28日の朝・・・・・




朝日の光で先に目を覚ましたのは、手塚だった。
「朝か・・・」
昨夜の行為に、罪悪感を持ってしまった手塚は困っていた。
だが、隣で生まれたままの姿で眠っているを見て顔が緩む。

「ん・・・・」
も朝日の光で目が覚めた。
「起きたか・・・?」
「国光・・・おはよ・・・あっ/////////」
は半目のまま、挨拶すると今の状況に気づく。
そして、布団の中に潜り込んだ。
・・・・」
手塚が声かけても、全く出てこない。


「出て来い・・・」
「だって・・・」
はヒョコと頭をだす。
「俺しか居ない・・・それに俺の状況も見てみろ・・・」
「えっ・・・・・・・・・・//////////////」


そう、手塚もあのまま眠ったために・・・生まれたままの姿でいたのであった。


「解ったか?」
「・・・・・・・・・・うん・・・そういえば、昨日お風呂入ってなかったね・・・」
「そうだったな・・・一応、のケアはしたんだがな・・・」
手塚はを抱き締め、背中をさする。
「国光・・・」
「すまない・・・抑えが効かなかった・・・」
その言葉に、は手塚を抱き返す。
「ううん・・・いいの、もう・・・私、後悔なんてしてないから・・・」
・・・」
「だから、もう謝らないで・・・ねぇ?」
「ああ・・・風呂行くか・・・」
「うん・・・」


が起き上がろうとすると・・・・



【ヅキンッ!!】


「!?!?!>!>!?!?!_!?」

腰が痛く、ベッドに倒れこんだ。

!?」
「いった〜〜〜〜〜〜い・・・・これじゃバスルームに行けない」
ただでさえ、汗かいて気持ち悪いのに・・・・と言わんばかりの顔をするに、
「仕方ないな・・・、大人しくしててくれ」
手塚は起き上がり、掛け布団を剥ぎ取る。
そしてシーツをに巻き、抱き上げた。
「キャ!!」
「暴れるなよ・・・」
手塚はそのまま、を連れバスルームに移動した。


「ねぇ〜、まさかとは思うけどさ〜〜〜」
「なんだ?」
「一緒にお風呂に入るつもり・・・?」
の言葉に、手塚は足を止めるが・・・・
「ああ」
と一言答えると、バスルームに急いだ。


は抵抗したが、手塚に勝てず・・・・2人でバスタブに入った・・・・・・・・・・・・・






さっぱりし、2人とも服を着る頃にはの腰も大分動くようになった。

「にしても・・・・痛かった〜〜><;まさか、こんなになるなんて・・・」
「すまん・・・・」
「謝らないでって言ったでしょ・・・はぁ、今日逢う約束がお昼でよかった〜〜」
「まだ時間があるが・・・どうする?」
「う〜ん・・・外で軽くご飯食べて・・・ミュンヘンであそぼっ」
「ああ」



2人は身支度を整え、部屋にチップを置きホテルを後にした。
チップの理由は・・・シーツに血がついてたため・・・・




ミュンヘンはより手塚のほうが詳しいため手塚の案内で街内を歩いて行く。
軽くカフェに入り、昼食もかねて食事を済ませる。
それからまた時間は過ぎ・・・・2人はクリストフ通りに到着した。


「ここで待ち合わせなんだけど・・・」
は人だかるクリストフ通りで、周りをキョロキョロと見渡す。
「時間は合っているんだろう?」
「うん・・・3時にって・・・」
が時計をみながら、手塚に話していると・・・・・




【ガバッ!!】



後ろからを抱き締める女性が現われた。

「うわっ!!あっ!!ハンナ!!」
「は〜〜〜いw。ひっさしぶりじゃない!!」
2人の抱擁に手塚は唖然とするが・・・・

「ハンナ・・・・」
手塚はに抱きついた女性に名前を呼んだ。
「ん?あら・・・国光じゃない・・・久しぶり」
「お久しぶりです・・・」
ハンナはを抱き締めたまま、手塚に挨拶をする。


「なになに?ハンナと国光、知り合いなの??」
は何のことかさっぱりで2人に問いかけた。



その後、2人の事を聞いたはあっさりと納得した。
もちろん、手塚もとハンナの関係を明らかにすると納得した。


「でも、ハンナが担当してたのが国光だったなんて・・・」
「あら、メールしたでしょ・・・まぁ、あのときはお酒飲んでたけどね〜」
「・・・・・・・メール・・ああ!!あれ・・・

 【ムカツクのよ・・・目なんか吊り上げちゃって、私に意見するのよ〜〜】

 でしょwwあれには、ああ〜いるな〜〜ww身近に〜〜って1人で言ってた」
「そうそう、でもまさか国光の彼女がだなんて思わなかったわ〜〜」


女の話は計り知れないほどに、進んで行く。
手塚は、ため息をつきながら飲み物を飲んで行く。




「で、30日の試合は私も全力で行くわよ。
「ええ〜〜〜!!プロ復帰したハンナが全力出すなんて・・・」
「何言ってるの!!の強さ・・・みたいから」
「もう!!」
試合の話に手塚は、2人に話し掛けた。


「PVの試合相手は・・・・ハンナなのか?」


手塚の言葉に、ハンナは目を点にする。

「なに・・・・、話してなかったの?」
「うん・・・今日のお楽しみって事にしてたから・・・でも、知り合いだったことは誤算;;」




そして休みは終り、29日から撮影が再スタートされた。

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