彼らの計画は着々と進み、当日を迎えた。 夏祭り ナレーター() あたしは、早めに浴衣に着替えを迎えに行こうとして玄関を出た。 「リョーマ。どうしたの?」 「迎えに来たに決まってんじゃん!!」 「ありがとっ、リョーマ」 リョーマは何か照れくさそうに言った。 「似合ってンじゃん、浴衣・・・・・」 「そう?」 「うん・・・・・・」 「ありがとう・・・・・リョーマ」 2人でを迎えにいった。今の時間はPM4:00 あたしの家との家は近くにある。歩いて10分くらいだ。 の家の近くにきたあたし達に聞こえてきたのはピアノ。 この辺でピアノ弾くのはだけ。 その音色は、なぜか寂しく暗いようだった。 「、これってさ・・・・・・」 「だね・・・・・それにしても寂しそうな音色・・・・」 あたし達はの家に到着した。やっぱりピアノはの家から響いていた。 ―ピンポーン 「はい」 インターフォンから聞こえたのは、のお母さんだった。 「です。を迎えに来ました!!」 「ちゃん。ちょっと待っててね」 暫くしてが玄関から出てきた。 「お待たせ。もういく時間だっけ?」 「そうだよ!といってもちょっと早く着たけどね」 「先輩、チーッス」 「こんにちは、越前君。を迎えに来たんだね」 「当然っスよ!」 あたし達3人は待ち合わせ場所へ向った。やっぱりは元気がない。 手塚君と離れてから、の笑顔とともに元気がなくなった。 あたし達は心配して、手塚君のことは何も言わないことにしていた。 「おまたせ!!待った?」() 「ううん。時間通りだよ」() あたし達が着いたら全員揃っていた。 「それにしても4人とも浴衣がよく似合ってるね(にっこり)」 「ホント!可愛いにゃ〜」 「「「「ありがとう。皆もカッコいいよ」」」」 そう、浴衣姿は女性陣だけではなく男性陣も着ていた。(いや、着るように不二が脅しかけたからだ) 「よし、行こうか?皆」(大石) 「そうだねっ」(河村) あたし達は総勢12人で移動し始めた。 待ち行く人々はあたし達団体を見ていた。 そりゃ〜そうだろうね・・・・・美男子8人と美少女4人がいるんだから。 とにかく目立つのだ。あたし達全員揃うと!! 「ねぇ、。ついたら何する?」 「う〜んとね〜・・・・・」 「!!ついたら何か食べようにゃ〜」 「いいね〜。のった!!」 「俺も一緒にいいっすか?英二先輩」 「桃、お邪魔虫〜はダメだにゃ!」 「ひどいっスよ・・・・・」 「・・・・・・・・」 「ん?どうしたの、リョーマ」 「俺たち2人きりになれるよね?」 「もちろんだよ。何心配してるのよ」 「別にいいじゃん・・・・・」 あたし達は彼氏'sと一緒にいた。のことを忘れて・・・・ でも、大石君たちがなんとかフォローしててくれたからよかった。 「さん、まず何処に行こうか?」(大石) 「今日は俺達が一緒だからね」(河村) 「ふしゅ〜(寂しい思いはさせません)」(海堂) 「その通りだ。何も心配することはないぞ」(乾) 「大石君、河村君、海堂君、乾君・・・・・・ありがとう」 ナレーター() 私達は会場に着き、いろいろと見て回った。 達はいつものように彼氏'sと一緒。少し羨ましいな。 もし、ここに国光がいたら・・・・・・楽しいだろうな・・・・・・ ダメダメ!そんな事思っちゃ・・・・気を使ってくれてる大石君達に悪いよ。 だけど・・・・・・ −−−ねぇ、国光・・・・・・今どうしてるの? いつになったら帰ってくるの?私、結構頑張ってるんだよ。 早く国光に逢いたい・・・・・国光はどうなのかな?−−− 夏祭りにはかなりの人が来ていた。 はぐれるくらいに・・・・・・ 私はただボーっとしていた。何か遊ぶ気にもならなくて。 別にお祭りが嫌いじゃない。でも・・・・・・つまらなかった。 「あ・あれ??」 私は周りを見渡した。さっきまで一緒にいた皆がいなくなっていたのだ。 