クリスマス休暇・・・彼らは・・・・




Cristmas Vacasion





クリスマス1週間前、
「あなた方はクリスマスはホグワーツへ残るんですね」
マクゴナガル先生からそう話され、特待生たちは残ることになった。


♪〜メリークリスマス、鐘が鳴る〜〜〜
ホグワーツに住み着く幽霊達はクリスマスソングを歌いながら浮かれている。

「でも結局皆、残るんだな」(ひのき)
「そうね・・・亜久津君と観月君は帰ってしまうと思った・・・」()
「うん・・・でも亜久津君はいても寮から出る気なさそうだよ」(
「観月もそうだろうね。あと考えられるのは図書室かな」(周助)
「まだ自分で結論が出ないだけさ。もう少し待ってくれよ」(裕太)
「そうだな、こういうのは自分で解決するものだしな」(桔平)
「せやけど皆、残るとは思わなかったで」(侑士)
「俺はこっちのクリスマスがどんなものか知りたかったしよ」(アキラ)
「俺も・・・」(深司)
「俺も同じだぜ」(亮)
「それは皆同じ事じゃない」()
「日本とは違うクリスマスって言うのも興味あるしね」(リョーマ)
「でもほとんどの生徒が帰るんですね」(長太郎)
「それはそうでしょ。家族と過ごしたいっていう生徒が多いもん」()
「だけどハリーとロン兄弟は残るって言ってたっす」(桃)
「そうだにゃ〜、クリスマス休暇は一緒に遊ぶ約束もしたんだにゃ〜」(英二)
「まぁ、俺たちグリフィンドールはそんくらいしか残らないしな」(岳人)
「他の寮はどうなの?」(清純)
「スリザリンは俺たちのほかに何人か残るみたいだが・・知らないヤツが多いな」(貞治)
「ハッフルパフは僕たちだけです」(太一)
「だから静かなのよね」(杏)
「レイブンクローも同じだ」(国光)
「数えるくらいしかいないんすね・・・」(薫)
「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」(ジロ)
「あれ、慈郎君。また寝てるよ」(隆)
「ああ。ここで寝たら風邪を引くよ。起きて」(秀一郎)
秀一郎の言葉に半分おき、寮へと戻っていった。



そしてクリスマス前日
生徒達は荷物をまとめて、学校から去っていった。
ちゃん、この前雪合戦できなかったから・・・今からしない?」
ひのきがに抱きつきながらそう言う。
「錬金術なしならね」
は横目でひのきに言う。
「ゲッ・・・・」
「当然だな」
国光も正論を言う。それに全員が頷く。
「わーったよ。アキラ達も来るか?」
「俺、負けないっすよ」
「俺も参加しよう」
「よし!!寮別対抗やろうぜ」
ひのきの言葉で皆が賛成する。



そして・・・・・
「寮別対抗、第1回!!雪合戦対決!!」
ひのきが司会をし始めた。
「おい、ひのき。何故お前が司会をしている」
ひのきの司会に跡部が文句を言い出す。
「別にいいじゃねーか!オレが言い出したんだから」
「はいはい、跡部は俺らとおろうな」
侑士が跡部を連れてレイブンクロー陣地に連れて行った。

「そんじゃ始めるぜ。貞治のくじの結果、第1試合はレイブンクローVSスリザリン!
 それじゃ位置についてくれ」


「おい、樺地!お前、絶対を守れよ」
「ウスッ」
「ちょっとそんなことしなくても・・・」
「そうですよ、これは遊びなんですから・・・」
「せやで、跡部過保護すぎや」
「うっせー!!」
「崇弘君も私のこと守らなくていいからね」
「・・・・・・・・・・・」
がそういっているんだ」
「ウスッ」



「俺のデータは嘘は言わないよ。勝たせてもらう」
「クスッ、楽しみだね」
「うん。こっちは人数少ないけど頑張ろう!」
「そうですね・・・こっちは4人だし・・・」




「寮の代表がそれぞれの旗をとったところで終了だ。
 よーい、始め!!」
ひのきのコールで試合が始まった。




数多くの雪球がどんどん飛んでいく。
「それ!!」
「行くで」
「一球入魂!!」
ドスッ!!
長太郎の投げた雪球が相手の陣地に大きな穴を作った。
「うわっ、長太郎君の玉・・・強烈・・・」
が吃驚し、固まる。
「大丈夫だよ。雪玉でもノーコンのようだね」
そう行ったのはいいが、違うところに落ちたのだ。
「でも僕に勝つのはまだ早いよ」
周助がコントロールの聞いた玉を投げる。
「そうは行かないぜ。樺地!!」
「ウスッ!!」
隙を狙って国光が動いた。
「甘いな、国光。データどおりだ」
貞治が投げる体勢になると
「国光、伏せて!」
の声が上がり、国光が伏せると雪球が貞治に向ってとんできた。
「うわっ!!」
見事に貞治に命中した。
「甘いのは貞治君よ」
はにっこりと微笑みながら言うと、国光は即座に相手の陣地に急いだ。
「そうは行かないよ」
深司が国光めがけ雪玉を投げる。
「それはこっちのセリフや」
国光を援護するように侑士が攻撃する。
そして・・・・・



