そして土曜日・・・・・・・・ AM:9:45 集合場所の公園にもう来ていた人物が2人。 「手塚、早いな」 「まぁな」 さすが手塚と大石はくるのが早かった。 そのあとから菊丸、、不二、、河村、乾、海堂も来た。 そして集合時間ギリギリで桃城、越前、が来た。 「おはよっす」 「ゴメンね、遅くなって・・・・・さっ、行こう!」 がそういうと、彼らの頭の上に?マークが浮かんだ。 「待て、!はどうした?」 が来ていないのを問いかける手塚。 「、準備があるからこれないって、だからあたしが皆を連れてくるように言われたの!」 「準備って何やっての?」 「だから今日の練習のためだよ。とにかく行こうよ!」 そして団体はの家に向って移動し始めた。 その頃・・・・・・ はブースの準備で大忙しだった。 「え〜っと、これで録音は出来るし、楽器も全部用意したし・・・・ こんなものかな・・・・・」 色々な機材があって、全くの素人が触るとどうにかなってしまうほどの種類。 は父親が作っていたマニュアルを見ながらそれぞれのテストをする。 「!大丈夫?」 母親がブース内に入り、に問いかけた。 「うん、全部正常に動いてるから大丈夫!」 「ならいいけど・・・・・あっ、そうそう!今日、TERUKI君たち来るからね」 「TERUKIさん達が?なんで?」 「う〜ん、パパが呼んだらしいんだけど・・・・・とにかく対処の方よろしくね」 「解った!ひのきは?」 「もう出かけたわよ。それじゃママも出かけるわね」 「いってらっしゃ〜い」 母親が出かけると同時に達が到着した。 「あら、ちゃん」 「今日は、おばさん。は?」 「もうブースにいるわよ」 「ありがとう」 達は家の中に入り、ある扉を開け地下へ続く階段を下りていく。 下りると2つのドアがある。 は1つのドアを開けた。 「?」 「・・・・もう来たんだ」 「うん、皆連れてきたよ」 「ありがと!皆、まずこっちに入って」 に呼ばれ、彼らはブース内に入る。 彼らは入ると周りをキョロキョロと見渡す。 「とりあえず、座って。今日やるメニューを教えるから」 彼らは用意された椅子に座る。 とはお茶を用意し、それぞれ配り、今日やることを話した。 「今日は、まずそれぞれ歌って、それから楽器の練習をする。 今回ライブで歌う曲は今渡したリストに書いてある。 それぞれに歌ってもらうからね。それとユニットの方だけど、 それも今日に決めて、早速練習しよう。いいかな?」 「ああ、それでいいだろう」 の話しに了承を得るように答える手塚。 「ユニットはあとにして、とりあえず歌ってみようよ。1人ずつ」() 「そうだね、まず誰からいく?」() 「くじでいこうよ!」() そして13人は簡単に作られたくじを引いた。 順番は菊丸、桃城、不二、海堂、河村、越前、、手塚、大石、、 乾、、の順だ。 「じゃ、まずは菊丸君ね。こっちに来て」 に着いていく菊丸。 はマイク調整し、菊丸にヘッドフォンを耳に付けさせた。 「曲が流れ出したら、歌ってみて。思うように」 そういって扉を閉め、は機材へと向った。 「菊丸君!聞こえる?」 が菊丸に問いかけると、OKサインを身体を使って表示した。 そして曲を流し始めた。 彼らがそれぞれ選んだ曲を流していく。 そして順番にそれぞれ歌っていく。 さすが自分で選んだだけ、歌にも熱が入っていた。 といっても乾は少し例外であるが・・・・・・ 最後のが歌うため録音ブースに入ろうとしたとき、4人の男性が機材ブースに入ってきた。 「お、やってるな」 「なに、今からが歌うのか?」 「やっとその気になったんだ?」 「なんなら俺たちがサポートするぜ!」 11人は??マークを再度飛ばしていた。彼らは一体何者なのか?と・・・・ 「TERUKIさん、TAKUさん、HISAさん、KAZUさん!」 「「「「よっ!!」」」」 が彼らをそう呼ぶと、菊丸と桃城が声を上げた。 「「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!GRAYだ!!」」 そう彼らは今や人気ロックバンド、GRAYの4人。 「うわ〜〜〜、本物だ〜」(菊丸) 「モノホン見れるなんて思いもしなかったす」(桃城) 「ねぇ、。本当にこの人たちGRAYなの?」() 「そうだよ、本物!」() 「そうなんだ!KAZUさん、カッコいい!あたしファンなんだ!」() 「でもなんでGRAYが?」(大石) 「そうだよね・・・・」(河村) 「ふしゅ〜〜〜〜」(海堂) 「ふ〜ん、GRAYね・・・・」(越前) 「僕も何回か聴いたことはあるよ、GRAYの曲」(不二) 「・・・・・・・・・・」(手塚) 「GRAYの曲は結構いい曲ばっかりだしね」() 「おっ、いい事いってくれるね。