私が選んだのは・・・・・・・・・・・・




私は授業が終わり、国光君のいる教室に向った。

「手塚君!!ちょっといい?」
「ああ」

私達はいつもの場所、裏庭に移動した。

「なんだ、用って」
「あのね、この前の返事なんだけど・・・・・・」
「聞かせてもらえるのか?」
「うん。国光君に告白されてから、そのあと景吾君にも告白されたの。
 それでずっと悩んだ。2人とも大切な人だから・・・・・
 でも答えを出そうとしたの。だから・・・・・・」
国光君は何かを察したように私に問いかけた。
「景吾を選んだんだな?」
私は顔が赤くなり、頷いた。
「そうか・・・・・の気持ちが聞けてよかった」
「国光君・・・・・」
「そんな顔をするな・・・」
「だって・・・・・国光君も大切なんだよ・・・・告白されたとき嬉しかった。
 でも、私は景吾君を選んだ・・・」
「それでいい。お前が選んだんだ」
「うん。ゴメンね、国光君」
そういって私は俯き、泣いてしまった。国光君は私の頭を撫でてくれた。
子どもをあやすように。




そして、放課後・・・・・
私は景吾君に電話をし、公園に呼び出した。

「ゴメンね、いきなり呼び出して・・・・・」
「別にいい。の呼び出しなら俺様はいつでもくるぜ」
「ならよかった。あのね・・・・・・」
「この間の返事か?」
「うん・・・・聞いてもらえる?」
「もちろんだ」

私は1度深呼吸をし、景吾君に私の想いを告げた。
「景吾君に告白されル前に、国光君にも告白されたの。
 それでずっと悩んだ。2人とも大切な人だから・・・・・
 でも答えを出そうとしたの」
景吾君は私の話を真剣に聞いていた。
「私が好きなのは景吾君なんだって・・・・私、2人から告白されなきゃこの気持ちに気づかなかった。
 国光君にも景吾君にも本当に感謝してる。ありがとう。大好きだよ、景吾君」
私はありったけの想いを全部告げた。

「嬉しいぜ、。物凄く嬉しい・・・・絶対に大切にするからな」
そう言って私を抱き締めた。
「その言葉に期待してる・・・・」




こうして私の恋のラビリンスから出ることができた。





38.ラビリンス 跡部景吾&手塚国光

2500HITを報告してくれた月神風様に捧げます。
この話は跡部好きと手塚好きにはもってこいの話しにして見ました。
え〜っとリク内容は跡部と手塚のドリということでどっちにしようかと迷いましたが、
2人分書いちゃいました。お気にめされると光栄です。しかも分岐ドリにしてみました!!
ご意見、ご感想等を受け付けておりますので、気軽にBbsに書き込んでいって下さいね。

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