テニスコートと、ピアノが来た次の日・・・・・・・・・・




嬉しいこと、嫌なこと






早速、それぞれが朝早くに練習を始めていた。

AM6:30 大広間

「おはよう・・・・・」(
「おはよう、さすがに寒くなったね」(
「うん、10月に入ってこんなに寒くなるなんて思わなかった」(
「仕方ないよ、こっちは日本と違うんだから・・・・・さっ、練習しよ」(
「「「OK!!」」」

彼女達は嬉しさのあまりに、こんな時間から練習を始めた。
それは彼らも同じことで・・・・・・・


AM6:30 テニスコート

彼らは青学レギュラージャージを来て、早速走りこんでいた。

「にゃんで青学にいたときと同じようにこんなに走らなきゃいけにゃいの??」(英二)
「あれ、英二。もうダウン?」(周助)
「そんにゃことないも〜ん」

「それにしても寒いっすね」(桃)
「そうだね、息を出すと白いよ」(隆)
「それはそうさ。ここはイギリス、しかも北の奥のほうだ。日本でいうと11月の寒さといえるな」(貞治)
「マジっすか?」(薫)
「ああ、俺のデータは嘘は言わない」

「国光・・・・・・・そろそろいいんじゃないかな?」(秀一郎)
「そうだな・・・・・・ラスト1周!!終わったらコートへ入れ!!」(国光)
「「「「「「はーい(っす)」」」」」」

ん?1人足りない・・・・・・・・
そう、リョーマはいつものように寝坊していた。

「まだ来ないのか、リョーマは」
いつもの寝坊に呆れる国光。だが眉間に皺が何本かは寄っていた。
「英二、桃!リョーマを起こさなかったのか?」
秀一郎が問いかけると、2人はこういった。
「起こしましたよ。だけどあいつ、起きないっスよ」(桃)
「そうそう、オチビの奴『まだまだだね』って俺たちにいって、更に熟睡するんだにゃ〜」(英二)
「そんでギリギリまで起こしたんすけど、駄目で・・・・・・」
リョーマの行動にため息をつく国光と秀一郎。
「分かった・・・・・・2人ともコートに入ってくれ」
「「はーい」」
「あいつはグランド30周だ!!」



そして数分後、リョーマがコートに現われ、国光にこっぴ如く説教をされ、走らされていた。

「あーあ、説教された・・・・・」(リョーマ)
「それはオチビが悪いんだぞ」(英二)
「そうだぜ!俺たちはお前をちゃんと起こしたんだからな」(桃)
「・・・・・・・だったらもう少し早く起こしてよね」
「「なんだと!!」」
「もう絶対起こしてやんにゃ〜い」(英二)
「俺も!!せっかく起こしてやってのにさ」(桃)
「別にいいっすよ、に起こしてもらうから」

結局は彼女頼りかい!!その話を聞いていた国光は再度お説教をリョーマにした。

さんに頼らずに、自分で起きてみろ!!それくらいは出来るだろう。
 次に寝坊してみろ!俺が直々にモーニングコールしてやる!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・分かりましたよ、頑張って自分で起きるっす」
「よし、朝練終了だ。早く着替えて大広間へ行くぞ」
「「「「「「「「はーい(うっす)」」」」」」」」


彼らは部室に入り、着替えそして大広間へと移動した。



その頃、彼女達は・・・・・・・・

周りのギャラリーの中、歌っていた。
歌い終わると拍手が起こる。

「凄いね、達」(ハリー)
「こんなにうまいとは思わなかったよ」(ロン)
「心が落ち着くわ・・・・」(ハーマイオニー)

「ありがと、3人とも」(
「ピアノがあるだけで、また違うよね」(
「うんうん。前までアカペラだったもんね」(
「アカペラでもよかったけどね」(
7人は和やかに話していた。
だが、彼女達を非難する人物が1人。

