさん、僕は負けないよ」
「ふ〜じこちゃん。俺だって負けないぜ!!」
何故かバーニングになっている河村。それをクスクスと笑う不二。

カードを引いた2人。
「え〜っと・・・・・・『ピアノが弾ける』クスッ、さんだね」
不二は本部席に行き、を呼び出した。
さん、いいかな?」
「不二君、なんて書いてあるの?」
「これだよ」
カードを見せてもらったはにっこりと笑い、不二とゴールに向った。

河村は『帽子』と書いてあるカードをもち、リョーマを担ぎゴールを目指していた。
そして1位に不二がゴールし、その数秒後に河村がゴールした。

「タカさん、僕に勝つのはまだ早いよ」
「ショッキーーーーーーーング!!」



そしていよいよ最終走。手塚と乾がいる。
「手塚、こんどこそ勝たせてもらうよ」
「俺だって負けない」
スタートをきり、横一列で50Mを走り、カードを引いた。

「俺のデータからの確率では『青学名物』はここだ」
乾の引いたカードにはこう書いてあった。
『青学の綺麗な男』
「り・理屈じゃない・・・・・」
乾はしぶしぶと不二のところへいき、ゴールを目指した。

「・・・・・・・・///」
手塚は何故か顔が赤くなっていた。
それはなぜかというと、手塚があの『青学名物』を引いたからだ。
「まさか俺が引くなんてな・・・・『好きな人をお姫様抱っこでゴールvv』
 仕方がないな・・・・・・」
そう呟くと、手塚は本部へと向った。
っ!来い!」
本部に戻ってきていたに手塚からの呼び出し。
「手塚君?」
「悪いが、あれを引いてしまった・・・・・・」
その言葉に本部からキャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜と言う声が上がった。
「う・うそ・・・・・・本当に??」
「ああ、だから・・・・///」
「分かった・・・・・///」
そして手塚はを抱き上げ、全速力でゴールに向った。


そして乾と同着でゴールした。
そして周りの声はイヤ〜〜〜〜〜〜とかキャ〜〜〜〜〜〜〜〜と言う声が上がる。

手塚はゆっくりとをおろした。
「まさか手塚が引くなんてな・・・・・」
「クスッ、それにしても凄い声まで上がったね」
「ああ」
「ばれちゃった・・・・・」
「仕方がないだろう、それにいつまでも隠しきれるものじゃない」
「そうだけど・・・・・」

こうして手塚との関係が公とされた。


ここまでの得点は赤:150  白:140  黄:200  青:190









そして部活対抗リレーが始まる。
まずは文化部からのスタート。

「さっ、みんな油断せずに行こう」(
、それ手塚君の・・・・・」(
「いいじゃない、別に」(
「そうそう、ベストを尽くすまでよ、ね?」(

「はい」(部員)


そしてスタートを切った。
コーラス部は1年に1人、2年に2人が走り、の順に走る。
第3走者まで互角に走り、にバトンが渡った。

!!いけ〜〜〜〜〜!!」(
「転ぶなよ」(

その声援にもこたえるため、は全速力で走った。

!!」
「任せて!!」

バトンはに渡され、も全速力で走る。

〜〜〜〜〜〜頑張れ〜〜〜〜」
菊丸の声援でスパートをかけた。

!!」
「了解!!」

にバトンが渡り、全速力で走る。

、頑張れvv」
「周助君vv」
にっこりと笑いながら走る愛香。そして、

!!任せた!!」
「OK!!行ってくる!!」

バトンがに渡った。

「いっけ〜〜〜〜〜〜〜!!」(
「抜け〜〜〜〜なら抜ける!!」(

は全速力で前の選手を抜いていく。そしてラストのコーナーで仕掛けた。

っ!頑張れ!!」
聞きなれた声の声援が上がった。走りながら声のした方に目をやってみると、
手塚が叫んでいた。

「うん!!」

はにっこりと笑い、スパートをかけ1位でゴールした。

「「「やった〜〜〜〜〜〜〜〜!!」」」
「ハァハァ・・・・・やった・・・・・」
「さすがだね」(
「ホントホント」(
「でも手塚パワー貰ったでしょ?」(
「エヘヘ・・・・・」(



そして運動部のリレーが始まる。

テニス部は越前、桃城、大石、海堂、菊丸、不二、手塚の順番で走る。
そして一緒に走る部は、陸上、野球、サッカー、運動部最強ともいえるところだった。

「さぁ、行くぞ」
「楽しみだね・・・・・」
「そうだにゃ〜」
「「「負ける気はない(っす)」」」
「でもタカさんと乾はいいのか?」
「ああ、俺はいいよ」
「データも取りたいしな。それと100M13秒内に入らなかった場合は
 この『改良版乾特製ペナル茶』が待ってるぞ・・・・」
そういい眼鏡を逆光させて不気味な笑いをしていた。

そしてスタートした。

「絶対あんなの飲まない!!」
リョーマは全速力で駆け抜けた。
「リョーマ!!頑張れ!!」
の声援でスパートをかけ、桃城にバトンを渡した。

「桃先輩」
「おうよ!!」

乾はタイムをみてがっかりしていた。何とか13秒内に入ったからだ。

「飲みたくねーな、飲みたくねーよ」
桃城も最初から全速力で走り、大石にバトンを渡した。

走り終えた桃城のところに乾が来た。
「残念だが、タイムアウトだ」
そしてペナル茶を飲んだ桃城はその場に倒れた。
「うわ〜〜〜〜〜絶対飲みたくにゃい!!」
「ふしゅ〜〜〜(後ずさり)」

走りながら見ていた大石はスパートをかけた。
「こりゃ、大変・・・・・」

大石は海堂にバトンを渡した。
「頼むぞ!!」
「っす・・・・・」

海堂は桃城のようにはなりたくないと強く想い、全速力で走った。
大石も時間切れで飲まされた。そして・・・・
「ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(バタッ)」
叫んで倒れた。犠牲者2人目・・・・・・

海堂は菊丸にバトンを渡した。
そして海堂も時間切れで飲まされた。
無言で倒れた。犠牲者3人目・・・・・・・

「ほっほ〜い。あんなの絶対飲まないもんね〜〜〜だ!!」
そういいながら全速力で走る。
「英二!!走れ〜〜〜〜〜〜〜!!」
「サンキュー、
からの声援でスパートをかけ、

「不二ッ!!」
「任せてっ」
バトンを不二に渡した。

「残念。時間内に入っている・・・・」
「うにゃ〜〜〜〜よかった・・・・・」

不二はいつものようににっこりと笑いながら走っていた。
「周助君!!頑張ってvv」
「ありがとう、vv」
の応援で全速力で走り、手塚にバトンを渡した。

「頼むよ」
「ああ」

「乾、タイムの方はどうだった?」
「ああ、時間内だ」
「そっか・・・・残念だな、もう一回飲みたかったのに・・・・」

手塚は相手を伺いながら走っていた。
そしてラストコーナーで仕掛けた。
「いけ〜〜〜〜〜〜!!国光!!」
彼女の応援で手塚はスパートをかけ、前の選手を追い越した。
そして堂々と1位でゴールした。

「手塚も時間内だ・・・・あ〜残念」
と悔しがる乾。


そして最後の種目、色別対抗リレーが始まる。

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