そして合宿が始まった。





AM6:00
もうこの時間に起きていた人たちがいた。
手塚に大石、河村はいつもの癖で早く起きてしまっていた。
もうひとり、も朝食準備のため早く起きていた。



AM6:30
この時間に乾、不二、海堂が起きた。
彼らは時間があるため、部屋でくつろいでいる。
その中は、下に降り、朝食の準備を始めた。


AM7:00
起きた彼らは食事の時間だと思い、それぞれ部屋を出る。

「おはよう、手塚」
「ああ、大石」
「おはよう、皆」
「やはりこのメンバーは起きるのが早いな」
「ふしゅ〜〜〜」
「愛香たちはまだ起きてないのかな?」
「さぁな、降りてみるか・・・・」

6人は1階へとおり、ダイニングに入った。
そこには規則正しい音が響いている。それにいい匂いもする。

「あっ、おはよう。皆」
が入ってきた手塚達に声をかけた。
だが6人は少し唖然としていたため、返事を返せなかった。
それはというと、はエプロン姿で6人に微笑んだからだ。

((((((え・エプロン姿///)))))))



「ん?どうしたの」()
「いや・・・・・おはよう(初めて見てしまった。のエプロン姿///)」(手塚)
「あっ、おはよう。さん(よく似合ってる・・・・・///)」(大石)
「おはよっす・・・・(似合い過ぎっスよ、ふしゅ〜〜〜///)」(海堂)
「おはよう、(いいデータが入った///)」(乾)
「おはよう、さん。俺、手伝うよ(可愛過ぎる///)」(河村)
「似合ってるね、そのエプロン姿(も似合うけどねv)」(不二)
「ありがと」

実は大石、河村、乾、海堂はに思いを寄せていたことがあった。
しかし、いつの間にか手塚と付き合っているとしり、諦めたのだ。




河村と大石、海堂はの手伝いを、手塚、不二、乾はテーブルに着いた。
それから15分たったが、あとの12人は全く降りてこない。

「まだ起きて来ないのか!あいつらは」
TERUKIたちはどうでも、テニス部員の3人が起きて来ないのに苛立つ手塚。
「越前、桃城、菊丸は常習犯だしな」
乾は当たり前のようにさらりと言う。
「全く英二達は・・・・・」
大石は胃を抑えながら言う。
たちも降りてこないね」
彼女がいないのが寂しそうに言う不二。
「起こしに言った方がいいかな?」
と問いかける河村。
「ふしゅ〜〜〜〜〜〜〜」
ふしゅーと息を吐く海堂。
「う〜ん、8時まで起きて来なかったら、起こしにいこう。それより朝ごはんにしよ!」

7人は残りをほっとおいて、朝食を楽しんだ。
そして8時5分前に、菊丸が起きてきた。




AM8:00
とうとう越前、桃城、が起きてこなかった。(もちろんTERUKI達も)
「起きて来なかったな・・・・・・」(手塚)
「そ・そうね・・・・・」()
「仕方ないな、起こしに行こう」(大石)
「じゃ、僕はを起こそうvv」(不二)

手塚、、不二、大石の4人はまだ寝ている3人の部屋へと移動した。


越前room――――

この部屋には手塚とが起こしに入った。
越前はベッドの中で丸くなっていた。

「越前君、朝だよ。起きて!!」
が越前に問いかけるが、全く答えない。
その間手塚はカーテンを開け、光を入れる。
光が入り、眩しいのか越前は更に布団の中にもぐってしまった。

が何度も起こそうとしたが、全く起きる気はない。


「越前!いい加減にしろ。このペンション周りを走ってもらうぞ!!」
とうとう切れてしまった手塚。
その怒鳴り声でむくっと起き上がる越前。
「それはないっすよ、部長・・・・・」
「なら早く起きて来い!」
「ウィーッス・・・・・」




