さて、試合開始!!
「ダブルス2。コートへ」
審判のコールとともに、選手がコートに入っていった。
「ほんじゃ行って来る!!ちゃ〜〜ん。俺、ぜ〜〜〜ったい勝つからね」
そう言いながらも丸井は、フェンス越しの彼女に両腕をブンブン振りながら言っていた。
ジャッカルがため息をつきながら、丸井の襟裳と掴みコートに引きずっていく。
「周助君。頑張ってねvv」
「もちろん。さぁ、タカさん。行こう」
「ウン・・・・」
久々の試合で、緊張しているのか河村はうろたえてた。
「河村くん・・・大丈夫?」
河村の態度にも声をかける。
「だ・大丈夫・・・」
「タカさん。ほら、元気のもと!!」
不二がラケットを渡すと・・・・・
「ヨッシャ〜〜〜〜〜〜!!燃えるぜ、バーニン!!」
久々登場。バーニングタカさん!!
その姿にと以外は「懐かしい」と言わんばかりの顔をする。
そして・・・・
「なんや、テンションいきなり高こうなった」
「河村くんって・・・ラケットもつと人が変わっちゃうんだ・・・」
初めてバーニングをみた2人は唖然としていた。
もちろん、ひのきもそうなんだが・・・・・・
「おもしれ〜〜〜〜!!」と大いに笑っていた。
「天才、不二周助・・・去年、あの赤也を倒した・・・」
「まっ、勝つのは俺らっしょ。あいつシングルス強えーけど、ダブルスはそんな事ないんじゃねーの?」
「よっしゃ〜〜、ふ〜っじこちゃん。やってやろうぜ!!」
「うん」
『それでは青学対立海大 ダブルス2の試合を行います。
1セットマッチ、河村 トゥサーブ!!』
審判のコールが鳴り響き、試合が開始された。
「タカさん。いつも通りに行こう」
「OK、ふ〜っじこちゃん!!燃えるぜ!!バーニン!!」
気合を十分に入れ、河村はバーニングサーブを叩き込んだ。
「なんだ!!この重い玉・・」
サーブを受けた丸井は、力を込め、ストレートにリターンした。
不二はすぐポーチに入り、軽いボレーを繰り出す。
『15−0』
それから1ゲームごとにデュースが続き、試合は1セットマッチなのにもう1時間を越えていた。
「秘儀、綱渡り・・・どう、天才的?」
試合の中、丸井の妙技が炸裂する。
そして鉄壁ディフェンスのジャッカルがドンドン拾っていく。
もちろん、青学も負けてない。
不二のトリプルカウンターと河村の波動球も健在だ。
どっちが勝ってもおかしくない状況。
『ゲーム立海大 6−6 引き分けとします』
長い試合にピリオドが下った。
今回はタイブレークなしの試合のため、引き分けとなった。
「あ〜あ、タイブレークがあったら勝てたのに・・・」
不貞腐れながら、丸井はガムを膨らませ不二と握手する。
「クスッ、君のボレーにはかなりやられたけど楽しかったよ」
「良い試合だった」
ジャッカルは河村と握手を交わす。
「ありがとう・・やっぱり君たちは強いや」
そしてコートを出ると・・・・・
「2人ともお疲れ様」
にこやかに微笑み、が2人にタオルとドリンクを差し出した。
彼女の微笑みに・・・・・
「ありがと〜〜〜!ちゃ〜〜〜〜〜〜ん」
丸井は思わず、ラケットを投げに抱きつく。
その姿に・・・
「なにしちょるん!!離れ!!」
「全く君って人は・・・」
「ダメッすよ、丸井先輩。先輩に飛びついちゃ・・・」
「お前の練習メニューを追加した方がよさそうだな」
4人がかりでから丸井をべリッと剥がす。
「あはは・・・ジャッカル、丸井。お疲れ様。さぁ、次はダブルス1だよ」
幸村が微笑みながら、次の試合のことを出した。
「それじゃ、行きますか・・仁王君」
「プリッ。ちゃん、しっかり見とって」
「行きますよ・・・・さん、私たちのプレーをしっかり見てくださいね」
ラケットを持ち、眼鏡をクイッとあげるとコートに入っていった。
その頃・・・・
「よし、いつも通りに行こう」
「OK!!前回は負けちまったけど、今度は勝とうね。大石」
「ああ」
大石と菊丸はハイタッチをし、コートに入る。
