桜の舞い散るこの季節・・・・・
王子との出会い
あたしが青学へ入学して3回目の春。
「おはよ〜っ!!」
「〜っおは〜」
いきなり声をかけてきたのは、小学校からの友人、。
「なに、しけた顔してんのよ?」
「えっ?そんなことないよ」
「ふ〜ん・・・・そういえばクラス発表、もう見た?」
「まだ・・・・・」
「珍しいこともあるのね・・・・なら『もう見てきた!!』ってはしゃいでるのに・・・」
「別にいいじゃん・・・・まっ、あたしも大人になったってことで・・・・」
お気楽なあたしに対しは、ため息をついていた。
「はぁ〜、全くは〜・・・・だったら一緒に見に行こっ!」
「うんうんっ!!」
「(どこが大人になったって〜)」
あたしとは、クラス発表を掲示されている場所へと移動した。
「〜っ、何組?」
「え〜っとね・・・・・・あっvv」
クラス発表を見ていたは顔を赤くし、喜んでいた。
その理由は・・・・・・・
「っ」
「あっ、手塚君vv」
そう、こいつだ。手塚国光。の彼氏である。
「一緒のクラスだね^^ 嬉しいな〜1年生以来だもんね」
「そうだな・・・・・それとも一緒だ」
「も同じなんだ〜」
あ〜あ、もうラブってるよ、この2人・・・・・
は手塚君と付き合い出して、すこし柔らかくなった。(性格が)
「で、は何組だったの?」
「あっ、まだ見てない!!」
「全く・・・・・早く見てきなよ〜」
に言われ、掲示板の方へ振り向こうとしたら、見たことのある4人がこっちに近づき、話しかけてきた。
「その必要はないよ、!」
「?なんで〜??」
「だってとあたし、同じクラスだし^^」
「そうなの??で、何組??」
「そう焦るなって。3組だよ」
「そうなんだ〜。よろしくね、」
「こちらこそ!」
「僕はちょっと寂しいな・・・・と違うクラスだから・・・・・」
「不二君と菊丸君は何組だったの?」()
「俺達6組になったんだにゃ〜。俺もと同じクラスがいいのに〜」
「英二・・・・・」(呆)
「全くさんと手塚が羨ましいにゃ〜・・・・・」
「菊丸君・・・・・・・とにかく、よろしくね!」
「もちろん!ついでに手塚君もね」
「ああ。(俺はついでなのか・・・・・)」
手塚はの『ついで』の言葉に眉間に皺を寄せていた。
ピンポンパンポン−
『9時より入学式を開始します。出席する生徒は体育館へ集合して下さい・・・・・繰り返します・・・・・・』
「えっ、もうそんな時間?」
「いくぞ、」
「あっ、待ってよ〜手塚君・・・・ じゃ、また後でね、みんな」
「「「「「いってらっしゃ〜い」」」」」
と手塚君は体育館へ向かっていった。
「大変だよね。生徒会会長と副会長は・・・・・」
「「「「うんうん」」」」
「さてと、これから暇だけど、ど〜するにゃ?」
「入学式終わるまで、暇だもんね〜」
「僕はと一緒にいたいなvv」
「それはあたしも同じだよ、周助君vv」
はぁ〜ここにもバカップルが・・・・・
「俺もと一緒にいたいにゃ〜」
菊丸君がに抱きついた。大抵の女は驚くがは違う。
というより、抱き疲れるのが慣れているからだ・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・英二、重いよ」
「これでも加減してるんだよ〜」
「///と・とにかく離れてよ・・・・」
「う〜・・・・が冷たい・・・・・」
「抱きつくのやめてくれたら、冷たくしないよ?」
「わかった。やめるにゃ〜・・・・」
「さ〜いつまで続くのか、楽しみねvv」
菊丸君とは幼馴染だけど、それとなくいい雰囲気。
付き合っているのかは、ちょっと微妙だけど・・・・
それに比べてあたしは・・・・・・
未だに彼氏がいない・・・・・
というより、出会いがない・・・・・
