幼馴染は恋人になれるの・・・・・・・?




幼馴染以上恋人未満




私と菊丸英二は家も近く、親同士が仲がいい。いわゆる幼馴染。
幼稚園から小学校まで同じクラスと来たら、凄いものである。
そして、青学に受験し2人とも見事に合格した。


そして・・・・・・・

〜っ!」

英二が私に抱きついてきた。これは日常茶飯事のこと。
慣れてしまっている。

「英二・・・・・・・・重い・・・・・・」

「ごめんにゃ〜。、何組だった?」

そう、今日は私達の入学式である。

「まだ、見てない・・・・英二は?」

「俺、もう見てきちゃったもんね」

「ふ〜ん、何組だったの?」

「俺、3組になったんだ。でも、とは違うクラスになっちぃった・・・・」

「やっと英二から離れられたんだ・・・・・」

「にゃに?その言い方・・・・・まるで俺と一緒がやだって言ってるみたい・・・・」

「言ってるみたいじゃなく、そう言ってるの!!」

、冷たいにゃ〜・・・・」

「で、ついでに私のも見てきたんでしょ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「英二・・・・・・・見てきたんでしょ?」

英二は黙ったまま頷いていた。
私は深くため息をつき、

「さっきは言い過ぎた・・・・・ゴメンね、英二」

私は英二の頭を撫でた。
私がもう怒ってないのを確信した英二は、表情が明るくなった。

「もういいよ。はね、7組だったよ」

「7組か〜。英二、知ってる名前とかあった?」

「う〜うん。全く知らない奴ばっかだった。俺のクラスには知ってる奴いたけど・・・・・」

「そっか〜・・・・・・まっ、そこで友達でも作ればいいか・・・・・どうせ部活にも入るしね」

「そうだね。そういえばって、何処の部活にはいるの?」

「希望としては、コーラス部かな・・・・・英二はテニス部でしょ?」

「そうにゃ〜。俺、頑張るもんね!『目指せっ、レギュラー!』ってね」

「じゃ、お互いに頑張りますか?英二君?」

「だね。ちゃん。」

『君』『ちゃん』と呼んだ私達は思わず笑い出した。
この雰囲気的には恋人のように見えるが、決してそんなことはない。
私達にはまだ、恋愛感情はなかった。





それから何ヶ月もたっても私達の関係は幼馴染・・・・・
休みの日には英二が私の家に遊びに来たり、私が英二の家に遊びに行ったりしてる。
そして、他愛のない会話・・・・・


「でね、不二が・・・・・・・・」

「それで大石が・・・・・・・」

「それに手塚がね・・・・・・」

このように英二の話はいつもテニス部の話。
英二は、人懐っこい性格の所為かクラス、部活等でもう友達が出来たのだ。

もちろん私も友達は出来た。
コーラス部に入部して、親友と言える人が3人も出来た。
私も負けずと、部活やいろいろな話を英二にしていた。

がね・・・・・・・」

「それでが・・・・・・」

が・・・・・・・・」

私達はこの時間が好きだった。





私は英二に恋愛感情を持ったのは2年の春、校内ランキング戦の時。
テニス部は月に1回、レギュラーを決めるためのランキング戦を行っている。


私は英二がテニスをしたところを見たことがなかった。
たまたま部活も休みで、達とランキング戦を見に行った。


「あっ、周助君が試合してる。やっぱりカッコいいな〜」

さん、惚気てますね〜」

「ホントホント。お熱い事で・・・・・」

上からが喋っていた。

私は呆れてため息をついた。他のコートでも試合をしていた。
その時目に入ったのは、英二だった。
私は目を疑った。



(うそっ!ホントに英二なの?あんなに真面目で真剣な顔の英二、見たことない!)





「お〜い、〜?」(

「どうしちゃったのかな・・・・?」(

「さぁ?」(


達の声なんか私には聞こえてなかった。
私は、英二に・・・・・いや『テニスをしている英二』に見惚れてしまっていたのだ。



っ、ねぇ〜ってば!!」(

「・・・・・・・・・えっ?な・なに??」

「なにじゃないよ〜。人の話聞いてた?」(

「ゴメン・・・・聞いてなかった・・・・・」

「大丈夫?、顔真っ赤だよ?」(

「えっ?そ・そんなことないよ〜」

「「「ホントかな〜〜〜〜〜?」」」

「ホントだよ!!」

「ならいいけど・・・・そろそろ帰ろっ」(

「「「うん」」」


あれからテニスをしている英二が頭から離れなかった。






一方・・・・・・・

試合が終わった英二は、

「お疲れ、英二」

「ありがとにゃ〜、不二」

「惜しかったな、英二」

「うん・・・・・・・でも、次があるにゃ^^」

「そういえばさっきまでさん達いたよ」

達が?」

「うん。もいたし、もちろんさんとさんも・・・・」

「そうにゃんだ〜・・・・」

「さっきの試合見てたかもね・・・・」

英二は黙り込んだ。

「ねぇ、英二・・・・・」

「ん?にゃに、不二?」

「そろそろ言わないの?さんに『好き』って・・・・・」

「///ふ・不二〜っ!にゃんてこと言うんだよ〜!!」

「だって・・・・・英二見てるとちょっとイライラしてさ〜、さっさと言っちゃいなよ」

「で・でも〜・・・・・・・・」

「まっ、決めるのは英二だからさ・・・・・僕の意見はこれまで!さっ、帰ろう」

「うん・・・・・・・・・」

はどう思ってるのかにゃ〜、俺のこと・・・・・)


俺はがずっと前から好きだった。だけど、伝える自信がない・・・・・・・
もし伝えたとしてはどうするか・・・・・・それも不安・・・・・


瀬川:菊ちゃんドリーム完成!!
菊丸:やっとできたね〜、俺嬉しいにゃ〜
瀬川:それにしても両思いとはね〜・・・・・(自分で書いてながら)純粋だね、菊ちゃん
菊丸:純粋でいいも〜ん!でも、いつかはに告白するもんね!!
瀬川:頑張ってね!菊ちゃん^^
菊丸:うん。俺頑張る!!
瀬川:それにしても菊ちゃんはいい子だね
菊丸:にゃ?にゃんで?
瀬川:だって、リョマと手塚は文句ばっかりなんだよ(>3<)
菊丸:にゃはは・・・・あいつらは結構厳しい方だからね・・・・でも、俺はそうじゃないでしょ?
瀬川:うんうん。
菊丸:というわけで、、ここまでつきあってくれてありがとにゃ
    よかったら感想や意見をBBSの方に書いてにゃ^^

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