11月中旬・・・とうとう最大イベントの季節がやってきた。




修学旅行へGO!!





球技大会が終り、通常の学校生活の中・・・高等部2年の教室では新たなイベントの話で盛り上がっていた。

「え〜、修学旅行は国内となった。場所は大阪、奈良、京都の3つ、
 4泊5日・・・そして異例だが、今年は中等部3年と合同で行う。
 班の組分けだが・・・・3人〜8人で1班、中等部の生徒でも2年生の誰とでも班を組めるようにした。
 えっと・・・詳しいことは明日の午後を使って合同集会で話すからそのつもりで・・・
 喧嘩や揉め事等のないように・・・。また中等部の生徒とも仲良くな」


各教室で教師たちに言われ、高等部2年と中等部3年の生徒は大賑わい。
更に誰とでも班を組める。
今年のクラス分けで離れ離れになった友達とも仲良く修学旅行を楽しめる先生たちの好意に喜んでいた。



中等部 3−1

「やったww秀ちゃんと修学旅行だww」
1人で嬉しがるの隣では、小さくガッツポーズをしている越前の姿があった。



高等部 2−3

「ってことは・・・リョーマと一緒だww」
同様、もかなり喜んでいる。
「あはは・・・。なんかさんを見てるとの姿が目に浮かぶよ」
とさりげなく惚気を出している大石。
「冬の京都か・・・いいものだな」
「なぁ、修学旅行ってなんだ?」
3人の会話に、ズサッと入ってくるリョーガに誰もが唖然としていた。
「なぁ〜〜〜!!」



2−4

「せやけど、大きく出たもんやな〜・・・全クラスごちゃ混ぜ班つくろうなんて・・・」
班決めのことで尚子がボソッとつぶやいた。
・・・。そのお陰で乾君と班一緒になれるのよ?」
「それはおおきにw」
「けど・・・8人までだから、僕たちは3班に分かれないといけないね」
不二の言葉に、は頷いた。



2−6

「やったやった〜w周助君と一緒にいられる〜〜w」
「俺も俺も〜〜!!と一緒〜〜!!」
と菊丸2人が一緒になってはしゃいでいると、
「だが、組み合わせではどうなるか解らないぞ」
と冷たい乾の指摘にブーイングをする2人。


2−7

!!ぜってーー、一緒の班になろうな!!」
「もっち!!もねw」
ひのきとがあっという間に2人の世界に入り、巻き込まれそうな
「あっ、うん・・・」
だが、も心では河村と一緒にいられると喜んでいた。
「五月蝿いぞ、お前たち」
「と言っておきながら、お前も嬉しいんだろ!!」
注意する手塚にもお構い無しに挑発するひのきだった。


2−9

「これじゃ、桃たち以外全員集合だね」
「うん・・・・楽しみなのは確かだけど・・・・なんか疲れそう」
あはは・・・との言葉に笑う河村と、今からの事を考えはため息を着いていた。




放課後、それぞれ部活に励んではいたがはやり2年生は修学旅行の話で持ちきりだった。
もちろん、彼&彼女達も・・・・


「大石!!良かったね〜〜w」
グランド20周を終え、菊丸はとっさに大石に飛びついた。
「何が?」
菊丸の言葉に、大石は問い返した。
ちゃんだよ〜〜!!一緒に旅行できんじゃん!!」
「ああ・・・そのことか・・・」
納得しながらも、大石は少し照れた顔をし始め隣に居た不二に笑われてしまう。
「大石もそうだけど、中等部の越前も喜んでるんじゃないかな?」
「あっ、それ言えてるにゃ〜〜!!」


3人が楽しそうに話してる側で、修学旅行の事をしつこく聞いてくるリョーガに
乾が1から全てを話していた。

「なーるほどな・・・」
「まだ何かあるか?」
「いや!!ってか学校っていろんなことがあるんだな〜」
「まぁな・・・」


やっと理解してくれたリョーガに手塚と橘はため息をつく。


「ここまで学校行事を知らないヤツが居たとはな・・・」
「仕方あるまい・・・。アイツはほぼアメリカ育ちだからな・・・ところで、
 このメンバーで班を組むことになるな・・・」
「丁度16人だからな。ひのき達を合わせて・・・中等部の越前は必ずこっちに来るだろう」
「ああ・・・・」



