先生方が開いてくれた卒業式の次の日・・・・・




避暑地へ行こう!!





卒業式を終え、彼らは景吾の別荘へと行くことを決めた。
荷物と言えば、着替えとホグワーツに必要なもの、そして彼たちはテニス用具。
残りの1週間を別荘で過し、そしてホグワーツに戻る。
これには保護者の許可も出ているので、何にも問題はない。



AM7:00
30人は景吾が用意したバスに乗り込み、別荘へと出発した。

「本当によかったの?景吾君・・・」(
「ああ・・どうせあまりつかわねーしよ・・・こういうときには便利ってものだな」(景吾)
「お前、どこまでブルジョワなんだよ・・・」(ひのき)
「あーん。俺様に不可能はないぜ」
「ところで・・・このバスはどこへ向っている?」(国光)
「軽井沢だ」
「景吾の別荘、でかいで・・・俺らも一度、自主合宿でいったんやけど・・・」(侑士)
「本当に別荘か!?って感じだしよ〜」(岳人)
「しかもコートが6面は余裕にあるしよ」(亮)
「やっぱブルジョワだ・・・」(神尾)
「いいよね・・・いい環境で更に別荘・・・金持ちはなに考えてんだろうね・・・」(深司)
「ぼやかない、ぼやかない」(周助)
「それに、今回は勉強のためだし」(
「今週中に終わるかにゃ〜・・・」(英二)
「俺、無理っぽいっす・・・」(桃)
「英二・・・・」(
「桃君まで・・・」(
「じゃ、桃先輩と英二先輩は落第っすね」(リョーマ)
「「なに!?」」
「まぁまぁ、ここで喧嘩しても何もならないよ☆」(清純)
「そうだぜ。解らない所は教えてやるからよ」(裕太)
「頑張ろうよ、ねっ!!モモくん、英二さん」(杏)
「ですが、量が量ですからね・・・」(はじめ)
「確かに・・・」(隆)
「自分たちのが終わって、他人まで面倒見切れるかがな・・・」(貞治)
「兎に角、頑張るです」(太一)
「そうだな・・・ベストを尽くすしかない」(秀一郎)
「そうっすね・・・ふしゅ〜〜」(海堂)
「ケッ・・・」(亜久津)



「あっ、見えてきましたよ。景吾さんの別荘」(長太郎)
「ウスッ!!」(崇弘)
「おい、ジロー。起きないか・・・もう着くぞ」(桔平)
「ファ〜〜〜・・・ねみーー」(ジロ)


そして跡部の豪勢な別荘に着いた。
氷帝メンバー以外はその大きさに呆然とする。
やはりここでも・・・・






ブルジョワめ・・・・・






と思う心が散乱していた。










景吾の使用人(執事)によってそれぞれ部屋わけされ、早速宿題に取り掛かった。
































それから2日後・・・・・

「よし、終わった」(長太郎)
「俺も終わったで」(侑士)
「僕も終わりました」(はじめ)
「やっと終わったぜ・・・」(景吾)
「ウスッ!」(崇弘)
「よし、全部終了だ」(貞治)
「終わった・・・」(国光)
「ふぅ〜・・・何とか終わった・・・」(

このように頭の回転・・・いや、賢いグループは2日程度で終わらせていった。


次の日・・・・、リョーマ、、周助、隆、秀一郎、薫、桔平、深司、杏、
裕太、清純、太一、亜久津、岳人・・・いわゆる中の上から下までのグループが終わらせた。





だが・・・・・・・

「うにゃ〜〜〜、さっぱりだにゃ〜〜><;」(英二)
「わかんねーな、わかんねーよ」(桃)
「どこがどうなんだ!?」(アキラ)
「ぜんっぜん解らんぜ・・・」(亮)
「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」(ジロ)
「・・・・・・や・ヤバイ・・・」(ひのき)



この全くおバカさんたちは半分も終えてはいなかった・・・・

〜〜〜〜〜っ!!お願い、見せて〜〜」
「だ〜〜〜〜っめ!!自分でやるの!!」


「リョーマ・・・頼むから見せてくれm__m」
「いやっス。桃先輩、それくらい1人でやってよね」


「おい、深司・・・ここわかんねーから見せてくれ」
「ヤダ・・・だいたいなんでこんな問題くらい解けないわけ・・・全くバカだよね・・・」
「頼むよ〜〜〜><;」
「そんな事いっていいの?」
「えっ!?」
アキラの後ろには今にも拳骨を繰り出そうとしている桔平の姿がある。
「後ろ・・・」
深司に言われ、振り向くと・・・・

「自分でやろうな」
と微笑み・・・いや、心では微笑んでないだろう・・・という顔でアキラに言い聞かせる。
「ハイ・・・・」



「おい、長太郎・・・ここどうなるんだ?」
「え〜っとですね・・・・」
長太郎は親切に教えていくが・・・・・・・
「だ〜〜〜〜〜っ!!わかんねー!!ノート見せてくれ!!」
「ダメッすよ、亮さん」
「いいじゃんかよ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「頼む」
「解り・・・『よくねーよ』
長太郎が了承しようとすると、ひとつの声。
「ゲッ、景吾・・・」
「おい、亮・・・てめー、これくらい1人で出来ねーのか?」
「うっせー!どうせオレはバカだよ」
「解ってんじゃねーか」
「くっそ・・・長太郎、続きだ」
「は、ハイ・・・」





