それはある夏の日、青学に一通の封筒が届いた。
普通に郵便で届けられるはずが、この封筒はふくろうが届けにきたのだ。
この話は、ここから始まる。





The Prince of magical
〜PROLOGUE〜





今は夏休み、彼ら青学テニス部は全国大会に向けて激しい練習をしていた。
そして、彼女達コーラス部4天王もコンクールに向け練習を積んでいた。


そして、運命の日・・・・・・・

「おっはよ〜」()
「おはよう。今日も暑いね 」()
「ホントホント・・・・・」(
「仕方ないでしょ!夏なんだもん・・・でも、私達より大変な人たちがいるでしょ?」()

の言ったことに3人はウンウンと頷く。
そう、彼女達が言う『大変な人たち』はテニス部のことだ。




そんな他愛のない話をしながら、彼女達は校舎に入る。




「私、職員室によってから音楽室に行くね」()
「なに?なにかあるの??」()
「うん。ピアノの鍵、借りなきゃいけないの」
「今日は持ってないの?いつもは持ってるくせに・・・・」()
「あはは・・・・・・(汗)うっかり忘れちゃって・・・・・」
「珍しいこともあるんだね・・・・・が忘れるなんてさ・・・・」(
「私だって忘れることはあるの!!じゃ、行って来るね」
「「「いってら〜」」」
は3人から離れ、職員室に向った。



が職員室に着いた時、レギュラージャージを着た彼にあった。

「手塚君!おはよう」
「おはよう、
「今日も練習?」
「ああ。もそうだろう?」
「もちろん!手塚君、職員室に用があるの?」
「ああ。竜崎先生に話があってな・・・・こそどうしたんだ?」
「実は、ピアノの鍵借りにきたの。合鍵、忘れちゃって・・・・(苦笑)」
が忘れるなんて珍しいな・・・・・」
「もう、手塚君まで達とおんなじこといってる。私だって、忘れる事だってあるのよ!!」
「気に障ったか・・・・・すまない・・・・」
頭を少し下げた手塚には、
「クスクス・・・・別にいいよ!さっ、行こう!」
と言い、手塚は「ああ」と言って、2人は職員室へ入った。




「「失礼します」」

2人が職員室に入ったら、何故か1つの場所で先生達が騒いでいた。
手塚とは何があったのかと?マークを浮かべていた。
「一体何があったのかな?」
「さあな。とにかく行ってみよう」
2人は先生たちの所へ行った。


は運良くコーラス部顧問の先生を見つけ、問いかけた。
「先生、一体なんなんですか?これは」
「実はね・・・・・・・・・・ってさん!!」
先生がいきなり名前を大きな声で言ったので吃驚する
「驚かせてごめんなさい。ちょうどよかったわ、さんにお願いがあるの!」
「なんですか?お願いって・・・・」
「今すぐにさん、さん、さんを呼んで校長室に来て頂戴!」
「それは構いませんが、何故校長室?」
「そのことは後で話すから・・・・・とにかく早く行って!!」



一方、手塚も顧問の竜崎先生のもとへ行っていた。
「先生」
「おー、手塚か・・・・おまえさん、ちょうどいいところにきたな・・・・」
「一体何があったんですか」
「そのことはあとで話すから、とにかくレギュラー+乾を呼んで校長室に行ってくれ!」
「何故、校長室に・・・・・・」
「だからあとで話すといっとるじゃろうが!!」



「「分かりました・・・・・」」
そう言い、2人は職員室を出た。


「とにかく皆を連れてこなきゃね・・・・・」
「そうだな・・・・・俺達にかかわることなんだろうな・・・・・」
「それじゃ、またあとで・・・・」
「ああ」

手塚とはそれぞれの部活に向った。




-----音楽室-----

「あっ、来た来た〜!遅いよ〜!」()
「鍵、借りれた?」()
「早く練習始めようよ!!」(

「遅れてゴメン!練習の前に、ちょっと一緒に来て!!」()
「何?なにかあったの?」()
「とにかく呼び出しがあったの!!」
「あたし達だけ?」(
「ううん。手塚君達、レギュラー+乾君も呼ばれたの!とにかく校長室にいこっ!」
「わかった。皆、あたし達行ってくるから好きにしてていいからねっ」(
「「「「「「は〜い」」」」」」(部員)

