力が目覚める時





彼達は全国大会に出場し、見事に優勝を果たした。
彼女達もコンクールでグランプリをとった。

その打ち上げで13人はテニス部部室へ集まった。

「それじゃ、全国大会、優勝と」(大石)
「コンクール、グランプリを称して」(
「「乾杯!!」」

「「「「「「「「「「「乾杯!!」」」」」」」」」」」



盛り上がっている中、と不二が話していた。
「ねぇ、周助君。あたしね、不思議な夢を見ちゃったの」
「へぇ〜、どんな夢?」
「え〜っとね、今の打ち上げの時の夢なんだけど、いきなりが騒ぎ出すの」
さんが?」
「うん・・・・・」
2人はの方を見た。だがはいつものようにいる。
さん、いつもどおりだけど?」
「そうだよね・・・・・正夢じゃないし・・・・・」
その時だった。




「えっ、えっ、え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
いきなりが頭を抱えながら騒ぎ出した。
それに吃驚する12人。
!どうしたんだ?」(手塚)
「どうしたの?」(
「な・なんか・・・・いきなり頭の中に皆の声が聞こえた・・・・・」
「「はぁ??」」
「だって、本当だもん!なんなら証拠見せてあげる」
そう言ったは桃城の方に向いた。
「なんすか?先輩」
「桃城君、今『たらねーな、たらねーよ』って思ってたでしょ?」
「ゲッ、先輩。なんで・・・・」
「それに越前君。『桃先輩、まだまだだね』って思ったでしょ、今?」
「う・・・・なんで分かるんすか?」
「私だって分かんないわよ(><;)」



「正夢になっちゃった・・・・・・」
「そうだね。、次はどうなったの?」
「え〜っとね・・・・・パニくるを誰も止められないんだけど、河村君がなぜか止めたの」
「タカさんが?手塚じゃなく?」
「うん・・・・・」
2人は暫く達の様子を見ていた。


「とにかく落ち着くんだ」(手塚)
〜」(
さん、冷静になって・・・・・」(大石)
「冷静になれって言われても・・・・・もう、頭のなかぐちゃぐちゃ(泣)」
さん、落ち着いて!!」(河村)
河村がの肩を抑えた。その瞬間、は冷静を取り戻した。
「あっ、少し頭が楽になった・・・・・なんでだろう?」
「タカさん、何かしたのか?」(乾)
「俺にも分からないよ、でも落ち着いてよかった」
「もしかしたら・・・・・・」(海堂)
「なんだよ!マムシ?」(桃城)
「確率的にはそうだろうな・・・・・」(乾)
「だからなんっすか?」(越前)

は『心を読める力』があり、タカさんは『和みの力』があると思う。これも魔法・・・・いや魔力だろう。
 多分、俺達11人にもそれぞれの力があるかもしれない」



それを聞いた2人は確実にの力に気づいた。
「ということは、あたしの力は『予知夢』?」
「そうだろうね・・・・・僕にも何かがありそうだね」


「フフフ・・・・いいデータが入る」


それからの予知夢は正確に当てていった。
まずは、怪我をした菊丸を手当てしようと傷に触れるとみるみる治っていった。
「大石は『癒しの力』・・・・・」
次に越前と話していたは、思い出を語るたびにそれを再現させていた。
は『記憶を具現化する力』・・・・・」
部室を出た桃城は、軽くステップを踏みながらジャンプした。それが高く飛んで、浮遊していた。
「桃城は『飛行力』・・・・・」
天候が気に入らないのか不二は「雲がでて、涼しい風が吹いてくれればな・・・・・」と呟いたら、まさにその通りになった。
「不二は『天候を操る力』・・・・・・」
越前はいきなり眼で鋭く何かを見ていた。なんと壁の向こうが見えると言った。
「越前は『眼力』・・・・・」
次にだった。何かにつまずいたのか「邪魔だな〜」といい、それに触ると消えていったのだ。
は『無に変える力』・・・・・」
菊丸に猫が近づき、普通に会話していた。
「菊丸は『動物と会話できる力』・・・・・」

どんどん乾のデータは増えていく。の予知夢の力も乾のデータに入った。
あと、分かってないのは手塚、乾、海堂。





これからどうなるのか・・・・・・





おまけ

「これだったんだね、特待生として呼ばれたの・・・・・」(
「ああ。だが、俺は力が分からない」(手塚)
「制御できるのかな?」(
「出来なきゃ駄目じゃないのかにゃ?」(菊丸)
「竜崎先生なら知っているかも」(大石)
「だったら聞きに行ってみようよ」(河村)
「そうっすね」(桃城)
「フシュ〜(俺の力・・・・・)」(海堂)
「クスッ なんか面白くなって来たね」(不二)
「そうだね」(
「なんか不二先輩、怖いっす・・・・・」(越前)
「ウンウン・・・・・」(
「何か行ったかな?2人とも」(開眼不二)
2人のもとに冷たい風が走る。
「「なんでもないよ(っす)」」


「データだ、データが入る。楽し過ぎるくらいだ」(乾)

それから彼らは力のことで竜崎先生に相談に行った。
なんとマグピが力の制御もしてくれることになった。
この日から彼らはマグピを必ず右耳につけていた。
そして出発の日を迎える。

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