「ふん、それの何処がいいんだか・・・・・・」
「「「マルフォイ!!」」」
そう、ドラコ・マルフォイだ。クラッブとゴイルを連れ、ギャラリーの中を割って入ってきた。
「だいたいなんでホグワーツにピアノがあるんだよ!目障り」
マルフォイがそういうと、クラッブとゴイルがウンウンと頷く。
「それに、レイブンクローと仲良くするのはいいけど、グリフィンドールとは仲良くしてほしくないな」
「それはあんたには関係ないでしょ!いいじゃない、は親友なんだから」
「そうかい、僕は君に親切心に教えてるのにさ。なんだよ、その態度。
 そのうち、スリザリンにいれなくなるさ。いつかはね・・・・・」
「ムカツク・・・・・・・あんた、その性格どうにかしたら?」
「それはお互い様だ。じゃあ、また後で・・・・・そうそう、乾と不二にも言っておいてくれよ」
「やなこった!!」
言うことだけいって、彼女達から去っていった。




「何よ!あいつ・・・・・」(
「嫌な奴・・・・・最初からだけど・・・・」(
「相当、グリフィンドールを毛嫌いしてるわね」(


「というより、あいつはマグルが嫌いなのさ」
「どういうこと、ロン?」
ロンがマルフォイを見ながらそういうと、ハリーが問いかけた。
「あいつの家族は純血なんだ・・・・・・あっ、純血っていうのは先祖代々からの魔法使いの家族ってこと。
 マルフォイ一家は純血が偉いって思ってんだ。だからマグル出身者を毛嫌いしてるのさ」
ロンがそういうとハーマイオニーも口論する。
「本で読んだことがあるわ。そういう魔法使いもいるって・・・・・・
 でも今ではマグル出身が多いわ。いつまでも純血が偉いとは言えなくなるわよ」
「早くそうなって欲しいものよ。そしてあいつをボコボコに・・・・・・」(
・・・・・それはないんじゃ・・・・・」(
「そうだよ、どうせなら魔法で決着つけようよ」(
まで・・・・・」(
は2人をなんとかなだめさせた。




そして、朝食をとり授業へと向った。











着々に授業を受けていく生徒達。









そして今日の最終授業、飛行訓練。
広い芝生の上に、生徒分の箒が用意されていた。
そして担当のマダム・フーチがやってきた。

「こんにちは、皆さん」
「こんにちは、フーチ先生」

先生は生徒の顔を見ながら全員の見える位置にいった。

「なにをボヤボヤしてるんですか!皆のそばにある箒のそばに立って。さぁ、早く」
箒を見てみると、古ぼけてて、小枝が何本かととんでもない方向に飛び出していた。
「利き手を箒の上に突き出し、そして『上がれ!!』と言う」
皆は一斉に『上がれ!!』と叫んだ。
国光、、周助、貞治、リョーマの手には箒が飛び上がり手に収まった。だが、他の箒は飛び上がってなかった。
秀一郎、英二、桃、薫の箒は地面で転がっている状態。
、隆の箒はピクリとも動かない。

「皆さん、集中して」

再度叫ぶと、秀一郎、英二、桃、薫の箒は飛び上がった。


「なんで、動かないの?」(
、少し落ち着けば・・・・・・冷静に乗れるって思えばできる」(リョーマ)
「どうして??」(
「大丈夫だにゃ〜。出来るって思えば箒は答えてくれるよ」(英二)
なら出来るよ」(周助)
「うん・・・・・・」(
「何で上がらないのかな?」(隆)
「はい、タカさん。ラケット」(秀一郎)
秀一郎が隆にラケットを渡すと、隆はバーニング状態になり『上がれ!!』と叫んだ。
箒は思いっきり飛び上がり、隆の顔面に直撃した。

彼女達も再度『上がれ!』と言うと彼女たちの手に箒が収まった。



皆の手に箒が収まったことを確認した先生は、箒の端から滑り落ちないように、箒にまたがる方法を教え、
生徒の列の間を回って、箒の握り方を直した。
先生がマルフォイのところを見ていると、握り方が違うと指摘されていた。
それをみて笑う生徒もいた。


「さぁ、私が笛を吹いたら、地面を強く蹴ってください。箒はぐらつかないように押さえ、
 2メートルくらい浮上し、それから前屈みになってすぐに降りてきてください。
 笛を吹いてからですよ――――――1、2の―――――――」

