ホグワーツでの生活が続く頃・・・・




穢れた血と、新たなる力の発覚




ホグワーツの庭ではグリフィンドールのクィディッチチームがグラウンドに向っていた。
とすると・・・・

逆方向からスリザリンのクィディッチチームが現れた。
キャプテン同士がにらみ合う。
そして、何処へ行くのかと聞けば・・・


『新たなシーカーのための練習だ』


そう、スリザリンの新しいシーカーは、あのドラコ・マルフォイ。
しかも、チームにニンバス2001を父親であるルシウス・マルフォイから提供されていた。
さらに、スネイプ先生の許可書まで突き出してきた。

ハーマイオニーがグリフィンドールの選手は才能で選ばれていると、
スリザリンのチームに意表をつくと、マルフォイは彼女に酷い呼び方をしてしまった。


『穢れた血』


穢れた血・・・・マグルと魔法使いの混合の人間のことを言う。
この言葉は同じ同士のものなら、決して口にすることの無い言葉。


この言葉にロンは、怒りを込めてマルフォイに杖を向け
「ナメクジ、喰らえ!!!!」

バーン!!と大きな音がこだまし、緑の閃光がロンの杖先ではなく、
反対側から飛び出し、ロンの意のあたりに当たり、ロンはよろめいて芝生の上にしりもちをついた。

「ロン、大丈夫!?」
だがロンはその瞬間、口からナメクジを吐き出してしまった。
その姿にスリザリン生は笑う。
ハリーはハーマイオニーとともに、ハグリッドの所にいったのであった。



「んで・・・4時間かけてやっと治ったんだ・・・」(ひのき)
「そーいうこと!!ってかさ、あいつら酷いよな」(フレッド)
「何言ったんだよ??」
ひのきが問いかけると、双子は口ごもってしまった。
「おい、フレッド・・・ジョージ」
「アイツ・・・マルフォイのヤツ・・ハーマイオニーに対して『穢れた血』って言いやがったんだ」(ジョージ)
ジョージの放った言葉にひのきは?マークを繰り出す。
「なんだよ、その『穢れた血』ってよ・・・・?」
その後、ひのきはその内容を知ると怒りに身を任して暫く暴走した。



もちろん、ひのきの暴走(話)に特待生たちも暴言に対し怒りを覚えた。



そんな日々を過しているうちに、ハロウィーンがやってきた。
早めに大広間を出た、13人。

「ねぇ、今日・・・ハリーたちどうしてたんだろうね〜?」(英二)
「そーいえば、ロンとハーマイオニーもいなかったっすね」(桃)
「いつもはご馳走だっているのにね・・・」(リョーマ)
廊下を歩いていると、薫がふっと足を止めた。

「ん?どうしたんだ・・・?」(貞治)
「いや・・・別に・・・」(薫)
また歩き出すが、薫には何かが聞こえているみたいだ。

「薫・・・・?」(隆)
「一体どうしたんだ?」(秀一郎)
いく度なく足を止める薫に12人は不思議に思い始める。



「先輩たち・・・・・・・何も聞こえないんすか・・・・・?」
薫が耳を澄ませたまま、呟く。



「えっ・・・・何言ってるんだい?何も聞こえないよ」(周助)
「薫君・・・何か聞こえるの??」(
が問いかけると、薫はま隣になる壁に耳を当てた。

「なんか、ここから聞こえるんす・・・・」

「壁から・・・・??」(
「どんな??」(


そして薫は耳に聞こえてきた言葉を12人に告げた。


『引き裂いてやる・・・・・・八つ裂きにしてやる・・・・・・・・・殺してやる・・・

 腹が減ったぞ・・・・こんな長ーい間・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・殺してやる・・・・・・・・・殺すときがきた・・・・・』


この言葉に誰しも唖然となった。


「どう・・・思う・・・?」(
「内容はまだ把握は出来んが・・・薫の能力が出ているのかもしれん」(国光)


「おい、マムシ・・・・てめー、冗談でいってんだろ〜」
桃がからかい口調で言うと、薫はギロリと桃を睨みつける。
「冗談なんかじゃねーーー!!てめー・・・・」
喧嘩をふっかけようとした瞬間、薫の言葉が止まった。

「・・・・・・マムシ・・・・?」
桃が問いかけるが、薫は耳を澄ませていた。


『・・・・・・・・・・・・・・・血の臭いがする・・・・・・・・・・血の臭いがするぞ!』



「チッ・・・」
薫は一目散と、階段を駆けって上がった。
もちろん、12人も薫を追う。


3階に着き、奥に進むとハリー、ロン、ハーマイオニーの3人がいた。
だが、3人の顔は青ざめている。


「ちょっ、なにあれ!!」(
「壁に文字が・・・・」(
「なんて書いてあるの??」(
「え〜っと・・・・

 秘密の部屋は開かれたり 継承者の敵よ、気をつけよ

 って書いてあるよ・・・」(周助)
「それより、秘密の部屋ってにゃに??」(英二)
「さぁ〜・・・・」(隆)
「一体誰が・・・・・」(秀一郎)
「ってか継承者の敵??なんっすかね〜・・」(桃)
「う〜ん・・・・・?おい、薫・・・何見ているんだ?」(貞治)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あそこ・・・・・・・・・・・」(薫)
薫が指差した場所を見ると、無残な姿があった。

「ミッ、ミセス・ノリス・・・・・・・・・」(
ミセス・ノリスの姿に彼女たちは数歩後ろに下がる。
「おい、お前たち!!」(国光)
国光は3人を呼んだ。

「あっ・・・・・・・・・・皆・・・」(ハーマイオニー)
「いったい何があった?」
国光は冷静に問いかけて行く。
「解んないよ!!僕達もさっき来たばっかりなんだ!!」(ロン)
「信じて、国光・・・・・・」(ハリー)
「ハリー・・・・」


ミセス・ノリスをどうするかと悩んでいる隙に、生徒が廊下にワッと現れた。
誰しも壁の文字、ミセス・ノリスの無残な姿に沈黙していた。


「継承者の敵よ、気をつけよ!次はお前たちの番だぞ、『穢れた血』め!」

沈黙の中、ドラコ・マルフォイが叫んだ。
マルフォイは人垣から最前列に進み、冷たい目に生気をみなぎらせ、
いつもは血の気のない頬に赤みがさし、ぶら下がったミセス・ノリスを見てニヤッと笑った。


その後、フィルチがやってきて『お前だな!!』とハリーに怒鳴った。
怒りに翻弄するフィルチにダンブルドア先生の声がかかった。

「皆は寮に戻りなさい・・・」
ダンブルドアがそういうと、生徒は寮へと足を向ける。
「ああ、そこの3人は残って・・・」
ダンブルドアはハリーたちを引き止めた。




それから後日、ダンブルドアからの忠告があった・・・・
用心するようにと・・・・・
忠告を受けたその日、図書室にある『ホグワーツの歴史』の本が全部貸し出しになってしまっていた。
もちろん、その1冊をは持っていた・・・・・

あとがき

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