達は校長室へ移動した。





-----テニスコート-----

「レギュラー、集合!!」
手塚の一声で集まるレギュラー達。もちろん、乾も一緒だ。
「どうしたんだ?手塚」(大石)
「レギュラー全員と乾。今から着替え、校長室へ行く!」
「一体なんなのさ、手塚(にっこり)」(不二)
「そうだにゃ〜、理由をいってほしいにゃ〜」(菊丸)
「俺にも分からん。とにかく呼び出されたんだ」
「それってオレ達だけっすか、部長?」(越前)
「いや、俺達のほかに達も呼び出されていた。とにかく早く行くぞ!」

「「「「「「「「はーい」」」」」」」」


手塚達は制服に着替え、校長室へ向った。





「「「「失礼します」」」」
先に校長室に入ったのは達だ。
「やぁ、よく来てくれたね。さ、座ってくれ」
先生に勧められ達は用意された椅子に座った。
その後すぐに手塚達も入ってきた。
テニス部9人、コーラス部4人、顧問2人、校長、計16人が校長室にいる。一体何があるのか・・・・




「それで私達に何の用なんでしょうか?」
最初に喋ったのはだった。
その質問を答えたのは校長先生だった。

「実は、今朝この封筒が学校に届いたんじゃ。あて先はイギリス。
 しかも、イギリスの奥のほうじゃ・・・・・・しかも中身は君達のことが書いてあった」
「一体何が書いてあったんです?」
手塚の質問に校長先生は1つため息をつき、また語りだした。
「君達13人の入学許可書じゃよ・・・・・・」

「「「「「「「「「「「「「入学許可書??」」」」」」」」」」」」」

13人は吃驚し、唖然としていた。
暫く沈黙が走った。



「一体何処の学校なんですか?」
沈黙を破ったのは不二だった。






「ホグワーツ魔法魔術学校じゃよ・・・・・・・」






また沈黙が走った。

「ねぇ、魔術学校って・・・・・・・・」()
「マジであるわけ??」(越前)
「何かの冗談でしょ?」(
「そうだよ!魔法なんてこの世にある訳ないよ!」()
「だよにゃ〜」(菊丸)
「だったら校長の話は何なんすか?」(桃城)
「訳わかんね〜」(海堂)
「でもなんで俺達が・・・・・」(大石)
「それが不思議だよね・・・・」(河村)
「魔法か・・・・・・俺のデータにはないな・・・・・」(乾)
「データにないのが当たり前でしょ・・・・」()
「(クスッ)でも面白そうじゃない?」(不二)
「・・・・・・・・・・・・・・・」(手塚)



「やっぱり皆、引いてますね。校長」
「なんじゃ!だらしがないの〜」





「この話を断ることも出来るんじゃよ。決めるのは君達次第じゃ。
 とにかくこれを皆に渡しておくぞ。ご両親とよく話し合って決めて欲しい。
 もし、向こうに行くとしたらこちらでも対処しようと思っておるからの〜
 期限は1週間じゃ。いい返事を期待しておるぞ」





13人は手紙を受け取った。
手紙の内容は・・・・・・・




『この度ホグワーツ魔法魔術学校への入学が許可されたことを
 お知らせします。
 生徒のみなさんは登校時後ただちにレセプション室にて報告することが
 義務づけられていますので、追ってその日時をお知らせいたします。
 添付の学用品リストには、細心の注意をはらって充分に目を通しておいて
 ください。
 ホグワーツの伝統を継承する新しい世代の一員として
 あなたを迎える日を心よりお待ちしております。
 