ところがネビルは緊張のあまり、1人で浮上してしまった。
遅れをとるまいとして、先生の唇が笛に触れる前に思いっきり地面を蹴ったのだ。

「こら、戻ってきなさい」
先生の言葉をよそに、ネビルはドンドン浮上していった。
そして声にならないくらいの悲鳴を上げ、箒からマッ逆さまに落ちた。
物凄い音で墜落したネビルのもとに、先生が真っ青な顔をしながらいった。
「手首が折れてるわ・・・・」
ネビルを立たせ、生徒の方へ向いた。
「この子を医務室へ連れて行きますから、その間誰も動いてはいけません。
 箒もそのままにして置いておくように。さもないと、
 クディッチの『ク』を言う前にホグワーツから出て行ってもらいますよ」
そういうと、ネビルを連れて行った。



2人が見えなくなると、マルフォイが大声で笑い出した。
「あいつの顔、みたか?あの大まぬけの」
ほかのスリザリン生たちもはやし立てた。
「ちょっとやめなさいよ、マルフォイ!」
止めたのは
、君はまだグリフィンドールの方を持つのかい?朝も言ったよね」
、朝に何があったの?」
マルフォイのいったことに周助がに問いかけた。
だが答えたのはマルフォイ。
「僕がグリフィンドールとは仲良くしないことだねって言ったのさ」
「にゃんだよ〜、ムカツクな〜」(英二)
「そうっすね・・・・・」(桃)
「ムカツク・・・・・」(リョーマ)

「それで?それで終わり?」
周助がそう問いかけるとマルフォイは更にいった。
「君たちもそうだ。特にグリフィンドールとは仲良くならない方がいいよ」
「ふ〜ん、それは君には全く関係のないことだね。僕達は確かにスリザリンの生徒だ。
 だけど、誰と付き合おうが僕達の自由だ。その辺はへんに突っ込んでこないでくれる?」
周助は開眼状態でそういうと、他のスリザリン生のところに寒い木枯らしを吹かせた。
マルフォイは開眼した周助に怯み、目を逸らした。

目を逸らした先にあるものが転がっていた。
マルフォイはそれを拾い、ニヤリと笑い、再度大声で言った。
「みろよ!ロングボトムのばあさんが送ってきたバカ玉だ!」
マルフォイが高々とさし上げると、ネビルの『思い出し玉』が陽にキラキラと輝いていた。



「マルフォイ、こっちへ渡してもらおう」


ハリーの静かな声に、周りはおしゃべりを止め、2人に注目した。


「それじゃ、ロングボトムが後で取りにこられるところにおいておくよ。
 そうだな―――――木の上なんてどうだい?」
「こっちに渡せ!!」
ハリーは強い口調で言った。
だが、マルフォイはヒラリと箒に乗り、飛び上がった。
大きい樫の木のてっぺんまで舞い上がり、そこに浮いたまま呼びかけた。
「ここまで取りにこいよ!ポッター」
マルフォイの挑発にハリーは箒を手にした。

「駄目よ!先生がおっしゃってたでしょ、動いちゃいけないって。
 私たちに迷惑するのよ」
ハーマイオニーがハリーを止めようとしたが、ハリー無視し、強く地面と蹴った。
高く飛んで、マルフォイと向き合った。

「こっちへ渡せ!でないと箒から振り落としてやる」
「へぇ、そうかい?」
ハリーはマルフォイめがけて、飛び出した。だがマルフォイは危うくかわした。
ハリーは鋭く1回転し、箒をしっかりつかみなおした。

「ハリー、凄い・・・・」(
「うん・・・・・」(
「でも、ハリーは飛んだこともないんでしょ?」(
「確かにそう聞いたけど・・・・・・」(



「クラッブもゴイルもここまでは助けにこないぞ。ピンチだな」


「取れるものなら取るがいい、ほら!」


マルフォイはガラス玉を空中高く放り投げ、稲妻のように地面に戻っていった。
ハリーは一直線で落ちるガラス玉に追いつき、地面すれすれでキャッチし、
箒を水平に立てなおし、そのまま着地した。