君もしかしてちゃん?」(TA) 「憶えててくれたんですか?」 「もちろん!とよくここに来ていたからね」 「うわ〜〜嬉しいです」 は彼らに覚えていてもらえて喜んでいた。 「ママから聞いてはいたけど、今日はなんで来たの?」 が4人に問いかけると、TERUKIが答える。 「貴久さんに頼まれたんだよ。が学際でライブやるっていってたから、 ギター等を教えてやってくれってさ」 「パパがそんな事言ってたんだ・・・・・」 「しかも昨日だぞ?」 「昨日?じゃ、あの電話のあとにかけたんだ・・・・・」 「まっ、仕事がOFFだったしな」 「そっか・・・じゃ、今日はよろしくお願いします」 「今日だけじゃないぞ!」(HI) 「え?」 「学際が終わるまで、俺たちがしっかりと教えるとこにしたから」 「ちょっと・・・・・いいの?仕事は??」 「暫くOFFなんだよ。だからみっちりと扱いてやるからな」(TA) 「それより、歌うんだろ?何にするんだ?」(KA) 「あっ、この前練習したこれ」 「よし、お前マジで歌えよ」(TE) 「えっ・・・解った・・・・」 は録音ブースに入り、ヘッドフォンをつけた。 「よし、流すぞ!」 そして曲を流した。 が歌い終わり、録音ブースから出た。 「相変わらずいい声してるな」 「まーね、毎日歌ってるし・・・・」 「よし、楽器の方の練習に入るか!」 「じゃあ、移動しよ!隣の部屋に」 彼らは隣のレッスン室に移動した。 そこにはが準備したギター、ベース、ドラム、キーボードが用意されていた。 「よし、それぞれのパートに別れてみろ!」 TAKUの声で彼らはそれぞれの楽器の方へといった。 「じゃ、俺ドラムいく」(TE) 「俺はもちろんギター」(HI) 「俺はベース」(ka) 「俺もギターの方へ行くか」(TA) TERUKIたちもそれぞれの楽器の方へ行った。 「君たちがドラムか・・・・・俺が教えるからな。よろしく」 「よろしくお願いします。河村です」 「乾です。だがTERUKIさんはボーカルのはずじゃ・・・・」 「ははは・・・・俺、ボーカルやる前にドラムやってたんだ。そこそこは出来るぞ!」 「俺がベースを教える。よろしくな」 「よろしくお願いします。手塚です」 「海堂っす」 「おう、それより手塚。お前本当に中学生か?」 「KAZUさん。それを言わないで!!」 「俺たちがギターを教えるからな」 「よろしく」 「わ〜〜〜〜〜、俺、嬉いっす。特にHISAさんのギター好きなんす。 あっ、桃城っす。桃って呼んでください」 「俺、GRAYの曲結構好きなんだにゃ。菊丸英二で〜す」 「越前っす」 「大石です」 「それじゃ不二君。こっちも練習に入ろうか?」 「そうだね」 そしてそれぞれ練習を開始した。 さすがロックバンド、教え方が軽音とは全く違う。 彼らはますます上達していった。 TAKUは合間をとってキーボードの方にも来てくれた。 そして時間はお昼。 彼らが練習をしている間、彼女達は上にあがり昼食の準備をしていた。 「よし、休憩にしよう」 彼らは楽器をおき、それぞれ休憩に入った。 「あっ、休憩に入ったんだ!皆、お昼食べるでしょ?」() 「もうそんな時間か・・・・」(手塚) 「もうお腹ペコペコだにゃ〜」(菊丸) 「そうだね」(不二) 「腹減った〜〜〜〜〜」(桃城) 「桃先輩はいつだってそうじゃないっすか」(越前) 「TERUKIさんたちもいるでしょ?」 「もちろん!」 は一度ブースを出て、達と食事を持ってきた。 「はい!皆取りに来て!!」 彼らは食事を取りに彼女たちのところへ行く。 そして食事を楽しむ。 「ねぇ、先輩って何者なんすか?」 越前の言葉に視線はに向かれる。 「何者って言われても・・・・・普通の女子中学生」 「そうじゃないっすよ。GRAYとも知り合いみたいだし」 「俺も知りたいっす」(桃城) 「俺も俺も〜〜〜〜〜!」(菊丸) 「それは俺が教えてあげるよ。貴久って知ってるか?」(TE) 「あっ、俺知ってる。有名な音楽プロデューサなんだよ」(大石) 「その貴久がの父親だ。それで俺たちGRAYのプロデューサでもある」 「それでこのブースがあるんですね」(不二) 「うん。事務所でも録音できるんだけど、パパの趣味で家にもつけたの」 「それであたしもよくここで歌っていたな・・・・」() 「そうそう、いつもとちゃんはここに来ては歌っていたからな」(TA) 「それで先輩の家でやろうっていったんだ・・・・・」(越前) 「私たちも時々ここで練習もした事あるしね」() 「でものお父さんが、まさか音楽プロデューサなんて知らなかったよ」() 「でもイイにゃ〜、GRAYと知り合いなんてさ」(菊丸) 「そうっすよ、羨ましいっす」(桃城) 「何言ってんだよ、もう俺たちはお前たちの知り合いだぜ」(KA) 「じゃ、あとでサインねだったりしてもいいですか?」