翌日、午後になり中等部の生徒が高等部の講堂へと入っていった。
5限目のチャイムとともに、合同の集会が始まった。
担当教師を中心に詳しい内容等の話が1時間ほど使われた。
大体の話が終り、一度休憩に入ると周りは騒ぎ始める。やはり的にされるのは・・・・

『手塚先輩だ・・・不二先輩も居るww』

『や〜んww菊丸せんぱーーいww』

『大石先輩に、河村先輩ww乾先輩もいる〜〜ww』

『越前君にそっくりなお兄さんもいる〜〜〜〜〜ww修学旅行サイコーーww』


と、中等部生徒が遠くから黄色い声を発していた。
だが、彼等だけではない・・・。中等部では四天王と呼ばれてた彼女達にも声があげられていた。
休憩が終り、担当教師から手塚、へとバトンが回ってきた。


「国光・・・頑張って」
「お前な・・・・」


生徒代表として、手塚が話し始め班決めが開始された。
だが・・・・・・


「喧嘩を起こしたり、もめたりすると即この話はなかったこととする!!」


という手塚の言葉に誰もが冷や汗をたらりと流していた。





各自班を作って行く生徒たちの中に、いつものメンバーも集まっていた。

「秀ちゃーーーん!!」
高等部の生徒を掻き分けながら、資料を持ったと越前がやってきた。
・・・中等部のほうで班には入らないのか?」
「何言ってるんすか?大石先輩・・・・オレらがこっちにくるのは当然っすよ」
越前の言葉に春菜も頷き、大石はため息を着く。
「大石君。いいじゃない・・・ねっw」


その後、手塚とも中に入り3つの班を作る。

「じゃあ・・・ほぼカップルだから・・・引き離すことも出来ないし・・・
 ひのき、、橘君、リョーガ君・・・悪いけどペア作ってくれる?」
の言葉に、つかさずひのきが話し掛けてきた。
「女同士じゃだめなのか?」
「一応男女でね・・・・」
そっか・・・と納得するに、リョーガがを抱き寄せた。
「ちょっ!!なに??」
「俺、コイツとペア組むぜ!いいだろ?」
「・・・・・まぁ、別にいいけど・・・」
リョーガの押し切りにも渋々?了解した。
「んじゃ、オレは大仏とペアか・・・」
「ひのき・・・お前は・・・」
変わらないひのき独特の呼び名に、橘は既に呆れている。


「じゃあ、次は3班にどう分けるかだね?」(不二)
「というより、まず班長決めたら?」(
「そうだね・・・班長決めてそれから振り分けようよ」(


「そのほうが効率がいいな・・・。やはり中心となると・・・・」
乾は視線を手塚、橘、大石へと向ける。

「まずは手塚で決まりだな」(リョーガ)
「おい・・・・」(手塚)
「まー、手塚じゃなくてってことも出来るしね〜」(


「橘も元部長で班長向きだしね」(不二)
「そうっすね・・・大石先輩も適任だし・・・」(リョマ)
「じゃあ、あとは私たちだけだね」(


それからそれぞれ意見を交わしながら班決めをしていった。



結局・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


と同じ〜〜〜」(ひのき)
「まぁ、いい感じでしょ〜」(
「楽しくなりそうだぜ」(リョーガ)
「賑やかな班になるで〜wってか関西か〜〜w」(
「この班で効率よく動かすには・・・・」(乾)
「大丈夫なんだろうか・・・;」(橘)


橘率いる、賑やか班


「秀ちゃんと旅行w旅行w」(
「浮かれてるね、さん」(
「まぁ、その気持ち十分に解るけどね」(
「ここは穏やかに行けそうだね・・・」(不二)
「そだねーー」(菊丸)
「頼むから・・・あまりはしゃぎすぎないでくれよ・・・」(大石)


大石率いる、ほのぼの班


「ということは・・・リョーマとあたし・・・」(
「手塚先輩に、先輩・・・」(リョマ)
ちゃんに俺だね」(河村)
「そうなるわね・・・と言っても修学旅行に行くまで私たちかなり多忙だから・・・」(
「なんとか私たちでフォローするね・・・出来る限り」(
「ああ、頼む」(手塚)


手塚率いる、・・・・内容濃い班(コラ!!



こうして今日の集会は終了した。
さて、これからどうなる事やら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やっと10万HIT記念、連載が開始しました〜〜〜w【ドンドンパフパフ】
修学旅行ですよ・・・懐かしいな・・・・(遠い目)ということで更新は遅いですが、
こちらの連載も楽しみにしていて下さい。

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著者:瀬川音符

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