「、、、大石君、河村君、乾君、不二君、菊丸君、 海堂君、桃城君、越前君・・・・・どこ行っちゃったの?」 名前を呼んでも誰も返事をしてくれない・・・・・・ 私ははぐれてしまった・・・・・・ 一方・・・・・・・ 「ねぇ、は??」() 「大石先輩達といるはずじゃ・・・・・」(越前) 「だよね?じゃあ、なんでいないの?」() 「大石〜!!さんは何処に行っちゃったんだよ!!」(菊丸) 「それがいつの間にかいなくなったんだ」(大石) 「これは間違いなくはぐれたな・・・・・」(乾) 「乾君、そんなに冷静に言って・・・・・」() 「そうだよっ、探さなきゃ」(河村) 「そうっすね」(桃城) 「ふしゅ〜」(海堂) 「まぁ、待ってよ。、携帯で連絡取れるかい?」(不二) は携帯を取り出し、を呼び出すがこの大人数の所為か電波が弱くつながらなかった。 「ダメ・・・・・・」 「じゃ、手分けして探そう。連絡は携帯で!」 「「「「「「「「「「OK!!」」」」」」」」」」 2・3人に別れ、捜索が始まった。 「おっとその前に・・・・・・」 不二は携帯を取り出し、電話をかけた。 その相手は・・・・・・・ 『はい』 「あ、手塚。今何処?」 『会場に着いたが・・・・・』 「ちょうどいいや。手塚、僕達さんとはぐれてしまったんだ。」 『何!!お前達は何をしていたんだ!!』 「そう、怒らないでよ。今皆で探してるから、手塚も探してよね?」 『当然だ』 「じゃ、よろしくね。連絡は携帯でね」 『ああ』 ナレーター(手塚) 、何処へ行ったんだ? 俺は、周りを見渡しながら、探した。 不二に教えてもらったの浴衣姿を頼りに奥へと進む。 (・・・・・・・何処にいるんだ・・・・・・) 探している途中に大石、河村、桃城に遭遇した。 「「「手塚(部長)!!」」」 「大石、河村、桃城。は見つかったのか?」 「いや、まだ・・・・・・すまない、俺達がいながら・・・・・」 「過ぎたことは仕方がない・・・・・」 「部長!俺達あっちに行ってみます!!行きましょう、大石先輩、タカさん」 「じゃ、手塚あとで・・・・」 「ああ」 俺は大石達と別れ、再び探し始めた。 一方、は・・・・・・ 「皆、何処〜??」 は周りをキョロキョロしながら探していた。 「それにしても痛いな〜・・・・」 下駄に慣れてない所為か、鼻緒で皮がすりむけていた。 はとりあえず座るところに行った。 応急処置で何とかなったが、痛みは引かない。 暫く座ってることにした。 「暫く休んでれば大丈夫だよね。それにしても人が多いな〜」 が休んでいる時に2人の男性が声をかけてきた。 「なぁ、君1人?よかったら俺たちと遊ばへん?」 声かけてきたのは、関西弁口調の人。 「1人じゃないけど・・・・・」 「じゃあ友達も一緒なんや!その友達はどうしたん?」 「はぐれちゃった・・・・・」 「そうか・・・・・だったら俺たちが探してやるで!なあ、跡部?」 関西弁を使ってる人がもう1人の人に問いかけた。 「あ〜ん。そんなのお前1人でやれ!」 「なんや、酷い奴やな〜・・・・こんなに可愛え〜子が困ってるのに」 「確かに可愛い顔してるな・・・いいぜ、俺も探してやる!」 「さっすが〜跡部!!ほな、行こうか?」 「でも・・・・・」 「ごちゃごちゃ言ってるんじゃねーよ!さぁ、行くぞ」 「だから、誰も頼んでないでしょ!!勝手に話し進めないでよ!! それに見つけたとしても会わせないつもりなんでしょ?」 「なんや、はっきり言う子やな・・・・」 「ますます気に入ったぜ。おい、俺の女になれ」 は彼の言った言葉に唖然とした。 「はぁ????」 「跡部・・・・・いきなりはあかんで・・・・順序ってものがあるやろ・・・・」 「別にいいじゃないか!忍足」 2人が口論し始めた。 「だいたいお前はな・・・・・・」 「なんやねん!!跡部も・・・・・・」 2人のバトルにギャラリーが囲っていた。