休みに入り・・・・




手塚とは早速、行きたい場所をあれこれと言い合っていた。
2人でプランを考え、ホテルを後にした。


ベルリンの壁跡地、ロマンティック街道・・・・
ドイツには色々な観光地がある。

「だが28日は、今滞在しているミュンヘンだけでいいのか?」
「うん・・・だって、その日は逢う約束してるし・・・クリストフ通りで・・」
「そうか・・・」


ロマンティック街道をゆっくりと手を繋ぎながら歩いている。
周りには観光客とカップルで賑わっていて、2人の行動はあまりにも不自然とは誰も思わない。


「ところで・・・・・・」
「なに?」
「テニスの試合をやるそうだな・・・」
その言葉に、ピクッと反応した。
「聞いてたの・・・?昨日・・・」
「ああ・・・」


は手塚の顔を見て、嘘はつけないと思い、試合することを話した。

「でも、これは単に試合シーンを撮るだけだから・・勝ち負けはなし」
「相手は・・・誰になるんだ?」
「う〜ん・・・・それは28日のお楽しみってことで」
「話せないのか?」
「・・・・・・・・・・・知ったら、びっくりすると思うから・・・ねっ」
その言葉に腑には落ちなかったが、まぁいずれにしろ逢えることだと黙認し、手塚はこれ以上何も言わなかった。



あっという間に、夕方になり2人はホテルへと戻った。
夕食時、2人で何処行ったんだ?とGRAYの4人に問い詰められたが、
難なく場所をあれこれと話した。
そんな中・・・・

、オレのケーキあげるから暫く手塚、貸してくれ」
TERUKIはにケーキを差し出してきた。
「それは構わないけど・・・」
といいながらも、しっかりとケーキを貰っていた。
「じゃ、手塚・・・場所変えようぜ・・・」
手塚も何となく話しが読めてきて、TERUKIの後を着いていった。
もちろん、TAKUとHISAもだ。
本来ならKAZUも一緒に行くのだが・・・
ここにを1人にさせるわけにはいかないということで・・・置いてけぼり・・・
というより、害虫駆除(他の男)のため!!



十数分して、4人はとKAZUのもとへと戻ってきた。
遊びつかれもあって、2人は部屋に戻りさっと汗を流すとすぐベッドに横になり眠った。
だが、隣では・・・・

・・・・」
穏やかにそう言いながら、手塚はの頭を撫でていた。






27日の朝・・・
今日の天気は絶好調といえるほどの晴れ。
昨日はの行きたい場所だったため、今日は手塚の行きたい場所へと出かけた。
とは言ったものの・・・やはりテニス関連だった。
でも、は退屈などしない。むしろ楽しんでいた。


時間はあっという間に過ぎていき、夕方になった。
今日は、早めにホテルに戻って来いと言われてたために早々とホテルに戻った。
戻った途端、はメイクさんたち数名に拉致られ、手塚はTERUKIたちに拉致られてしまった。


「ええ〜〜〜!?」

「なっ!!」


気づけば2人とも、それぞれの部屋に入れられ・・・


『じゃあ、キレイにしましょうね〜〜』

『大人しくしてくれよ〜〜』


大人たちの手によって、2人は・・・・弄くられてた。



というのも、コレは貴久の作戦でもあった。





数時間後、正装に着飾れた手塚とは顔をあわせた途端、フリーズしていた。
そして、いつも利用しているレストランじゃなくホテルの最上階のレストランに連れて行かれた。
先に予約されており、ウェイターに席まで通される。
だが、水を出すと『少々お待ち下さい』と告げ、ウェイターはメニューも出さずに去っていった。

暫く経つと、前菜から食事が出されてきた。


「どうなってるの?」
「俺にも解らん・・・」

とにかく食事をしようということになり、2人は食事を楽しんだ。
メインディッシュが終り、デザートがやってきた。


今回のデザートで出てきたスイーツには、
の名前と【誕生日おめでとう】と書いてあるチョコプレートがのったケーキ。
このケーキで手塚とは、誰の仕業か・・・理解できた。


「パパだったんだね・・・」
「ああ・・・」


デザートを食べ終わる頃に、丁度タイミングよく正装したGRAYの4人がやってきた。

「「「「、誕生日おめでとう」」」」
4人は小さな花束をに差し出した。
「ありがとう、TERUKIさん。TAKUさん。HISAさん。KAZUさん」
4つの小さな花束が集まると、まるで1つの大きな花束に変わる。
の満足そうな顔を見て、4人も微笑む。
そして、GRAYのミニアコースティックライブが始まり、2人は楽しんだ。



貴久の余興が終り、2人は部屋に戻った。
は花束を机に置き、う〜んと背伸びをする。
「嬉しいな・・・こんな誕生日、初めてvv」
今日の余韻に浸ってるに、手塚は後ろから抱き締めてきた。

「国光・・・?」
「すまない・・・いきなり・・・」
謝る手塚に、は首を横に振る。
「どうしたの?」
の問いかけに、沈黙が流れる。




・・・・今、ここで抱きたい・・・・・・」




手塚が耳元で呟くと、は顔を赤く染める。

「えっ/////そっ、それって//////」
あたふたするに、手塚はから離れる。
「はやり、いやか・・・」
「くっ、国光///」
「すまない・・・今の俺はどうかしている・・・今日はTERUKIさんとこで寝る」
そう言い、部屋を出ようとする手塚。
「まっ、待って!!」
手塚を止めようとは、後ろから抱き締めた。
・・・・」
「その・・・えっと・・・・行っちゃやだ///」
手塚はの腕を振り解き、向き合う。
「今の俺は、お前に酷いことをしてしまうかもしれないんだぞ・・・いいのか?」
は下に俯き、コクリと頷いた。


「国光になら・・・・何されてもいい/////」



その言葉に、手塚は思いっきりを抱き締めた。
「後悔しても知らないぞ・・・」
「・・・・・・・・後悔なんて・・・・しない」



2人は深く口づけを交わし、ベッドに落ちて行く・・・・・・・・・・・

なかがき。
はぁ、瀬川も22ですよ・・・んでもってしっかり自分の誕生日を自分で祝う・・・淋しいね==;
ということで、上を見るとお分かりかと・・・・
とうとう行きますwwアンケートにお答えして下さった皆様、お待たせしました。
開通ですwwでも、いやって方はそのまま7に進んでくださいね・・・まぁ、話の内容は変わりありませんのでww

6を飛ばし7に行く   UNDERページに行く

back

Dream Topへ戻る