は手塚君と1年の時にクラス委員をしていて、それとなく惹かれあって、今の状況。
は菊丸君と幼馴染で長く付き合っている所為か、お互いのことを良く知り合っている。
は不二君と幼馴染で・・・・・・・・・そういえば付き合うきっかけ聞いたことないや・・・・
それとなくいい雰囲気でいるこの3つのカップル。
あたしはその中で一緒にいるだけ・・・・
(なんか羨ましいな〜)
「・・・・・・・・・・・・・・・・!!」
「えっ、な・なに、??」
「全く、人の話聞いてた?」
「まで・・・・・ゴメン、ぼーっとしてた」
「大丈夫?さん?」
「大丈夫だって。菊丸君」
「無理しちゃ駄目だよ。さん」
「心配してくれてありがとっ。不二君」
菊丸君と不二君は、優しい。
彼女でもないあたしを心配してくれる。(といってもとの友人だから)
「あたしたち一度教室にいって荷物をおいて会おうって言ったんだけど・・・・はどうする?」
「う〜ん・・・・あたしもう少しここにいるよ。もう少し桜見てたいし・・・・」
「分かった・・・・でも早く来なよ・・・・」
「うん。」
「また後でね、っ」
「また後で・・・・、それと菊丸君、不二君も」
「「またね(にゃ〜)」」
、、菊丸君、不二君は校舎に向かっていった。
「う〜ん・・・・・それにしても綺麗に咲いてるな・・・・」
あたしはゆっくりと桜を眺めていると、木の裏に1人の人影が見えた。
その人に近づくと、そこで寝ていたのだ。
真新しい制服、幼そうな顔立ち・・・・・多分1年だよね・・・・・
(ん?1年は確か・・・・・入学式・・・・・・おいおい、ここで寝てていいのか〜)
起こさなきゃ・・・・
「ねぇ・・・・・ねぇ〜ってば・・・・・う〜ん、起きないな〜・・・・・」
その人はかなり熟睡していた。
「ちょっと、起きなよ!!君、1年生でしょ?」
すこし大きな声で言った所為か、その人は目を覚ました。
「五月蝿いな〜・・・・・ってあんた誰?」
「それはこっちのセリフ!君1年生でしょ?」
「そうだけど・・・・・ファ〜〜〜〜」
喋りながらもその人は欠伸をした。
「入学式にでなくていいの?」
「今何時?」
「10時だよ。完全に遅刻だね」
「うわっ、ヤベっ」
「もうすぐ終わるから、その中に混じって教室に行っちゃえば・・・・」
「そうする・・・・って、終わったみたいジャン」
その人が見ていたのは体育館。入学式が終わり、新入生が出ていたのだ。
「じゃ、そういうことで・・・・」
「あっ、その前に名前教えなよ!」
「越前リョーマ。で、あんたは?」
「あたしは。3年だよ」
「ふ〜ん。じゃ、またね。先輩!!」
リョーマはさっさとあたしの前から去っていった。
「(なんだったんだ?あいつは・・・・それにしても生意気だね・・・・顔は可愛いのに・・・・)そろそろ教室に行こうかな・・・・」
これがあたしとリョーマの出会いであった。
瀬川:初リョマ夢〜。しかも4人ヒロイン物語とかけているのだ〜
越前:ねぇ、俺の出番少ないよ
瀬川:仕方がないでしょ。君ととの出会いの話なんだから・・・・・
越前:にしては、少なすぎる!!
瀬川:あのね〜・・・・君は熟睡してたんだから・・・・
越前:うっ・・・・・・でも、俺があそこにいなければ出会いも何もないじゃん
瀬川:確かにね・・・・・・
越前:まだまだだね
瀬川:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
越前:あ〜あ、黙っちゃったよ・・・・先輩、こんなんでよかったらまた読んでよね。
それと感想もBBSの方にでも書いてよね。
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