立海大で話が盛り上がっている頃・・・・・・・




「試合ですか?」
青春学園高等部、男子テニス部部室では大和部長と手塚がなにやら話していた。
もちろん、立海大でも話題となった練習試合のことだ。
「そうです。我々2・3年生は団体、君たちは個人として今やっていますが、
 来年になれば君たちも団体にはいる可能性もあると思いましてね・・・」
「そうですか・・・それで、対戦校は?」
手塚が問いかけると、1枚のプリントを渡した。
プリントに目を通す手塚だが、対戦校の名を見て眉間に皺を寄せた。

「これは・・・・」
「相手にとって不足はないでしょう。頑張ってくださいね」
ハハハッと言いながら、大和部長は部室を出て行った。



「立海大付属か・・・・」
そう呟きながら、1年生レギュラーが使っているコートに移動した。




「て〜っづか。いつにもまして皺が寄ってるけど、何かあった?」
コートに入ってきた手塚の様子を見て、不二が駆け寄り問いかけた。
「少しな・・・・すまないが、乾、橘、大石、菊丸。集まってくれ」
残りの1年生レギュラーを集め、手塚は立海との練習試合のことを話した。

「立海大とか・・・・」(橘)
「去年は俺たちが勝ったけどね〜〜〜」(菊丸)
「英二・・・ダブルスとしてはそうじゃないだろ?」(大石)
「そでした・・・・」
「手塚・・・練習試合は個人なのか?」(乾)
「いや、団体だ・・・オーダーも考えなければいかん」(手塚)
「手塚・・・・大事なこと忘れてるよ。僕たち全員で何人だっけ?」(不二)
不二がにっこりと微笑みながら、手塚に問いかけると乾がノートをパラパラめくりだした。

「レギュラーが6人。平部員を合わせても全員で10人だ。
 平部員たちのデータも入っているが、あの立海大に勝るほどの逸材はいない」
乾が眼鏡を逆光させながら、そういうと・・・・・
「人数が足りないな・・・ダブルス2つ、シングルス3つ」
橘が正論を言う。
「補欠がなくても7人は必要だよね?」
橘の言葉に付け加えるように、手塚に言う。
「河村に頼むしかないな・・・・」
手塚はため息をつきながら、そう言った。
「でも、タカさんがOKだすかにゃ〜〜〜」
「難しい所だな・・・」






次の日・・・・・
手塚たちは早速河村に試合に出てもらうように、4組に足を運んでいた。

「え〜〜〜!!困るよ・・・そんな急に・・・」
いきなりのことで河村もオドオドしている。
「頼むよ、タカさん・・・今回だけでいいんだ」(大石)
「タカさ〜ん。俺たちのためにも〜〜〜」(菊丸)
「1人足りないんだ・・・頼む」(橘)
そう言い、頭を下げる。

「や、止めてよ・・・皆・・・」
「タカさんの力が必要なんだ・・・僕ともう一度ダブルスを組んでくれないかな?」
「それに、タカさんだって筋トレはやっているんだろ?
 テニスを止めたとしても、筋肉は去年のまんまだ」
「頼む、河村・・・」
3人に続き乾、不二、手塚までもが頭を下げた。

「手塚まで・・・・解ったよ、明日までには返事を出すから」
そう言い、河村は皆に頭を上げるように言った。


そしてまた次の日・・・・
河村は寿司屋の店主、つまり父親に事情を話し試合に出ることを許可してもらった。
そこのことを6人に話し、試合に出るというと空気が一気に華やいだ。
そして・・・・・

ダブルス2 不二&河村
ダブルス1 大石&菊丸
シングルス3 乾
シングルス2 橘
シングルス1 手塚

青学のオーダーが決定した。




放課後・・・・・

「それじゃ、あの立海大と試合するんだ〜〜〜」(
「確か立海大って高校も全国区だったよね?」(
「そうなん?ってか中学生でそんなに強いのおってええん?」(
「というより、今ここにいるテニス部1年生レギュラーは全国区なんだけどね・・・」()
「あとリョーマと桃城君、海堂君もね」()
「へぇ〜〜〜。青学ってテニスの名門って聞いてたけど、改めて凄いって思っちゃった」()
練習試合をすることを彼女達に話した彼ら。


その後、中等部のメンバーにも知れ絶対見に行くと言い張ったのだった。



そして土曜日がやってくる。

青学sideです。ってか短い・・・・(滝汗)
ってか中等部メンバー、セリフなしだし・・・

さてさて、青学と立海大が合流しますよ。

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