オレは追いついたよ・・・・





君との身長差






が中等部を卒業し、最初の日曜日がやってきた。
オレたちは約束どおり、逢うことにした。
といってもオレが迎えに行ってるけどね・・・・




の家に着き、いつものようにチャイムを鳴らす。
いつもなら、おばさんが出るけど・・・
チャイムと同時にが出てきた。


「いらっしゃい、リョーマ!」
「よく解ったね・・・オレだって」
「うん・・・そろそろかなって思って・・・さっ、入って」
「オジャマシマス・・・」
オレはに招かれ、初めての家に足を踏み入れた。


「入って」
オレたちはすぐ2階に上がり、が部屋に招いてくれた。
さすがに女の部屋に入ったことのないオレは、緊張した。
「飲み物取ってくるから、適当に座ってて」
はそういうと、下に降りていった。


“ふ〜ん・・・綺麗にしてるんだ・・・”


「お待たせ」
が部屋に戻ってきた。
「別に待ってないけど・・・・」
「そう?でもリョーマがここに入るの初めてだよね〜」
「そうだね・・・それよりさ、坂下上手くいったの?」
休み前、達がに逢いに来ていたのを知っていた。
それも大石先輩がらみだ。
「解んない・・・でも、大石君のことだからうまくやってると思うよ〜」
「結構マメだしね・・・」
「うん・・・・」




「ねぇ、もさお返し貰ったら嬉しいってあるの?」
「リョーマ?」
もさすがにオレからこんな言葉聞くとは思わなかっただろうね。
顔が唖然としてる・・・・
「どうなの?」
「そりゃ・・・貰えるなら・・・」
「それじゃ、アゲル・・・オレからのお返し」
俺はそう言いながら、座っているに深く口づけをした。


「リョ・リョーマ///」
「はい、お返し。なに、嫌だったわけ?」
「そ・そんなことないけど・・・いきなりだったから・・・」
「ふ〜ん・・・ねぇ、気づいてる?」
「えっ?」
「やっぱ気づいてないか・・・・」
「リョーマ?」
仕方ないな・・・


、立って!」
「えっ!?」
「いいから」
はしぶしぶを立った。
オレもあわせるようにの前に立つと、の表情が変わるのがわかった。
「解った?」
「リョーマ・・・目線が・・」
「今さ、急激に成長期に入ったんだ。もう160超えたよ」
「うそ・・・」
「へへっ・・・これでやっと追いついた・・・」
オレはを前みたいに抱きつくんじゃなくて、抱き締めた。
「今度からはこうしてあげるから・・」

リョマたん偏のホワイトデー話でした。リョマたんならこうだろうね・・・と思いながら書きました。
どないでしょ?にしても、瀬川はクリスマス以来シーズンに個人夢はもうこりごりって言ったのに・・・
やってもうた(汗)
まっ、いいか!!

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著者:瀬川音符

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