面白半分に・・・・ その間にがいる・・・・・ ナレーター(手塚) 俺はを探していた。 探している途中、人が周りを囲っているのを見た。 何があるのかは知らないが、一応覗いてみた。 その中には、がいた。やっと、やっと見つけた。 だが、の前で争っている男が2人。しかも見覚えのある奴だ。 俺は、人を掻き分けてのもとへ行った。 「もう我慢ならね〜、勝負だ!忍足」 「望む所や・・・・覚悟しいや、跡部」 「お前達!そこで何をやっている!!」 跡部と忍足は説教されたように聞こえ、 「「あ〜、てめーには関係・・・・って、手塚!!」」 威嚇し、睨み付けてきたがすぐに俺だと気づいた。 俺の声に反応したのか、も俺を見ていた。 「少しは場所を考えたらどうだ?」 「それは分かってる・・・・けど、跡部が・・・・・」 「あ〜ん、先に喧嘩売ってきたのはお前だろ?」 俺はため息を付き、2人を抑えた。 少し落ち着いたのか、2人の口論は終わった。 それとともにギャラリーもいなくなった。 俺はのところへ行った。 「・・・・・やっと逢えた・・・・・」 「く・国光・・・・・本当に国光なの?」 「ああ。帰ってきたんだ、ドイツから」 「い・いつ?」 「今日の昼に・・・・・??」 は俯いて声を出さず泣いていた。 俺は思わずを抱き締めた。 「知らせなくてすまない・・・・・・」 俺は更にきつく抱き締めた。 「国光・・・・・・・」 も俺に腕を回した。 「もうドイツに戻ることはないよね?」 「ああ。」 「逢いたかった・・・・・・ずっと国光に逢いたかった・・・・・・」 「俺もだ、に逢いたかった・・・・・」 「おい、手塚!いつまでそうしてるんだ?」 「せやで、その子には俺が先に声かけたんやから!!」 跡部と忍足は俺からを離そうとした。 「お前達、にナンパしたのか?」 「あ〜ん、お前には関係ねーだろ」 「せやで、この子の友達探してやらんとな。それから俺達と遊ぶんや!!」 俺は再度ため息を付き、 「悪いが、は俺の彼女だ。手を引いてもらおう」 と言った。 「そうなん?」 忍足はに問いかけた。 「そうだよ。私達付き合ってるよvv」 ショックを受けてた、跡部と忍足。 そのまま俺たちの前から去っていった。 その後不二たちと合流した。 こうして13人の団体で花火を見に行った。 だが俺は、の手を引きあいつ等から離れた。 「国光?」 「2人で見ないか?」 は嬉しそうな顔をして 「うんvv」 と言った。 2人で見る花火は綺麗だった。俺は早めに日本に帰国を考えて正解だった。 俺はの肩に手を置き、俺のほうに抱き寄せた。 それをは拒むことはしなかった。 暫く見つめあい、お互いを確かめ合うようにキスをした。 その頃・・・・・・・ 「vv」 「周助君vv」 「vv」 「英二vv」 「vv」 「リョーマvv」 と言うように3つのカップルはお互いに抱き寄っていた。 それを羨ましく見ていた男5人の姿もあった。 あとがき 夏だ〜!ということで書いちゃいましたvvあ〜完全燃焼!!4人物語なのに手塚よりだね・・・ 手塚、君はいつ帰ってくるの〜〜〜〜〜〜!!ジャンプにもアニメにも早く帰ってきて〜!! はい、今回を吃驚させる計画をねっていた青学レギュラー人!がはぐれた所為で書けなかった・・・・・(自分で書いたんだろ!!)ということで、計画の内容を少し教えよう!乾、よろしく!! ああ。任せておけ。俺たちの計画はこういうものだ。「を境内の方へ連れて行き、目隠しをする。俺たちが合図し、が目隠しを取ると目の前に手塚がいる」と言うことだ。 まあ、簡単な計画だったんだが、まさかはぐれるとはね・・・・データには無かったよ・・・ 分かりました?ということでこれを読んでくれた皆様ありがとうございます。 ご意見・ご感想等をBbs又はMailにて受け付けております。カキコしていってください。 よろしくお願いします。 ![]() ![]() |