(河村) 「別にいいけど・・・・・」(HI) 「いいデータが入るな。本当に・・・・」(乾) 「ふしゅ〜〜〜〜〜〜」(海堂) 「それより。このあとはどうするんだ」 手塚がに問いかけた。 「えっとね、ユニットを決めて練習するんだけど・・・・・」 「このメンバーでユニットを作るのか?」 TAKUがに問いかけてきた。 「うん。13人で2つのグループに分かれようと思うの。 だからテニス部は4,5人に分かれて、私達は2人ずつに分かれようと思って」 「なら俺が選んでもいいか?」 「TAKUさんが?」 「ああ、13人見ていたら分けてみたくたってな。やっていいか?」 「いいけど・・・・色々試してみようとは思ってたし」 「よし、俺的はな・・・・・」 TAKUが分けたグループはこうなった。 手塚、、不二、大石、越前、 菊丸、、、河村、乾、桃城、海堂 と分けたのである。 「どうだ?」 「TAKUさんもこう思ってたんだ」 「なんだ、もか」 「うん。このメンバーなら上手くいくかなって・・・・」 「それで曲目は」 「えっとね・・・・・・」 とTAKUはそれぞれ話を進めていく。 「よし、手塚たちは録音ブースへ移動だ。残りはさっきの練習! HISAとKAZUはここに残ってくれ」 「「了解!」」 録音ブースに移動した6人とTAKU、TERUKI。 「さっそくだが、これを歌ってもらいたい」 TAKUが歌詞を6人に渡した。 「Don't Look Back さっき私が歌ったのじゃない」 「そうだ。これを6人で歌ってほしい。とにかくブース内に入れ!」 「それじゃ、まずはとちゃんで歌ってもらおう。 君たちはまずは音を覚えてくれ。は手塚、不二のパート、 ちゃんは越前、大石のパートを歌ってくれ」 「「はーい!」」 「よし、流すぞ」 そして2人は歌い、リズムをとっていく。 一度歌い終わり、今度は彼らも一緒に歌った。 そして菊丸たちと交代し、レッスン室へと戻り練習をした。 時間は刻々と過ぎていき、5時を過ぎた。 「今日の練習はここまでにしよう。お疲れ」(TA) 「もう、こんな時間になっていたんだな」(TE) 「たのしかったな」(KA) 「そうだね」(HI) 「今日はありがとうございました」(手塚) 「「「「「「「「「「「ありがとうございました」」」」」」」」」」」」 そして地下から上へと上っていた。 「そういえば、学際いつだ?」 「11月の第2週の土日でやるよ」 「ならいけるな」 「もしかして来るつもり?」 「当たり前じゃん、あと乱入しようかな?」 「TERUKIさん、それだけは止めて!学校中がパニックになる」 「そうか・・・・残念だな。だけど見に行くからな」 「解った・・・・・」 「だったら来週の土日も練習できるな。泊まりでやるか?」 TAKUの発言に唖然とするメンバー。 「そうだぜ!来週にはあわせてやろうぜ!」 「面白そうだね」 「なっ、そうしようぜ!」 TAKUの言葉に更に煽るTERUKI、HISA、KAZU。 「ど・どうする?手塚君」() 「そうだな・・・・・それもいいかもしれない。せっかくの機会だしな」(手塚) 「俺、合宿にさんせーだにゃ〜」(菊丸) 「俺もっす」(桃城) 「俺も賛成!」(河村) 「俺も賛成だな」(乾) 「賛成っす」(海堂) 「オレも・・・・・」(越前) 「俺も賛成だよ」(大石) 「僕ももちろん賛成だよ」(不二) 「あたしも合宿に賛成!!」() 「私も」() 「あたしもあたしも!!」() 「決まりだな・・・・・」 「でも、どこで合宿するの?」 「まぁ、任せておけ!皆、親にはちゃんと言うんだぞ!」 「はーい!!」 そしてそれぞれ家路に向っていった。 それからいつものように学校へ通い、練習して合宿の日を迎える。 なかがき さてさて、文化祭シリーズが結構長くなってしまう。 せめて4話くらいで終わらせるつもりだったのに・・・・・長くなってしまう・・・ 次は合宿編!一体どこへ行くんだろうね? え〜新キャラが現われました。名前みると解る人はいると思いますよ。 うん。少し名前変えただけだしね・・・・・・ それにしてもヒロインたちの家族構成をしっかりと書かないといけないですね。 もちろんテニキャラたちの家族構成は10.5巻どおりですから! ではでは次にご期待下さい。 ![]() ![]() ![]() |