「秀ちゃん、頑張って〜〜〜」
「英二、最初から飛ばしすぎないでよ・・・」
彼女たちのエールを受け、ゴールデン・ペアもコートに入っていく。
「またお前たちと戦えて嬉しいぜよ」
「今回も我々が勝利を頂きます」
さっそく挑発するかのように、2人に言う。
「へっへ〜んだ。俺たち負けにゃいもんね〜〜」
「ああ。借りはきっちりと返したいからね」
『1セットマッチ、大石トゥサーブ!!』
審判の声が響き、ダブルス1の試合が開始された。
初っ端から2人のコンビネーションは抜群!!オーストラリアンフォーメーションを披露する。
だが仁王と柳生も無敵のダブルスの異名に恥じないためのコンビネーションも抜群だ。
不二&河村VS丸井&ジャッカルの試合同様、ラリーの応酬。
1ゲームごとにデュースの繰り返し。
試合が繰り広げられているころ・・・・・
「なんや、もうダブルス1かいな・・・」
「遅くなっちまったな・・・」
「あーあ、丸井君の試合終わったちゃってる(しゅん)」
聞きなれた声・・・・なんと青学サイドに氷帝人が現われた。
「氷帝!!」()
「君たちも来たんだね・・・クスッ」(不二)
「なんていったって立海大と青学の試合だからな」(宍戸)
「僕達も見に来ました」(鳳)
「ところで・・・・・久しぶりやな〜〜ちゃんvv」
「ちゃ〜〜〜ん、ひっさしぶり!!」
を見つけた忍足と芥川が寄ってきた。
「久しぶり・・・」
「俺様もいるぜ・・・お前、メアドあるんだからメールくらいよこせ」
でた。俺様・・・・何様、俺様、跡部様・・・・
「跡部君・・・・」
の人気に、周りは目を向ける。
「あれ?侑ちゃんやないの!!」
が忍足を見つけ、声をかけた。
「んあ?なんや、やないか・・・こないなところでどないしたん?」
「あたしは青学生徒やで!!応援や!!」
「そうやったな・・・制服似あってで」
「そう?ありがとうな・・・」
2人で関西弁炸裂!!
「おい、忍足・・・」
「・・・」
「「なんや?」」
跡部とが名前を呼ぶと、見事に関西弁がハモル。
「2人はどういう関係で・・・・?」
が問いかけると、「幼馴染みや」とが答える。
そんな話をしていると・・・・歓声が上がる。
「出た。ゴルフ打ち!!」
柳生のゴルフ打ちが炸裂し、コートを貫く。
「これにて遊びは終わりです。アデュ」
仁王&柳生ペアはスパートをかける。
だが、ゴールデンペアも負けてはいない。
新たなフォーメーション『大石のテリトリー』を繰り出した。
大石の後ろに菊丸が瞬間移動をし、カバーする。
隙が出来た所に大石が攻撃するフォーメーション。
そして・・・・
『ゲームセット、ウォンバイ青学 7−5』
あの無敵ペアに勝利した。
「あーあ、負けちまった・・・ちゃんとのデート・・・」
「仕方ありませんね・・・諦めましょう・・・」
そう言いゴールデンペアと握手を交わす。
「さっきからにゃ〜っに言ってんの〜?」
「俺たちのこと忘れてないかい?」
握手を終えると、コートを出た。
「負けてしまいました・・・彼ら、強くなりましたよ」
からタオルを受け取り、そう話した。
「あーあ、ちゃんとデートできひん・・・」
そう言いへこむ、仁王。
「仁王君・・・お疲れ様」
そう言い、は微笑顔でドリンクを渡した。
「ありがとうしゃん・・・次勝つからデート考えといて」
ドリンクを受け取り、仁王は元気を取り戻したのであった。
さぁ、シングルスが始まる・・・・・・
さてさて、ダブルスの試合をお送りしました。とは言うものの・・・試合のシーンは難しい・・・
兎に角ここはタカさんのバーニング復活!!ってことで・・・(それでいいのか!?)
そして氷帝人登場!!また人数が・・・(汗)
これ以上増えたら・・・って何処まで増やすんだ!?私!!
このドリームに関するご意見、ご感想等をBbsにて受け付けています。
気軽に書き込んでいってください。よろしくお願いします。
next
back
Dream Topに戻る