それから数日・・・・





のアルバムPVは順調に撮影が行われていた。
あるときは、廃屋の中・・・または森の中・・・
時には、古い街並みの中・・・・
そして今日は・・・・・・・


ドイツを北上し、海辺での撮影。

「寒い・・・・」
北欧のため、風は冷たい。
しかも・・・・崖の絶壁・・・・・


この撮影は1人のみの撮影と監督が言い、スタッフは早速撮影準備に入る。
はキャンピングカーの中で衣装に着替えるが・・・・


「あの絶壁に、寒い中・・・・薄い衣装で・・・歌うの・・・」
とぼやいていた。
着替え終わった途端、メイクさんが入ってきてメイクされていく。
当然のことながら、眼鏡は外されコンタクトレンズを入れられている。
衣装は冬の格好だが・・・全体的に白の服装に、防寒といったら白いマフラーのみ。


天気は晴れ。空は青々としていて、太陽の光で海はキラキラと光っている。
が、真冬・・・・寒さは誰にも耐えていられないほど・・・・


毛布で寒さを凌ぎながら、は撮影現場に戻ってきた。

「さっ、寒い・・・・・」


『よし!!ちゃん、スタンバって!!一発で終らせるよ』
監督に言われ、は毛布を手塚に預け位置へと移動した。



の足元には、曲が聞こえやすいようにと機械がおいてある。
あとあと修正して、機械を消すと言う。



そして、撮影が始まった。


は曲とともに、歌い始める。声は取れなくとも歌ってる姿はカメラにしっかり収める。
極寒の中、歌い続ける。
今撮っている曲のPVは【海】をテーマにしたもの・・・
ドイツで海といったら・・・北に登るしかなかったのだ。


1曲撮り終わると、『プレビュー』が始まる。
だが、はその場にしゃがみ込む。
即座に手塚は毛布を持ち、に駆け寄り毛布を掛ける。
監督からよしっと声が出ると、スタッフからOKと声が掛かる。





「うぅ・・・寒かった・・」
毛布に包まってるに・・・
「ほら、コレ飲め」
手塚がホットショコラを出してきた。
「ありがとう・・・温かいvv」




今日の撮影が終り、反省会が終るとそれぞれの部屋にもどって行くスタッフたち。
手塚もの部屋に戻ろうとしたとき、貴久に呼び止められた。


、26・27・28日は休養日にするからしっかり遊んでおいで」
「ホント!?」
「ああ。ただし、ドイツから他国へはでないこと!!30日は・・・テニスの試合だからな」
「解ったww」


その頃・・・・
「なぁ、手塚・・・お前、と一緒のベッドで寝てるんだよな・・・」
TERUKIの呼ばれ、親子から離れていた。
「そうですが・・・」
「お前、よく理性保てているな・・・」
その言葉に手塚は言葉を失う。
「まっ、コレ・・・必要なら・・・俺んとこ来いよ」
TERUKIはあるものを見せて、手塚の前から去った。



2人は部屋に戻り・・・
「シャワー浴びてくるね」
「ああ、俺は少し出てくる・・・すぐ戻ってくるからな」
そういい、バラバラに行動した。


手塚は、TERUKIの居る部屋に行き・・・例のものを貰った。
「まっ、ちゃんとに同意貰ってからにしろよ・・・」
「解ってます・・・」


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