合宿が終り、帰宅日・・・・



クリスマスライブ





朝も早くから・・・・

「今日も懲りずに、行ってみようと思います・・・もちろん、オレひのき!!
 でもよ・・・大仏に殴られるのもヤダし・・・昨日、行かなかった・・・カップルの部屋に
 突入しようと・・・ってなんでいるんだよ!!データ!!」

そう、ひのきがカメラを自分に向けて喋っていると、目の前に乾が立っていた。

「ひのきが、あいつらの部屋に行く確率は高いからな・・・俺も付き合うよ」
「ヤダって言っても来るんだろ・・・わーったよ」

乾とひのきはそろりそろりとまずは不二&のいる部屋に入った。

「ってか、あいつらどう寝てんだ・・・?」
ベッドによりながら乾に話し掛けるが・・・
「不二らしいな・・・答えはコレだ」
乾がベッドを見ながら、ノートに書き込んで行く。


「なるほどな・・・・さってと・・・」
ひのきはゆっくりとかけ布団をめくる。
「ちぇっ・・・・なんだ・・・つまんねーの。データ、次行こうぜ!!」
つまらなそうにひのきは部屋を出た。

「おい・・・・」
乾が追いかけようとすると・・・後ろからクスッと笑い声が聞こえた。
「なんだ、起きてたのか・・・不二?」
「ああ、ひのきちゃんが布団をめくッた時にね」
「そうか・・じゃ、また後でな」
乾も部屋を去った。



「ったく・・・よし!!次は猫丸んとこだ!!」
「菊丸とのとこか・・・」
2人は足音を立てず、2人の部屋に入った。

「う〜ん・・・」
部屋に入った途端、唸り声が聞こえる。
「なんだ??」
ひのきがベッドの中を覗くとは菊丸に抱き潰されかけていた。

「苦しっ・・・エージ・・・」
は押し潰されながらも夢で菊丸に抱き疲れているのか・・・・;
ひのきはもちろん、ここもかけ布団をめくった。
「ココもかよ・・・データ、次だ!!」



ひのきは舌打ちをしながら、そっと越前&の部屋を開けた。
「こいつらも・・・あんまり期待できねーけど・・やっぱ、抱き合ってるよな・・」
ベッドを覗くとやっぱり、不二たちと同じように越前はを抱き締めて眠っている。
もちろん、ひのきはかけ布団をめくる。

「お前ら・・・よく理性壊れないよな・・・つまんねーの」
そういい、部屋を出て行った。

「なるほど・・・ひのきはそっちを期待していたのか・・・」
乾はメガネを逆光させながら、ブツブツと言いひのきのあとを追った。



「あとはちゃんと手塚のとこか…」
「起きてそうだがな・・・」
「まーな!!でも、今日はゆっくりしてそーだし!!」


そーっとの部屋を開けた。
ここも不二たち同様、抱き合って眠っていた・・・
もちろん、ひのきはかけ布団をめくる。

「まっ、手塚はこーだな〜って思ってたけどよ・・・」
ひのきが背を向けると・・・


「何がだ?」
低く鋭い声がひのきに降りそそぐ。


「なんだ、手塚・・・起きてたのかよ?」
「先ほど、不二からメールが入ってきたからな・・・全くお前は・・・」
手塚はゆっくりと起き上がり、メガネをかける。
「いいじゃんか〜〜!!こーいうのめったにないし〜〜!!なっ、データ!!」
「ああ、いいデータが入るかと思ったしな」
そんな2人に手塚はため息を着く。


「う〜ん・・・」



!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ちゃん・・・起きちゃった?」
ひのきが冷や汗かきながら、声をかける。
「・・・・・・・・・・・・・寒い・・・・」
気づけばが羽織ってた掛け布団が剥がれていた。
手塚は掛け直し・・『まだ起床には時間がある。寝ていろ』と耳元で囁いた。
それとともに、また夢の中に戻る


「お前・・・以外に恥ずかしい奴だな・・・」
「いいデータが入った」
ひのきは横目で手塚に言う、乾はノートに書き込む。
その言葉に手塚は眉間に皺を寄せたのは、言うまででもない。




それから時間は経ち、全員が起床した。
朝食を食べ、荷物をバスに乗せると老夫婦に別れを告げ一向は東京を目指していった。



「おーい、!!」
バスの中でTERUKIがを呼んだ。
「なに、TERUKIさん?」
「お前らも聞けよ!!今、東京に向ってるけど、このまま24日の会場にいくからな!!」
その言葉に、返事をするメンバー。
「それとな・・・貴久さんからの伝言。モバイル立ち上げて、メール見ろだとさ」
「解った・・・」
は席に戻り、荷物の中からモバイルを出した。
携帯と繋げ、ネットを開きメールを見る。


「うっそ!!」
メールの内容に、思わずは声をあげた。


「どーしたの?」(
「いきなり声あげて・・・ビックリするじゃない」(

「ゴメン・・・内容にちょっとね・・・」

「内容??」(
「何書いてあったん?」(

「うん・・・実は・・・」
は今回のライブのチケットのことを話した。
しかも、発売2時間で完売してしまったと言うと・・・・

「それ本当ですか?」(
「さすがちゃん、パワー」(
「ということは・・・」(
「お客は相当いるって事・・・」(


彼女たちが少し青ざめていると・・・
「さすがバックにGRAYがいるだけ凄いね」(不二)
「そだね・・・俺たち、負けてらんないね」(菊丸)
「当然っすよ・・・」(越前)
「よっしゃ〜!!燃えてきたぜ」(桃城)
「うるせーぞ、コラ!!」(海堂)
「コラコラ・・・ココで喧嘩はやめろ」(乾)


「あ〜あ、大勢の前で披露するのか・・・」(伊武)
「深司・・・いいじゃねーかよ」(神尾)
「なんや、楽しくなりよった」(忍足)
「ああ・・・俺様の美技を大いにみせてやろーじゃねーの」(跡部)
「ふふっ、皆張り切ってるね」(幸村)
「ああ、そうだな」(橘)
「弦一郎君、頑張ろうね」(
「もちろんだ」


彼らはやる気を出していた。
そんな中・・・大石と河村は少し外れてなにやら話していた。


ちゃん、これなんだよ・・・?」
ひのきが後ろから顔を出し、モバイルに指を差した。
「ホント・・・なんだろ」
が添付を開くと、一気に青ざめていった。
ちゃん・・・コレ・・・」
ひのきも内容に少し戸惑っている。
双子の様子がおかしいと気づき、

「どうした?」
手塚が2人に問いかけた。
はすっと我に返り、モバイルをバタリと閉じた。
「なっ、なんでもないから・・・・ねっ、ひのき?」
「あっ、ああ・・・」
手塚は腑に落ちない顔をしたが、これ以上いっても話しそうに無い2人に眉間に皺を寄せた。



時間は経ち、バスは東京に到着した。
だが、停まらずバスはライブ会場に向いだす。

会場に着き、メンバーはバスを降りるとあまりの広さに唖然した。
ステージにあがり、そこからの観客席の状態を見たりして解散した。
だけど・・・双子はなにやら思いつめた顔をしたまま帰宅したのであった。

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