土曜日・・・・・・
とうとう、青学VS立海大のリベンジ?練習試合が行われようとしていた。
今回は青学のコートで団体戦が行われる。
既に青学選手はアップを終え、立海大選手が来るのを待っている。
何処から情報が漏れたのか、ゾクゾクと他校の偵察がコートを覆い始めた。
「うっへ〜〜、スッゴイ偵察の数・・・」(菊丸)
「どれくらい来てるんだろうね・・・乾、解る?」(不二)
不二が問いかけると、乾は既に双眼鏡とカウンターを持ち偵察班の人数を調べていた。
「あはは・・・相変わらずだね・・・」(河村)
「ホント、恐ろしいヤツだよ・・・」(大石)
そんな話をしていると、中等部のメンバーと彼女達もやってきた。
「秀ちゃ〜〜ん。応援に来たよ」()
「それにしても凄い偵察の数ですね・・・」()
「乾先輩、もうデータ出たんですか?」()
朝子の問いかけに、乾は双眼鏡を外した。
「偵察班、約60人。過去最高の記録だ」(乾)
そう言い、ノートに書き込んでいく。
「それだけこの練習試合は注目されとるっちゅうことやね・・・」()
「うん・・・・」()
「ところで、まだ来てないみたいですね。立海大・・・」(桃城)
「そういえば、いないっすね・・・」(越前)
周りをキョロキョロと見渡していると、歓声が上がった。
「来たみたいっすよ・・・」(海堂)
歓声の方を見ると、立海大の7名がこっちに向って歩いてきた。
「やぁ。今日はよろしく頼むよ」
立海大の代表として幸村が手塚に手を差し伸べた。
「ああ・・・」
手塚は幸村の手を握り、そう言った。
「何か凄いね・・・」()
「うん・・全国大会並みだよね・・・これって・・・」()
「それに・・・偵察班だけじゃない見たい・・・立海大応援団までいる」()
「なぁ、ちゃん・・・」
「なに?」
「立海大っていったら、『精ちゃん』がいるんだよな?」
「そうだけど・・・」
双子はなにやら話している。
「と言うことは・・・・・・・」
ひのきはやたらと背中に冷や汗をかいていた。
「あの『オヤジ』いるんだよな?」
「オヤジ!?」
ひのきの言葉には?マークを浮かばす。
その頃・・・・・
「ちゃん。オレぜ〜〜〜ったい勝つからね。天才的妙技、しっかり見てよ」
やる気満々にケーキを頬張る丸井。
「今回も勝つから、褒美にデートして」
勝つから褒美!!というように催促する仁王。
「はぁ〜。全く君たちは・・・さん。我々は絶対に負けません。しっかりと見ていてください」
というより、僕を見ててくださいといわんばかりの柳生。
「貞治の借りをきっちり返す。俺のデータは確実なことを証明してみせる。
もちろん、を退屈にはさせない」
細めながら、にっこりと微笑む柳。
そして・・・・・・
「あーあ。俺も試合でて、先輩にいいところみせたかったっす」
このモジャモジャ頭の切原も実は、彼女を狙っていた1人である。
「真田。ちゃん、人気者だね〜〜」
幸村はクスクスと笑いながら、真田に言う。
「まったくあいつ等は・・・試合前なのにたるんどる!!」
「そう言いながら、本当はちゃんにエール送ってもらいたいんじゃないの?
