はい、高等部に戻りましょう・・・・・
「それじゃ、荷物を置いて5組と10組前の廊下で・・・・」
ちなみに1年生の階は本校舎の4階。本校舎内はこうなっています。

数分後、また12人は約束の場所に集まり、入学式まで話していた。
そしてまた、の携帯がなり始めた。
♪〜〜〜〜
メールを見ると・・・・
『今、教室に入った。どこにおるん?』
はすぐにメールの返事を返した。
『今、5組と10組前の廊下だよ。団体でいるからすぐ解るよ』
「団体・・・・」
関西弁の少女は携帯を手に持ったまま、言われた場所へと行ってみると
確かに男女の団体が1つあった。
「メールや、メール」
彼女はすぐメールを打ち始める。
『見つけたで。そん中おるん?』
「送信!!っと」
彼女がメール送信後、あの団体から着信音が鳴る。
よく見てみると、眼鏡を掛けた少女が携帯を取り出していた。
「あれやな・・・」
彼女は団体に近づいていった。
「見つけたってことは・・・近くにいる」
そう呟くと、関西弁の声が彼らに掛けられた。
「なぁ、いきなりですまへん。こんなかにdropちゅうID持ってる人知らへん?」
その言葉に橘とひのきは?マークを出すが、10人はハッ!!とを見る。
「それってチャットの?」
が恐る恐る彼女に問いかけると、「せやせや」と答えた。
「もしかして・・・・・?」
「あたしのID知ってるちゅうことは・・・あんたがdrop?」
「うん・・・」
「見つけたでvv」
彼女はに抱きついた。
その姿に、はただ呆然とする。
「あっ、ゴメン・・・こうやって逢うのは初めましてやね」
「そうだね・・・いつもチャットでラジオしているのにね」
そういい2人は微笑みあう。
「改めて・・・初めまして。といいます」
「です。ヨロシクね」
「もちや!!」
2人は固く握手を交わした。
「みんなの所、イコ」
「はい〜〜」
とは彼らの所に行った。
「大阪から来た、ことです〜〜。よろしゅう」
彼女が簡単に自己紹介をすると、11人も自己紹介をした。
「それにしても・・・とひのき・・・ほんまそっくりやね」
「双子だしな・・・」
「せやけど、性格ちゃう・・・」
「性格まで一緒だったら、大変なことになってる・・・」
「ところで・・・あたし的勘なんやけど・・・」
「なに?」
「Dr.sadaって、そこの黒ブチ眼鏡の乾やろ?」
す・鋭い・・・・
尚子の言葉に全員、乾を見る。
「さすがだな・・・大正解だ」
「ほな、乾ととあたしでデートやね」
その言葉に手塚は眉間に皺を寄せた。
「・・・本気だったんだ・・・」
が手塚の顔を窺いながら問いかけた。
「そうや。なに、・・・都合悪いん?」
「う〜ん・・・」
どう答えようか、は悩み始める。
それを見た乾は助け舟を出すようにこういった。
「。はここにいる手塚と付き合っているんだ・・・
俺と一緒だと・・・・なっ!?」
は手塚の顔を見て「ふ〜ん」と言い、
「なんや、彼氏つきかいな・・・ならそこの手塚も一緒ならええやろ?」
「まぁ、それなら・・・」
「ほな、決まりや!!」
「それより・・・さんは何組なの?」
が話しかける。
「9組や。誰か一緒?」
「9組っていったら・・・」
「乾君だね」
に続きともそう言った。
「なんや、乾と一緒かいな。よろしゅう」
「ああ、こちらこそ」
時間は過ぎていき、入学式が始まった。
当然のように新入生代表には手塚が選ばれた。
いや〜〜、どこまでも目立つ人やね・・・・
そしてそれぞれHR中・・・
さっそくクラス委員を決めていった。
1組、2組、3組、6組、7組は緩やかに行われていたが・・・・
4組では例のシルバーブロンド少女がいるクラスではそこのことで早速
問題が発生していた。
「入学そうそう、染めてくるなんてどうかしてます」
「だが、彼女は自毛と聞いている・・・、答えなさい」
「はい・・・私の父はイギリスと日本のハーフで・・・つまり私はクォーターです。
眼だってそうです。調べるんならどうぞ調べて下さい」
「ということだ・・・」
「はい・・・」
彼女、はこのあとまた軽蔑の眼で見られるのはさだかじゃない。
5組では、総代を務めた手塚がクラス委員になりクラスの女生徒は騒ぐ始末。
8組では・・・・・
「クラスだけじゃなくて、隣の席にゃんて・・・」
「どこまでも一緒だな」
「〜〜〜っ(泣)」
「まぁ、これからが面白くなるんだしよ!うまくやっていこうぜ」
「そだね・・・」
ひのきのペースにすっかりはまってしまう菊丸。
9組では、の関西弁が炸裂していた。
「だからなんであたしが乾と学級委員やらなきゃいけないんや!!」
「いいじゃないか・・ここに早く馴染めること間違いなしだ」
「横暴や〜〜〜!!」
そして10組・・・・
「それじゃ、級長だが・・・・」
担任がじーーーーーーっとを見る。
それを逸らすような態度を取る。
「に決定!!」
その言葉に頭を打つ。
「やっぱり・・・・」
「諦めが肝心だぞ。どうあがいても君の級長は決まっているんだ」
「そんな・・・」
「はい、前に出てくる!!」
「はーい・・・」
「後1人、級長を決めて残りの委員も決めてくれ」
「先生・・・もう1人の級長ですが・・・私、推薦したい人がいるんですけど・・・」
「ん?誰だ」
「橘君・・・」
「橘か・・・いいだろう・・・」
は橘を道連れに級長の仕事を引き受けた。
結局この時点で手塚、、橘、大石、乾、尚子が級長を勤めることになった。
こうして、彼らの新学期は始まったのである。
はーい、高1物語始まりました!!イエ〜〜イ!!
さっそく入学と進学のお話ですよ・・・これでやっとヒロイン全員揃った・・・
今回は少し校舎内を紹介しました!!見て解るように・・・簡単な図やね・・・(汗)
あと制服・・・まぁ青学だから『紺のブレザーに白のワイシャツ又はブラウス、青のネクタイ』って感じですかね・・・
これ来た手塚&橘を見て見たい・・・絶対学生には見えないはず!!
中学生物語同様、高1物語もぞくぞく書いていきますので、楽しみにしていてください。
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気軽に書き込んでいってくださいね。よろしくお願いします。
著者:瀬川音符
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