10月下旬に入り、青学は文化祭にむけて活動を始めている。
文化祭は大騒ぎ
文化部は10月の初めから、今回の文化祭の出し物を大体決め、
練習に出品と大忙しだ。
もちろん、彼女達も・・・・・・・
―――――昼休み 音楽室
「歌う曲はこれでいいわね?」()
「そうね、あとあの話しさえ旨くいけば」()
「、軽音に話できた?」()
「それがまだ・・・・・軽音のほうも今回やるかは解らないらしいし・・・・」()
このように彼女達も文化祭に向けて、ハードな練習を行っていた。
時間が許す限り。
その時、校内放送が流れた。
ピンポンパンポーン―――――
『1時から部長会議を始めます。3年の部長は第2会議室へ集まって下さい。
なお、生徒会役員も集合して下さい。以上です』
「あっ、そっか・・・・今日もあるんだっけ・・・・」()
「ねぇ、今何分?」()
「今、12時50分」()
「もういかないとヤバイよ、お2人さん?」()
「じゃ、昼休みの練習はここまでだね。行こッ、」
「うん。、お弁当箱持って帰って」
「了解!!」
「あたしのもよろしくね、様vv」
「仕方ないな」
そしてとは音楽室から退出し、会議室へと急いだ。
予定通り、1時に会議が始まった。
「それでは会議を始めます。今日集まってもらったのは、文化祭についてです。
今回は2日に分けて行いますが、各クラス、各部とも模擬店をやるとは思いますが、
その辺の申請書類を出してもらいます。もう決まっている部は、申請書を取りに来てください。
それと今回も運動部にステージ発表をしてもらいたいと思います。
くじを引き、当たった部は早めに決め、生徒会へ申請してください。
それでは、文化部は申請書を運動部はくじを引いてください」
指示されたとおり、運動部の部長はくじを引いていき、文化部の部長は申請書を取りに行く。
着々とくじは進められていく。そして決まったのは・・・・・・・
なんと残り物には福がある?といわんばかりに男子テニス部が当たってしまった。
「あらら・・・・・」
「あはは・・・・・(苦笑)」
当たりくじを持っている手塚は全く無表情でいた。
「それでは今日の会議は終了します。ステージ発表に入らなかった運動部は、模擬店を行うと決めたら、
必ず生徒会まで申請書を取りに来てください。以上です、お疲れ様でした」
そしてそれぞれの部長は会議室から退出していく。
「見事に当てちゃったわね・・・・・手塚君?」
「仕方ないだろう・・・・・残り物だったしな」
「どうするの?」
「あいつらを集めてから決める」
「ふ〜ん・・・・・」
2人で話していたところにが来た。
「!ビックニュース!!軽音、今回ライブしないんだって。でも楽器は貸してくれるってさ」
「ホント!ならあとはこっちで何とか人数を募るだけだね」
「うん、今日から出来そうな人に当たってみる」
「解った、そっちの方はよろしくね」
「もち!たちにも探させる!そんじゃ、先に戻るね」
「うん、また放課後に・・・・・」
は走り去るように会議室から退出した。
「コーラス部は何をするんだ?」
手塚がに問いかけた。
「う〜ん、普通のコーラスじゃ面白くないから、ライブをやろうって企画してるんだけど・・・・・
軽音が今回は参加しないって言うし・・・・バンドが出来る人を探さなきゃ・・・・・」
「ライブか・・・・・・いい案だが、当たるところはあるのか?」
「だから、探すの!大体の曲目は決まっているから、あとはあわせるだけなのに・・・・・」
「そうか・・・・・・」
そんな話をしながら、会議室を退出し、教室に向った。
そして、放課後・・・・・・・・
テニス部・・・・・・・
「すまないが、今回の文化祭、俺たちテニス部が舞台発表となった。
それで、何をやるかだが・・・・・意見を言ってほしい」
手塚の言葉に部室内は騒ぎ出す。
「何かいい意見はないのか?」(手塚)
「舞台発表か・・・・・王道を取って劇が確率的には高いな」(乾)
「だけど、僕達に劇なんて出来るのかな?」(不二)
「そうそう、ヤローばっかりの劇なんて俺ヤダ!」(菊丸)
「メンドクサイ・・・・・・」(越前)
「でも、何かをやらなきゃいけないっすよね?」(桃城)