「ところでジローはええん?」
「そうだぜ、あいつもヤバイんじゃねーの?」
「ああ、仕方ねーな。やれ、樺地!!」
「ウスッ!!」
崇弘は無理矢理起こすように持ち上げた。
「どぁ!!」
「起きやがったか・・・てめー、宿題済ませたのか?」
「まぁだぁ〜〜〜〜〜」
「とっととやりやがれ!!」
「うわぁ〜〜、景吾がこわE〜〜!!」





「杏ちゃん、頼む。ノート見せてくれ」
ひのきはひのきで杏に頼み込んでいた。
「ダメですよ、皆1人で頑張ってるんですから」
「だってよ〜〜、あんなの解けないっつうの!!」
「ひのきさん・・・・」
ひのきの姿に杏は心の奥で深くため息をついていた。


「へぇ〜〜、私より授業に出てるひのきが解けないなんてね・・・」
ひのきの後ろから黒い声が・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
振り向くと、が仁王立ちしていた。
ちゃん・・・・」
「ねぇ、ひのき・・・出来るよね?」
「善処します・・・わからなかったら教えてくれよ!!ちゃん」
「それくらいならいいわよ。さっさとやる!!」
「へ〜〜〜い」






それから数時間後・・・なんとか全員宿題を終えた。
その日はすぐに就寝した。








次の日・・・
朝早くから、彼らはさっそくテニスを楽しんでいた。
珍しく、亜久津も朝から参加している。





朝食・・・・

「しかしよ、朝から豪勢だな」(アキラ)
朝食が済み、デザートを食しているとアキラが呟く。
「オードブルとデザートがなきゃ食事とはいえないからな」
景吾は俺様口調で言いきる。



やはりここでも・・・・





ブルジョワ・・・・という言葉が飛び散っていた。







「それよりよ、これからどうするか決めようぜ!!」(ひのき)
「そうだね。リョーマ達はテニスできても、あたしたちは・・・」(
「テニスできないし・・・というよりやったことないよね・・・」(
「コーラスやっててもいいけど、さすがに・・・・」(
「飽きがくるよね・・・」(
「そういえば、私もテニスやってない・・・」(杏)
彼女達はそう話していると・・・・・・

「なら一緒にテニスすればいいじゃん」(リョーマ)
「そうだね。この際やってみようよ、ねっ?」(周助)
「それ賛成だにゃ〜〜!!俺らがバッチシと教えるし〜」(英二)
と彼たちが意見しだした。


「杏も暫く、身体を動かしてないだろう・・・なんなら俺が相手してやるぞ」(桔平)
「うん、お兄ちゃん」
「ひのきさんはやるんすか?」(アキラ)
「やってもいいけど・・・・お前ら、コテンパンにされたいか?」
「と言っておきながらコテンパンにするくせにさ・・・・」(深司)
「おや、ひのきさんはテニスできるんですか?」(はじめ)
「そこそこな・・・ちなみにちゃんもかなりやるぜ!!」


ひのきの言葉に全員の視線がに向けられる。


「ちょッ・・・ひのき!!」
「いいじゃん・・・オレより強いんだし・・・」
「それは初耳だな・・・・」(国光)
「国光・・・私の場合は軽く打てるくらいで・・・皆みたいに上手くないんだって!!」
「と言うより、こいつらより強かったら超人だな・・・」
「ほな、ちゃんとひのきの力ちゅうもんを見せてーな」(侑士)
「そんな事言われても・・・ラケットもシューズもないのに・・・」
「おい、・・・俺様を忘れてもらっては困るぜ。跡部を甘く見るな」(景吾)
景吾はそういうと、指パッチンする。
それとともに、執事達はある1つの部屋を開いた。
その部屋にはテニス用品がズラリと並んでいた。
もちろん、ラケットからウェアまで・・・・





恐るべし、跡部様・・・・・・





「決まりですね・・・・」(長太郎)
「ああ・・・」(亮)
「よし、達は自分にあったサイズのウェア、シューズを選べ。
 ラケットは俺たちが・・・・」
景吾の長々しい言葉とともに達は部屋に入っていった。


数分後、彼女達は自分にあったサイズを選び終えた。

「次はラケットだね」(隆)
「それにしてもここ何でも揃うんすね・・・」(桃)
「金持ちは何でもできるってか・・・」(薫)
「さすが景吾だな・・・いろんなメーカーのラケットが・・・」(貞治)






景吾の凄さに全員・・・・・・呆然としていた。
結局、彼女達は彼氏たちのラケットを借りることにした。
ひのきは自分のラケットに近いものを手に取っていた。

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