私達が入学して、1週間がたったある日・・・・・ popular & each a club 「・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「おい、!」 「う〜ん・・・・えっ?あ、手塚君」 「どうしたんだ?もう朝礼にいくぞ」 「わかってるよ。でもな〜・・・・・・」 「なにかあるのか?」 「いや、そんなことはないんだけど・・・・・う〜ん・・・・」 「なにかあったのか?」 「まあね・・・・・先生に頼まれたのよ・・・・・校歌の伴奏・・・・・」 「はピアノ弾けるのか?」 「うん。中学あがるまでやってたから・・・・」 「そうなのか・・・・で何が問題なんだ?」 「・・・・・・・・それは・・・・・・・今さっき頼まれたのよ・・・・伴奏・・・・ちょっと不安で・・・・」 「大丈夫なのか?」 「やれるだけやってみる!! さっ、行こう!手塚君」 俺達は朝礼のある体育館へ行き、クラスを並ばせていた。 「じゃ、手塚君。クラスのほうよろしくね」 「頑張れよ」 「ありがとっ!出来るだけやってみる!」 そう言い、は舞台袖に行った。 そして、校歌を歌う時が来た。 伴奏が始まると俺は、驚いた。 いや、俺だけではない。全校生徒がそうだと思う。 軽やかで上品な音色。 まるで彼女自身を表しているようだ。 歌っていて心地がいい。 曲も後半に差し掛かる頃、校歌のテンポがすこし変わった。 気づいたかのように指揮をしている先生が、を目で訴えていた。 も先生の指示にテンポの方をもとに戻した。 そして校歌は終了とともに朝礼も終了した。 教室に帰る途中にの友人、に遭遇した。 「〜っ!」 「!」 「凄いじゃないの!が舞台にあがったときは吃驚したけど、まだ腕は落ちてないのね」 「エヘヘ・・・・そう?」 は照れくさそうに笑っていた。 「そうだよ!ねっ、手塚君もそう思ったでしょ?」 「ああ。俺もそう思った」 「ホント?」 「俺は嘘は言わない。でも、何であんなに不安になっていたんだ?」 「不安?なに・・・・不安って・・・・・?」 「実は初見だったのよ・・・・」 「あ〜、なるほどね・・・・・でもさすがだね^^」 「エヘヘ・・・・まぁ、何とかできたし・・・・」 「、初見ってなんだ?」 「初見って言うのは、『初めて見た楽譜を演奏すること』を言うんだよ。練習も出来ないから不安だったの」 「そうなのか・・・・・」 「うん・・・・さっ、教室に戻ろっ!」 「そうだな・・・・」 「じゃ、!放課後にね^^」 「うん。またね」 と別れ俺達は、教室に戻った。 教室に戻った俺達の前にはクラス全員の拍手があった。 それはに向けたものだった。 「さん、凄いね!」 「ピアノ上手いんだね!」 「あたしなんか聞き惚れちゃった!」 いきなりのことでは吃驚していたが、照れ笑いしていた。 「ありがとう。これでも緊張したけど・・・・・」 「「「「ふ〜ん。でも凄いよ!」」」」 そんな話をしてると先生が来て、全員が席に着いた。 が一気にクラスの人気者になった。 そして、放課後・・・・・・ 「っ!来たよ」 「。それじゃ行こっか?」 「そうだね」 「それじゃ、また明日ね。手塚君、テニス部頑張ってね」 「ああ。達は部活に入らないのか?」 「「フフフ・・・・実は今から入部届け出しに行くんだ」」 2人同時に手塚に答えた。 「そうか・・・・・」 「気になる?私達が何処の部活に入るか?」 が俺に問いかけてきた。 「・・・・・・・・・・・・・・・・べ・別に・・・・・・・」 「ふ〜ん。でも手塚君、顔に書いてあるよ。『何処に入るのか?』って」 今度はが茶化すように言い始めた。 「ねっ??」 はに振り掛けた。 俺もを見た。 「えっ?もう、いきなり振らないでよ!」 「別にいいじゃない」 「よくないよ!さっさと行こう!」 「はいは〜い。それじゃ〜ね、手塚君」 「ゴメンね。手塚君・・・・・が・・・・・」 「が謝ることはない」 「そう。でも、ゴメンね」 そういうとは、俺の耳元でささやき出した。 「それと私達『コーラス部』に入るの。手塚君もテニス部頑張ってね」 「ああ。達もな」 「うん。それじゃ!」 そうして俺はテニス部、達はコーラス部へ向かっていった。 −−−−−テニス部 「ねぇ、手塚。今日朝礼で伴奏した子、手塚のクラスの子でしょ」 「そうだが・・・・・なぜ不二が知っている?」 俺達は玉拾いをしながら不二が問いかけてきた。 「まぁね・・・・でも、凄かったな・・・・・僕、聞き惚れちゃったよ」 「確かに・・・・・」 「なになに?何の話?」 「英二、ほら朝礼で伴奏した子の話だよ」 「あ〜、あの子ね。俺、聞き惚れちゃったにゃ〜」 「僕もだよ。手塚もだよね?」 「ああ」 −−−−−コーラス部 「「すみません。入部届け出しに来たんですけど・・・・」」 「は〜い。ってあなたは今朝の・・・・・」 「あっ、本当だ。朝礼で伴奏弾いてた子だ」 「うちの部に来てくれたんだ。嬉しい^^」 「よろしくお願いします。です」 「さんね、よろしく」 「です。よろしくお願いします」 「さんね、こちらこそ」 ここでもは人気があった。 瀬川:手塚ドリーム第3弾!やっと、やっと出来た |