ねっ、ジャッカル?」
今度はジャッカルまで巻き込む。
「・・・」
真田に何言われるか、いやボコされるともいえる・・・余計なことは言えないジャッカル。
「幸村・・・・」
「怒らない、怒らない・・・・・あっ、いたいた。真田、ちょっと付き合ってくれるかい?」
「どこにだ?」
「あそこ」
幸村が指差す方向に、真田も目線を合わせる。
「か・・・」
「ちゃん!!一緒に来てくれる?」
幸村に呼ばれ、は「解った!」と良い、3人で青学サイドに行った。
「オレ、やだよ。オヤジに会うの・・・」
「ねぇ、ひのき・・・それって真田君のことだよね?」
「当然!!あれをオヤジというしかねーだろ!!」
ひのきはにそう言いきった。
「ほう・・・・」
ひのきの後ろから、怒ったような声が迸る。
その声に、ひのきはゆっくりと振り向く・・・・・・
「ゲッ、オヤジ!!」
と声をあげた。
「お前は全く変わっとらんみたいだな・・・」
その一言であのひのきがたじたじ・・・・
「ちゃ〜〜〜〜ん」
ひのきは耐えれず、の背中に隠れる。
「お久しぶりね、真田君」
「ああ。お前も元気そうだな・・・」
「そっちこそ・・・今日はそっちの応援できないけど、頑張ってね」
「ありがとう・・・」
「、ひのき。俺のことを忘れないでくれるかい?」
「「精市君(精ちゃん)」」
「は春休み以来だね。ひのき、たまには顔を出してくれないかい?」
「悪いけど、オレ忙しいから精ちゃんまでかまってらんねーの!!」
「あはは・・・酷いな・・・」
ひのきの言葉に、幸村は微笑む。
「それで、精市君。こっちに何しに来たの?」
が問いかけると、「2人に会うため」と言い切った。
その言葉に、おいおい・・・・と心の中で突っ込む双子。
「というのもあるけど・・・・ちゃん」
「「ちゃん?」」
幸村はを双子の前に出した。
「ちゃん。僕たちのマネージャーをしてくれてるんだ」
「です・・・」
幸村が紹介すると、も自己紹介をした。
「です」
「オレ、ひのき!!」
この2人のギャップ差に思わず、も微笑む。
「ねっ、面白いでしょ。双子って・・・」
「うん。それより・・・どっちなの?」
「の方だよ。楽しみだね・・・まだ本人は知らないと思うけど・・・・」
そろそろ試合を始めようと、号令を出そうと思ったところに、手塚は達を見た。
そこには幸村、真田、、ひのき、そして見知らぬ女子。
手塚は5人の所へ出向いた。
「・・・」
聞きなれた声がし、振り向くと手塚がやってきてた。
「国光」
「やぁ、手塚。今日はお手柔らかに頼むよ」
「ああ・・・」
そういい、幸村からを離す様に仕向ける。
そんな仕草に、幸村は「大丈夫だよ、取ったりしないから」といい、クスリと微笑む。
「それより、。ひのき・・・実はね・・・・」
幸村は2人に内緒話をすると、ひのきが声をあげる。
「マジで!!」
「マジのマジ。ねっ、ちゃん」
「ゆ・幸村君///」
「あんなオヤジ、何処が良いんだよ・・・」
「ちょっ、ひのき!!」
4人の会話が見えない、手塚と真田。
「そろそろ試合を始めたいんだが・・・・」
手塚が割り入っていく。
「そうか・・・それじゃ、戻ろう・・・」
「ああ」
「また・・・」
立海大の3人は立海サイドに戻っていった。
「ところで・・・・なんの話だったんだ?」
手塚が問いかけると、ひのきはけらけらとずっと笑っている。
「あのオヤジにね〜〜〜。受ける>m<」
「おい・・・・・・」
「実はね・・・・」
はさっきの話を手塚にも話した。
「そうか・・・・」
「真田君って結構お堅いらしいの・・・ずいぶん前の誰かさんみたいに・・・」
の言葉に手塚は眉間に皺を3本くらい寄せていたのであった。
さぁ、試合が始まる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
懺悔します。3話目で試合するっていっときながら、まだ試合前です・・・神様、許して・・・
ということで、あのひのきでも真田は苦手説作ってみました。
オヤジです、オヤジ・・・見た目30代、精神年齢・・・・・・これ以上言ったら真田ファンに殺されるね・・・
次こそ、試合です。それと・・・・真田彼女と手塚彼女とでイベントを起こしますので楽しみにしていて下さいね。
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