ダイアゴン横丁




彼らは新しく通う学用品を買うため、
魔法使いたちの町ダイアゴン横丁へ行く。
もちろん、渡されたマグネットピアス(マグピ)を右耳につけて。



AM10:00
「おはよう」(
「あっ、。おはよ〜」(
「いよいよ今日だね」(
「なんか楽しみ」(

彼女達はいつものようにお喋り。
それを割って入ってきた彼ら。

っ」
「あっ手塚君、全員揃った?」
「それが・・・・・越前がまだ・・・・」
「また寝坊したのね、リョーマ」(
「いつものことだけどね・・・・直らないのかな・・・・」(大石)
「無理かもにゃ〜」(菊丸)
「そうっすよ・・・・・あいつが時間通りに来るなんて天と地が逆になるっスよ」(桃城)
「それは言いすぎ・・・・」(


「悪かったっすね・・・・」
会話に紛れてきたのはリョーマだった。


「遅い!グランド、走るか?」
「まぁまぁ、落ち着きなよ、手塚」(河村)
「そうだよ。今日は部活じゃないんだし・・・・・」(
手塚をなだめる河村と
「まぁ、越前にはこの乾特製ペナル茶を飲んでもらう事にしようじゃないか、手塚」(乾)
「それは面白そうだね、乾」(不二)
「フシュ〜(後ずさり)」(海堂)
「さぁ、どうする?走るか、飲むか」(
「は・走るっす・・・・部長、何週っすか?」(越前)
「10週だ、早く走って来い」
「ウィーッス」

リョーマは早速10周走りに行った。




リョーマが走っている途中・・・・・
「おっ、皆揃ってるな」
「「「「「「「「「「「「おはようございます」」」」」」」」」」」
彼らの前に現れたのは、男子テニス部顧問、竜崎先生だった。
「おはよう。なんじゃい、リョーマは走ってるのかい?」
「実はリョーマ寝坊で遅刻して、手塚君に走らされてるんです」(
「相変わらずじゃの〜・・・・・リョーマも手塚も」
「そうですよね〜手塚君、向こうでも走らせていそう・・・・」(
・・・・・・」
手塚はため息をついた。


「走ってきたっす・・・・・」
「お疲れ様、リョーマ」(
リョーマにタオルを渡す
「サンキュー、
「さて、全員揃ったことで行くかの」
「竜崎先生、一緒に行くんですか?」(
「そうじゃよ。本当は校長が行くと言ってたんだが、急用が出来ての。
 あたしに頼んだんじゃ」
「そうだったんですか・・・・」(
「そうじゃ、ほれ行くぞ」
彼らは竜崎先生について入り口の方へといった。




竜崎先生は無造作に置かれたレンガを順番に押して行き、町の入り口を出した。
やっぱりいつ見ても吃驚する彼ら。
「ほれ、さっさと入るんじゃ」
そう言って彼らを引っ張って町へ入った。



『ダイアゴン横丁』
たった一つの魔法使いの町。この町はロンドンにあるはずだ。
時差が全く違うのに、日本時間と変りがなかった。

「さ〜ってと、まずはグリンゴッツかの〜」
「先生、グリンゴッツって?」(大石)
「銀行じゃよ。お前さんたちは学用品は無料じゃが、他の物は違う。
 まず、グリンゴッツでお前さんたちのお金を両替するんじゃ」
「場所は分かるんですか、スミレちゃん」(不二)
「不二、スミレちゃんはよしてくれ!場所は分かる」
「来たことあるんだ〜」(菊丸)
「当たり前じゃ。あたしは魔女じゃぞ」
「ばーさん、魔女だったのかよ・・・・・」(桃城)
「なんじゃ、おかしいか?他にもおるぞ!
 校長もそうじゃ、あとコーラス部の顧問もそうじゃったの〜」
「だからあの時俺達のほかに2人の先生もいたのか・・・・」(海堂)
「新しいデータが入った。うーん、実にいい」(乾)
「た・楽しそうだな・・・・乾・・・・・・」(河村)

そんな話をしながらグリンゴッツ魔法銀行へついた。

「さぁ、両替しておいで」
彼らは銀行の中に入った。
そこをみると全く見たことのない怪物?がいっぱいいた。
一度は怯んだ彼らたち。
意を決してカウンターのほうへ向った手塚と
「手塚君、あれって・・・・・・」
「多分、子鬼(ゴブリン)だろう」
「分かるの?」
「だから、多分と言ってるだろう・・・」


「すみません、両替をお願いしたいんですが・・・・・」
カウンターの前で手塚がゴブリンに問いかけた。
「あ〜、お金はあるかい?」
「はい」
「彼女もかい?」
「お願いします」
ゴブリンは2つの皿を出した。
「ここにお金を置きなさい」
手塚とは親から預かったお金を皿の上に乗せた。
ゴブリンは「暫く待つように」と言い、席を離れた。
暫くたってゴブリンは戻ってきた。
ゴブリンは、両替されたコインの説明をし、手塚達に渡した。
受け取った手塚達は、皆のもとへ戻った。

、大丈夫だった?」(
「うん。別に怖くなかったよ」
「なら安心だね」(
「礼儀正しくしてたら普通に接してくれたよ」
「なら、あたしも両替してこよ」(
に続き、皆はそれぞれのカウンターへ行き両替を済ませ、銀行から出た。


「遅かったじゃないか・・・・・」
「すみません、ちょっと時間がかかっちゃって」(
「まぁ、いい。次は買い物じゃ。かなりの荷物になるぞ。
 このまま全員で移動してもいいが、店が狭い所もある。2つに分けて移動するかの」

そういって2つのグループに分かれた。
ちなみに・・・・・
『手塚・・河村・桃城・越前・

『不二・・菊丸・・大石・乾・海堂』
という風に分かれた。

「あたしは不二たちについていく。手塚、この地図を頼りに店まで行ってくれ」
「分かりました」
手塚は先生から地図を受け取った。

「それじゃ、あたしらは『フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店』へ行くぞ!!」
「「「「「「「はーい」」」」」」」
そういって7人は行った。

「私達は何処から行く?」
「そうだな・・・・・ここはどうだ?」
「『マダムマルキンの洋装店−普段着から式服まで−』か・・・・いいんじゃないかな」
「まずは制服っすね」
「いいんじゃない」
「行こう、行こう」

そして6人は移動した。

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