「凄いじゃないか!ハリー」(ロン)
「お前、飛べたのかよ?」(桃)
「なんとなくだけど・・・・・飛べた」(ハリー)
「すっごいじゃん、ハリー」(英二)



その時・・・・・・

「ハリー・ポッター・・・・!」

マクゴナガル先生が走ってきた。
どうやら、さっきの出来事を見ていたらしい。

「よくもまあ、・・・・・そんな大それたことを・・・・首の骨が折れたかもしれないのに・・・・・」
「先生、ハリーが悪いんじゃないんです・・・・・・」
「お黙りなさい、ミス・
「でも、マルフォイが・・・・・」
「くどいですよ。ミスター・ウィーズリー。ポッター、さぁ、一緒にいらっしゃい」
マクゴナガル先生はハリーを連れ、城の中へと入っていった。
それを見ていたマルフォイたちは勝ち誇った顔をしていたのだった。






授業が終わり、13人は大広間へと移動した。
そして、ピアノ周りで話していた。

「ハリー、大丈夫かな?」(
「さぁね・・・・」(リョーマ)
「退学ってことはないと思うけど・・・・」(
「大丈夫だろう・・・・・・マクゴナガル先生のことだ、何かあるんだろう」(国光)
「何かって・・・・・」(英二)
「それはわかんないわよ、誰だって・・・・・」(
「ああ、でも心配だな・・・・」(秀一郎)
「そうだね・・・・・」(隆)
「ふしゅ〜〜〜」(薫)
「それより、周助たち、練習は?」(
「さっきのことがあったから今日はなし」(周助)
「だけど、マルフォイの態度は許せないっす」(桃)
「ああ、あいつはいつもそうだ。俺たちを非難している」(貞治)



話しにため息をつく13人。




「ねぇ、。歌ってくれない?」
周助がいきなりにリクエストしてきた。
「いいけど・・・・・・?」
「いいよ。でも周助君、歌うまいから周助くんにも歌ってほしいな」
「僕は構わないよ」
周助はにっこりと笑った。
「じゃ、なににする?」
、周助は持っている楽譜をみて曲を決めていた。
「あたしこれがいい!!」
「僕もこれでいいよ」
「じゃ、決まりだね。周助君とのデュエット、『瞳を閉じて心のまま僕は君を想う』
そして、鍵盤を出し、弾くための準備を始めた







ピアノの伴奏が始まり、大広間にいた生徒はおしゃべりを止め、耳を澄ませていた。




♪〜今 瞳を閉じて 心のまま 僕は君を想う・・・

  帰り道 交差点の向こう 君がいた 長い髪が 風と踊る
  変わりそうな信号みたいな この気持ち あと一歩が踏み出せない

  はしゃぎ続ける仲間達 夕焼け色の並木道
  君とすれ違った・・・・・

  そう 輝きだした 季節の中 未来へと続く道で
  ただ 瞳を閉じて 心のまま 僕は君を想う・・・

  息を切らし乗り込んだバスが走り出す 早送りの街が暮れる
  気まぐれに木の葉を揺らした あの風は どこに辿り着くんだろう

  寄り道している子供達 かかとで踏んだ水たまり
  君が微笑んだ・・・

  そう 速度を上げた 時間(←とき)の流れは
  新しいドア開いて
  ただ 瞳を閉じて 心のまま 僕は君を想う・・・

  そう 輝きだした 季節の中 未来へと続く道で
  ただ 瞳を閉じて 心のまま 僕は君を想う・・・

  そう 速度を上げた 時間(←とき)の流れは
  新しいドア開いて
  ただ 瞳を閉じて 心のまま 僕は君を想う・・・

  今 瞳を閉じて 心のまま 僕は君を想う・・・〜♪






歌い終わると拍手が喝采していた。

「周助先輩、やるっすね」(リョーマ)
「ありがとう・・・・・」(周助)
〜〜〜〜俺たちも一緒に歌おうにゃ〜」(英二)
、弾いてくれる」(
「勿論!!」(
「リョーマ、あたしと一緒に歌おうよ!!」(
「別にいいけど・・・・・」
「秀一郎君たちは歌わないの?」(
「俺はいいよ」(秀一郎)
「俺も・・・・・」(隆)
「遠慮しとくっす」(薫)
「俺も遠慮するよ」(貞治)
「俺は歌いたいっす、先輩!弾いてくれます?」(桃)
「うん」
「で、国光はどうするの?」
「遠慮する・・・・・」(国光)