なかなか決まらないテニス部、その頃彼女達コーラス部は・・・・・・
各クラスに当たって、バンドが出来る人材を探していた。
「なかなかいないね・・・・・」()
「そうね・・・・・こうなったら他校の人でも当たるしか・・・・・」()
「でも、思いあたる人がいるの?」()
「ううん・・・・・」
「だったら意味ないよ・・・・・」()
彼女達は同時にため息をつく。
「そういえば、男子テニス部って今回舞台発表になったんでしょ?」()
がふいに3人に問いかけてきた。
「そうだけど・・・・・・どうしたの?」()
「もしかして、テニス部に声かけるつもり?」()
「その通り!!」
「でも、リョーマ達ってバンド・・・・・・・できたっけ?」()
「だけど、思い切って当たってみようよ!!」
3人は悩んだ。
「行ってみる?」()
「そうだね・・・・・」()
「うまくいけばいいけど・・・・・」()
「決まり!!早くテニス部行こう!!」()
そして彼女達はテニス部部室に向って移動し始めた。
その頃テニス部は、まだ何をやるか悩んでいた。
「どうするんだ!時間だけが経ってしまう」
すこし切れ気味の手塚。
「まぁ、抑えて・・・・・」
手塚を和ます河村。
「それにしても何をやればいいんだ?」
更に悩む大石。
その時ドアを叩く音がした。
―――――コンコン
その音にレギュラー人はドアの方を見る。
「誰だ?」
手塚がドアに向って問いかけた。
「手塚君、私!」
「か・・・・・どうした」
「少し話があるの」
「待ってろ・・・・・」
手塚はドアの方へ行き、開け彼女を見た。
「達も一緒か・・・・・」
「うん、文化祭のこと決まった?」
「いや、まだだ」
「ならよかった、そのことで話があるの!!」
「とにかく入れ!」
手塚は彼女達を部室に入れた。
「だにゃ〜〜〜〜(抱き)」
「もう、見つけたとたんこれだもん・・・・・」
「周助君vv」
「vv」
「・・・・・・なんでいんの?」
「だから文化祭のことで来たの!!」
「それでなんだ?」
「あのね、一緒にライブやらないかなって思って・・・・・」
「昼に話していたことか・・・・・」
「うん、さっきからバンドできそうな人いなくて、テニス部はどうかなって思って・・・・・
思い切って来てみたんだけど・・・・・・」
「そうか・・・・・」
「バンドっすか!!面白そうっすね」
バンドと聞き、音楽大好きな桃城は嬉しそうな顔をする。
「へぇ〜、面白そうだね」
と微笑む不二。
「はいはーい、俺、バンドやってみたい!!」
と無邪気な菊丸。
「イイんじゃないっすか・・・・・俺はが一緒なら何でもOKだけど・・・・」
と彼女といたいのを主張する越前。
「バンドか・・・・・・・・・・・・・」
バンドのことを1から喋りだす乾。
「ふしゅ〜〜〜〜」
乾の解説に少し引き気味の海堂。
「でも楽しそうだね」
とバーニングOFFの河村。
「ああ、いいんじゃないか?手塚」
と手塚に問いかける大石。
「ああ。だが、大丈夫なのか?俺たちと一緒で」
とに問いかける手塚。
「大丈夫よ!軽音の方には指導を頼むから!楽器の方もこっちで用意できる」
「よし、お前たち。コーラス部とともにライブでいいな?」
「「「「「「「「もちろん(っす)!!」」」」」」」」
「そういうことだ。よろしく頼む」
「こちらこそ!練習の方だけど・・・・・・・もう早めに始めたいの!
できれば明日から。いいかな?」
「3年はいいだろう。だが1、2年は部活の方もある」
「その辺は、何とかしますよね?海堂新部長?」
「当たり前だ!」
「まぁ、どうせ明日から部活は停止だしよ。どうこう言うこともねーじゃねーか」
「それじゃ、テニス部はコーラス部とのセッションということで・・・・・・書類出すね」()
「ああ、その辺は俺たちが適任だろう」(手塚)
「そうね、それじゃ明日の昼休みに全員音楽室に集合!いいわね?」
全員がコクリと頷いた。
そして生徒会の書類には・・・・・・・・・
『コーラス部と男子テニス部でライブセッション!』と書かれた。
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