「終了!!レイブンクローの勝ち!!」



「よし、次!!ハッフルパフVSグリフィンドール!!
 おっ、オレもだ。跡部!!司会やっていいぞ」
ひのきはそういうと跡部にマイクを渡した。

「ああ、いいぜ・・・お前ら、俺様の司会に酔いな!
 それじゃ、始め!!」
跡部のコールで試合が始まった。


「旗を取りに行くのはオチビで、桃とちゃんが援護でいいかにゃ?」
「いいんじゃないっすか?」
「俺はいいっすよ」
「あたしも!!」
「俺たちはどうすんの?」
「あとは攻撃重視でいいんじゃない?」
「そうですね、頑張ろうぜ!ハリー」
「もちろん!ねっ、ロン」
「ああ」
「チェ・・・フレッドとジョージもいれば面白かったのにな」
「仕方ないわよ。パーシーに散々扱かれてたしね・・・」
「よーし、頑張ろうぜ!!」




「旗を取りに行くのは亮に任せるぞ」
「ああ、足なら自信があるぜ!!」
「僕、皆さんが投げる雪玉を作ります」
「あっ、私も!!」
「あとは攻撃と援護でいいですよね?」
「そうだな、道具は何でもよかったんだよね・・・はい、タカさん」
「よっしゃ〜〜〜〜!!燃えるぜ、バーニング!!」
「ふしゅ〜〜、絶対勝つ!!」




そして試合は・・・・
「終了だ!グリフィンドールの勝ちだ」
亮よりリョーマの方がコンマ何秒で旗を取った。






まだまだ試合は進めていき、

「決勝戦!レイブンクローVSグリフィンドール!!」




決勝だけあり、それぞれ白熱した試合になり・・・・・・
結果は時間切れでドローとなってしまった。



何故、時間切れだって?
それはグリフィンドールの監督生、パーシーが食事の時間だと
知らせに来たからだ。


大広間はクリスマス一色になり、机が1つしかなかった。
今日は特別に好きなように座っていいといったのでそれぞれ席についた。

「今日はクリスマスじゃ。大いに楽しんでくれ」
ダンブルドア先生の言葉とともに食事が現われた。



「亜久津先輩、今日も寮にいたんですか?」
「俺たち今日、楽しいことしたのにね〜」
「ケッ、お前らに付き合ってらんねーよ」
太一と清純は亜久津と何やら話している。


「観月さん、今日はどうしていたんですか?」
「僕のことはほっといてくれていいんですよ、裕太君」
「いえ、観月さんの答えが出るまでは一緒にいます」
「裕太君・・・僕もそれなりに考えましてね・・・」
「それで・・・」
「ええ、今から見せてみましょう」
観月は席から立ち上がり、のところへ行った。
「食事中にすみません。さん」
「観月君・・・どうしたの?」
「あなたピアノがお得意だそうで・・・・」
「え・ええ・・・まぁ・・・」
「賛美歌、弾けます?」
「簡単のでいいんなら・・・」
「ならお願いできませんか?」
観月の言葉にの周りにいる国光たちは吃驚する。
「いいですよ、ちょっと待っててください」
は席を立ち上がり、ダンブルドア先生のところへ行く。
そしてなんらか話、観月を手招きした。
「OKが出たわ。こっちへ」
2人はピアノの方に移動した。
はピアノの鍵盤を出し、イスに座る。


「それじゃいい?」
「ええ、いつでも・・・」

がピアノを弾きだし、観月が賛美歌を奏でる。
ピアノの音色と観月の声が大広間に広がる。


「うわ〜〜、観月君の声、きれい・・・」()
「うん・・・男の人の声でこんなに出るのも凄いよ・・・」()
「やるじゃない・・・観月君・・・」()
さすがコーラスをやっていただけ、観月の評価も高かった。




歌い終わり、拍手があがった。
観月とは一礼をし、握手した。
「凄いじゃない、観月君」
「毎年恒例なんですよ、僕が賛美歌を歌うのが・・・」
「そう・・・」
「それでなんですが・・・僕も貴方達をお名前で呼んでも構いませんか?
 つまり・・・その・・・お友達に・・・」
観月の言葉に
「もちろん」
といいにっこりと微笑んだ。
「改めてよろしくお願いします。さん」
「こちらこそ・・・はじめ君」
そういい堅く握手する。
そして2人は席に戻った。




食事が終わり、はじめは皆に改めてに言ったことを話した。
それに全員が了承し、裕太も一安心した。

そして寮へと戻っていった。

side グリフィンドール

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