桃城room――――
ここには大石が起こしに入った。

「おい、桃城。起きないか!!」
「あと少しだけ・・・・・・」

桃城は更に熟睡をする。
「こりゃ、大変・・・・・」
大石はあるものを出し、桃城に近づけた。

「おい桃城、お前寝坊でペナル茶を飲ませるって乾が言ってたぞ」
そう桃城に呟くと、ばさっといわんばかりに起き上がる桃城。
「それだけは嫌っすよ!!大石先輩・・・・・って持ってるし!!」
「なら早く起きることだな」
「へーい」




room――――
ここにはもちろん不二が起こしに入る。

vvおはようvv朝だよ」
不二の甘い声でを起こす。
「ン・・・・周助くん・・・・」
「起きたかな?」
だがはそのまままた眠りに入った。

不二は『仕方ないな〜』と言いながらの唇に軽く口付けを落とした。
「ン・・・・・」
vv」
「周助君・・・・・」
「おはようvv」
「おはよう・・・・」
「もう8時を過ぎたよ」
「そうなんだ・・・・・ってあー!!達と食事当番!!」
「それは大丈夫。さん、1人でやってたから」
「そっか・・・・」



そして青学メンバーがダイニングに全員集まった。
達は食事を取りながら、今日のメニューを聞いていた。

「それじゃ、今日のメニューだけどまずお昼まではそれぞれのパート練習。
 お昼からは実際にあわせてみる。いいかな?」
「ああ、それよりTERUKIさん達はいいのか?」
「あの状態じゃ昼まで起きて来ないわよ!夜中ドンチャン騒ぎしてたんだから・・・・」
「そうそう、あたしそれであんまり寝れなかったのよ!!」
も!実は私も・・・・・」

そうGRAYの6人が夜にも拘らず、お酒を飲みドンチャン騒ぎしていたため、
彼らの睡眠の妨害となっていたのだ。

「それじゃ移動しよう。いい練習場所を用意しているから」
に着いていく彼ら。はやりここにも録音ブースとレッスン室があった。
レッスン室には昨日、TERUKIたちが持ってきた楽器が置いてある。
彼らは早速練習に取り組んだ。


ギターはそれぞれ合わせながら、ベースは絃の調整、ドラムはそれぞれの練習
キーボードは指タッチから曲の練習に取り組んでいく。
その間残った達は、発声練習。








そのまま朝の練習が終わり、13人はダイニングルームへ戻った。
戻ったのはいいが、やはりTERUKIたちはまだ起きていなかった。




簡単にお昼を取り、しばしの休憩。


「ふぁ〜〜〜〜〜〜・・・・・よく寝た・・・・」(TE)
「よし、練習するぞ!!」(TA)
「叫ぶなよ、TAKU。頭に響く・・・・・」(HI)
「だからドンチャン騒ぎは止めようっていったんだよ!!」(KA)
「とかいってお前も騒いでただろう・・・・」(TO)
「酒入ると俺たち、止まんないしな」(SHI)
あはは・・・・・と笑う6人。



その姿に呆れ果てる
12人は唖然としていた。


「で、酔っ払い6人。ご飯食べるの?食べないの?」
が少し怒りながらTERUKIたちに問いかけた。
「あっ、食べる!!」
「腹減った!」
「ご飯・・・・・」
「飯食いたい!!」

彼らのご要望にはキッチンに入り、彼らのご飯を用意し始めた。
そしてが彼らに差し出すと、ガツガツとご飯に飛びついていった。

「よし、俺らが飯食い終わったらパート練習な」(TA)
「パート練習ならさっきまでやってました!!」
「なら本格的に合わせるか!早く終われば遊べれるぞ!!」
「それじゃ、早く食べてね」
はにっこりと笑いながらそう言うが、なにか黒いものを発生しているようだった。
「「「「「「はい・・・・・・」」」」」」
その微笑に怯む6人。



「あーあ、がまた黒くなってる・・・・」()
「あはは・・・・・(苦笑)」()
「まっ、仕方ないよね・・・・・向こうから合宿と言ってながらこれだもん・・・・」()





6人の食事が終わり、再度レッスン室に戻った。
そして、一度全部通して合わせる。
彼らの成長ぶりにはTERUKI達も吃驚するものであった。


「お前ら、凄すぎだな・・・・・」(TE)
「よくここまで・・・・・」(TA)
「うん・・・・同様、お前ら本格的にやらないか?」(HI)
「そうだぜ、もお前らが一緒ならやるかもしれねーし」(KA)
GRAYの4人は彼らにデビューしないかと誘い出した。