それからの演奏でそれぞれ、歌っていった。
それぞれが歌い終わると拍手がまた喝采していた。





そして夕食を済ませ、生徒が寮へと帰ろうとしたときダンブルドア先生に呼び止められた。
「すまないが、特待生の諸君はここに残っておくれ」

大広間には13人とダンブルドア先生、マクゴナガル先生しかいない。

「それでは話しに入りましょう」
マクゴナガル先生がそういうと長く話し出した。
「ミスター・手塚とミス・には話しましたが、10/31に新たに特待生が17人来ます。
 2人を中心に17人のサポートをお願いしますよ。貴方達が先輩になるんですからね」
「それは僕たちと同じ日本人なんですか?」
質問をしたのは周助。
「そうですよ、しかも貴方達にかかわりのある人物ですよ」


「かかわりのある人物?」(
「誰だろうね?」(周助)

「それって女性もいるんですか?」
次に質問したのは
「2人いますよ。ですが残りは男性です」

「ということは、俺たちがほとんどかかわった人っすね」(リョーマ)
「ああ、なんか誰がくるかわかってきたぜ」(桃)
「ふしゅ〜〜〜〜」(薫)
「いやな予感だにゃ〜〜〜」(英二)
「ああ・・・・・」(秀一郎)




「これこれ、話を逸らすんじゃない!本題に戻すぞ。
 そこで、特待生の人数が合わせて30人にもなるから・・・・・」

「まさか、特待生専用クラスを作るってことですか?」(
「勘が鋭いの〜〜〜。その通りじゃ」
「寮の方はどうなるんですか?」(国光)
「寮はそのままじゃ、17人にも組分けをし、各寮に入ってもらう」
「ですが、17人は全くの新入生となります。授業の方は少し遅れ気味になりますが、
 他の1年に追いつくようにしますから、安心しなさい」
「よかった・・・・・授業はそのまま行えるんですね」(隆)
「これなら最初の復習にもなる・・・・よかった、ちょっと分からなかったとこあったから・・・・」(
「新たな特待生か・・・・データがまた入るな」(貞治)

「だがの、彼らには能力はない。普通の魔法使いの卵じゃ。
 13人はそれぞれ力があるから特待生じゃが、彼らはそれがない。そこのところをしっかりと覚えておいてほしい」



話が終わり、各寮へ戻る13人。
は白ふくろうのパタに日本までお使いを頼んだ。
そして近くの窓を開け、パタを放った。


「必ず早く届けてね・・・・・・・・」










それから4日後の日本時間、AM7:00・・・・・・・・
パタは無事日本のの家についた。

「おっ、パタじゃねーか。ちゃんからの手紙か?」
の双子の妹、ひのきがパタに括り付けてある手紙をとった。
ひのきはまじまじと手紙を読んでいく。
「え〜っとなになに・・・・・・


『ひのき、元気にしてる?私達はこっちでも楽しくやってるよ。
 約束どおり、手紙を出したわよ。パタにおやつをやってあげてね。
 こっちはもう寒いよ・・・・・さすがは北国って感じ。
 日本もそろそろ寒くなる頃だね・・・・風には気をつけろよ!!
 そうそう、10/31にまたこっちに特待生が来るらしいんだ。
 しかも私たちにかかわりのある人だって。まっ、ひのきには関係ないとは思うけど・・・・・
 じゃ、また手紙送るからね。P.S パタに何曲か楽譜を持って帰らせて!! By



ちゃんらしいや・・・・・」


ひのきはパタにおやつをあげ、簡単に返事を書き、そして楽譜を2・3枚持たせた。
そして、またパタを放った。
パタはイギリスに向かい、羽ばたいていった。



そしてひのきも学校へと向っていった。
だけど彼女の運命もそこから変わり始めるのであった。



第8.5話へ行く

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