 ドラコ・ドルミアンズ・ナンカム・ティティランドス
 マクゴナガル教授』







校長室を出た13人。なにかあっけない顔をしていた。
まだ、信じられないからだ。

彼らはそのまま家へと帰宅した。

そして、今日あったことを両親に話した。

彼らの両親達は『自分が思うようにしてみなさい』と言われた。
そして彼らの思いは・・・・・・・・・・




----面白そうじゃん(だ)(だね)。行ってみてもいいかも(な)(ね)----
と思っていた。




その翌日・・・・・・・
「ねぇ、リョーマはどうするの?」(
「オレは行くよ!面白そうだし・・・・・はどうするのさ?」(越前)
「あたしもね、行こうかな〜って思ってたんだ」
「な〜んだ・・・・達も行くこと決めたんだね」(
「ということは、も?」
だけじゃないよ。僕も行くよ!」(不二)
「不二も決めたんだね〜俺も行くよ」(河村)
「なんだ、タカさんも行くのか・・・・まぁ、皆が行く確率は90%を超えている・・・」(乾)
「乾もか・・・・・俺も行くことにしたんだ」(大石)
「大石〜〜〜〜(抱き)俺とも行くことにしたんだにゃ〜、ねっ?」(菊丸)
「うん。皆一緒でよかった」(
「あとは、手塚と・・・・・・」(不二)
だね・・・・・」(




一方、生徒会室では・・・・・

「手塚君、これなんだけど・・・・・・」
「ああ。これは・・・・・・・」

手塚達はいつものように生徒会の仕事をしていた。

「ねぇ、手塚君はどうするの?」
「あれか・・・・・・行ってみてもいいと思っている」
「手塚君もそう思ってたんだ・・・・」
もか?」
「うん・・・・・・最初は吃驚して何も言えなかった。でも、よく考えて決めたの。
 行ってもいいって・・・・・・」
「向こうでも一緒だな」
「そうだねvvでも・・・・・・・・・」
「生徒会のことだな・・・・」
「うん。なんか遣り残していくのもなんかね〜」
「まぁ仕方がないだろ・・・・・あいつ等なら何とかなるだろ?」
「そうだね」




「それより、皆はどうするのかな?」
「そうだな・・・・・・・」




その時、ドアが叩く音がした。
「はい、どうぞ」
手塚がドアに向けて声を出した。
「やぁ、手塚、さん!」
「「不二(君)」」
「どう?決めた?」
「それを聞きに来たのか・・・・・」
「もちろん!皆は行くって言ってるよ。君達はどうするのさ?」
「やっぱり皆行くのね・・・・・私達も行くことにしたよ」
「じゃ、13人一緒だね」
「そうだな・・・・」
「早めに返事した方がいいんだったよね、手塚?」
「ああ。期限は一週間と言っていたが、今から行ってもいいだろう・・・」
「だったらさんと手塚、代表で行って来てよ」
「えっ?でも・・・・・・」
「また大人数で校長室に押しかけてもなんでしょ?」
ため息をついた手塚は了承をした。


「いくぞ、
「うん。じゃ、行ってくるね」
「いってらっしゃ〜い」

手塚とは生徒会室を後にし、校長室へ向った。

「「失礼します」」
「あ〜、手塚君にさん。どうしたのじゃ?」
「この間の・・・・・魔術学校のことなんですけど・・・・・」
「返事、聞けるのかな?」
「はい、俺達全員行くことにしました」
「そうか・・・・・いい返事を聞かせてもらった。なら話は早い。
 来週のこの日に、向こうの先生にきてもらい、学校のことを少し教えてもらうことにしよう」
「校長先生、そんなことができるんですか?」
「わしなら、できるんじゃ。このことは皆に話しておくんじゃぞ」
「「はい。失礼しました」」


そして、一週間がすぎた・・・・・・・
それにしても、青学の校長は謎だ・・・・・・・


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