「いえ、お断りします。俺にはテニスがありますので・・・・」
とあっさり断る手塚。
手塚に続いて、大石たちも断った。
はやり自分にはテニスが一番だといって。



「よし、今日の練習は終わりだ!皆テニスするぞ!!」(KA)
「うっしゃ〜〜〜〜、暴れまくってやるぜ」(桃城)
「久々だにゃ〜〜〜、最近は練習と受験勉強で出来なかったもんにゃvv」(菊丸)
「先輩たち、腕落ちてませんよね」(越前)
「クスッ、楽しみだね」(不二)
「これはちょうどいい機会だ。桃城、海堂、越前の新たなデータを取らせて貰おう」(乾)
「ふしゅ〜〜〜〜〜」(海堂)
「こりゃ大変・・・・」(大石)
「そうだね・・・・」(河村)
「よし、後は手塚に任せるぞ!」(TA)
「はい。全員着替え、コートに集合だ!!」(手塚)
「「「「はーい(ウィーッス)」」」」


「貫禄があるな、手塚」(TE)
「それはそうですよ。あれで全国制覇したんですから」()
「それより、あたし達はどうする」()
「一緒にしないのか?」(HI)
「あたし達、テニスは全く出来ないですから」()
「なら海に行ってみたらどうだ?」(TO)
「少し寒いかもしれないけど、景色は最高だからさ」(SHI)
「じゃ、そうしようかな・・・・」()



手塚達はテニス、達は海へと行った。






海の方へ向った彼女達。
そこには白い砂浜、青い海が広がっていた。

「うわ〜〜〜〜、綺麗!!」()
「ホント・・・・・」()
「後で周助君と来ようvv」(愛香)
「それいいかも!ここは夕焼けが一番綺麗なんだよ」()




その頃、テニスコートでは・・・・・・・

ウォーミングアップが終わり、試合をしようといいだしたTERUKI。
くじで決まった組み合わせはこうなっていた。

越前vsTAKU、桃城vs海堂、河村vsTOSIKI、大石vsSHIGERU
不二vsKAZU、菊丸vsHISA、手塚vsTERUKI


「お前ら覚悟しとくんだな!」
と張り切っていたGRAYの6人だったが、1セット終わるとゼエゼエと疲れ果てていた。



「まだまだだね・・・・」
越前は右にラケットを持ったままそう言う。
「へっへ〜ん。俺の勝ち!!」
久々の勝利に浸る菊丸。
「僕に勝つのはまだ早いですよ」
にっこり微笑む不二。
「物足りないぜ!バーニング!!」
試合が終わってもラケットを放さず、バーニング状態の河村。
「大丈夫ですか?」
疲れ果てている6人に問いかける大石。



その間に彼女達も海から帰って来た。
「あらら・・・・・」()
「かなりやられたのね・・・・・」()
「あーあ、周助君の試合見たかった」()
「そんなに言うなら、もテニスする?」(不二)
「でもウェアもラケットもないのに?」
「ラケットは俺らが貸してあげるにゃ!」(菊丸)
「でも英二、シューズがないのよ」
「そうだよ、テニスシューズなければコートにも入れないし」
「別にいいじゃん」(越前)
「いい事はない!怪我をするぞ!」(手塚)
「そういうことだから、私達は出来ないよ!」()






そのまま4つのカップルは話しこんでしまっていた。
TERUKIたちは伸びたまま、大石たちは組み合わせを変えて試合をしていた。















こうして、1日のスケジュールが終わった。






夜――――――――――

食事が終わり、それぞれ温泉に入りに行った。

「気持ちいいっすね。さすが温泉」
温泉にただただ浸る越前。

それぞれが温泉を楽しんでいた時、隣から彼女たちの声が聞こえだした。
それに気づいた菊丸たちは彼女達に声をかけた。

「お〜い、〜〜〜〜〜〜!!」
「なに!!」


vv」
「どうしたの周助君vv」
「そっちも気持ちいい?」
「うん、最高!!」











「それにしてもさ、って胸おっきいよね」
の言葉に噴出す彼ら。
「ちょ、ちょっと・・・・・ッたら///」
「羨ましいな、あたし見たいのがほしい」
まで」
「ねぇ、どうしたらそこまで大きくなれるの?」
「もう、まで///」

彼女達の何気ない話で鼻血を出していた手塚、大石、河村、乾、海堂、桃城。
かなり刺激があったのだろうか・・・・・

「まだまだだね・・・・・」
vv僕はありのままのが好きだからね」
「俺もだからね、〜〜〜〜vvあとね、手塚たちが鼻血出してるよ」
「うそ!!手塚君、大丈夫?」
菊丸の言葉に心配し、問いかける
だが手塚は何も言えない状態であった。







こうして合宿は終わったのであった。













そして、文化祭にむけてラストスパートに入った。


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