あれから月日はたった。お互い恋愛感情を持ったのはいつだったのか・・・・・・




Frist Love



-----手塚side-----

俺が彼女に恋愛感情を持ったのはいつだったか・・・・・・
彼女、は1年のとき同じクラスでクラス委員もした。
はよきパートナーであり、信頼できる友達でもあった。
2年になり、とは別のクラスになった。
これは仕方のないことだと思っていた。
でも、クラスは違うが俺たちの関係(友達)は続いていた。


「ねぇ手塚・・・・・・」
俺に話しかけてきたのは不二だった。
「なんだ、不二」
不二はなんか照れるように
「僕ね、と付き合うことになったんだvv」
と言った。
「で、なんだ?ただの惚気か・・・・・」
「クスッ まぁ、そんな所だね・・・・・手塚の方はどうなのさ?」
不二の質問に疑問が浮かんだ。
「どうって、何のことだ」
「どうって・・・・・(相変わらず・・・・・)さんのことだよ!」
は友達だ!」
俺はそう言い切った。

「ふ〜ん・・・・・」

不二は何を言いたいのか、俺には分からなかった。
後で知ることも知らずに・・・・・・






-----side-----
私が彼に恋愛感情を持ったのは・・・・・・・
彼、手塚国光君は1年のとき同じクラスでクラス委員もした。
手塚君は私にとってよきパートナーであり、信頼できる友達。
一緒にいるのが当たり前だと思ってた。
でも、それは違ってた。いつの間にか彼に意識し始めていたことを・・・・・
『一緒にいるのが当たり前』なんて嘘!本当は一緒にいたかった。
私がそう思うようになったのは、彼のテニスを見てからだった。
あの事件のこともあるけど・・・・
2年になって、クラスが別々になってもっと意識するようになった。
それでも彼は、私と仲良くしている。(といっても友達関係)


〜っ!!」
「ん?何、
私に話しかけてきたのは、だった。
「エヘヘ・・・・実は周助君と付き合うことになりましたvv」
は私に自慢しに来たのだった。
「へぇ〜、よかったじゃない」
「うん。ありがとっ!!」


、まだ惚気話を振りまいてるの?」(
「好きだね・・・・・そりゃ〜、自慢したいのは分かるけど・・・・・」()
の後を追ってきたのか、が来た。

「だって〜、嬉しいんだもんvvvv」(

「「はいはい・・・・・・」」
2人は、にあきれ果てていた。


「で、話は変わるけど・・・・・の方はどうなってるの??」()
「えっ・・・・・・ど・どうって言われても・・・・・・」
「あれから、何もないの??」()
「だ・だから・・・・・///」
「あ〜あ、赤くなっちゃって・・・・・そろそろ言ったらどうなの?」(
「///・・・・・・・・・・・・・・」
私は黙った。そりゃ〜告白したいけど・・・・・あの手塚国光だよ。
成績優秀、容姿端麗、おまけにテニス部の副部長!
無理に決まってる。彼は友達にしか見てない。





そんな風に思っていた2人にあることが起きた。

彼は、レギュラーになってすぐにファンクラブが出来ていて人気がある。
告白してくる女子は数多かった。

また彼女も、集会でピアノ伴奏をしていて更にコーラス部の華である。
告白してくる男子は数多かった。


「すまないが・・・・・・・・」

「ごめんなさい・・・・・・」


告白されては断り続けている2人。



翌日の放課後、彼は見たのだった。
彼女が告白されている所を。

(なんだ、この気持ちは・・・・・・・苦しい・・・・・)

彼女はいつものように断った。
彼の苦しい気持ちが解き離れた。
このときに自分の気持ちに気づいた彼。



・・・・・・・・・・・・・俺は、が好きだ・・・・・・・・・・・・・

と。






また同じように告白されていた彼。
このとき彼女は見てしまった。

(なんか嫌だな・・・・・苦しいよ・・・・・)

彼もまたいつものように断った。
彼女の苦しい気持ちが解き離れた。
今度こそ彼女は自覚した。


・・・・・・・・・・・・私は、手塚君が好き・・・・・・・・・・・

と。




それからまた月日はたった。お互いに友達関係を築いているが、少し違和感があった。
彼は、彼女を1人の女性として見て、
彼女は、彼を1人の男性と見ていたからだ。

それから生徒会に入った2人。
これでまた、2人でいる時間が増えた。




彼の行動に気づいたのか、不二と菊丸からいろいろと聴かれた。

「ねぇ、手塚・・・・・・いい加減に告白したら?」
「そうだにゃ〜。さっさと言っちゃいなよ〜」
俺に話しかけてきたのは不二と菊丸だ。

「だが・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺は何もいえなかった。

「早くしないと、さん取られるよ・・・・・・」
「そうそう。さん、人気あるもんにゃ〜」
「人気といったら、やっぱり『あれ』でしょ!!」
「そうそう。『あれ』でさん人気度UPしたんだよね〜」
不二たちが『あれ』と言う言葉に反応し、問いかけた。

「不二、『あれ』とは何だ?」
俺の質問に吃驚した不二と菊丸。
「「手塚!!『あれ』知らないの!!!!!」」
「ああ」

呆れたと言う顔をしながら不二は説明し始めた。
「手塚・・・・・・・男子の中で『ミス青学』を選んでいるの知ってる?」
「いや・・・・・・」
「そういうのがあるんだよ!手塚は参加してなかったんだ〜」
「それはないと思うよ、英二。それで誰が相応しいか、男子全員でアンケートを収集してランキング状態にしているんだよ。
 これは年に1回行われるんだ。手塚、なんかアンケートとかに答えたりしてない?」
俺は思い出した。女子がいない授業の時、アンケートに答えて欲しいと言われたことを。

(あれが、そうだったのか・・・・・・くだらなかったけどな・・・・・・)

「どうやら、答えてたみたいだね。それで今年度の『ミス青学』がさんに決まったんだよ!!」
「あれから、さんに告る奴多くなったんだよね〜」
俺は焦った。が『ミス青学』!!だからあんなに・・・・・・

「手塚、どうするの?」
「俺は・・・・・・・・・・・・・」
「告白、するよね?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・ああ」


俺は決心した。に告白する!!と。




その頃、彼女は・・・・・・・・・・・・・・
一方に彼のことで頭がいっぱいであった。

「ねぇ、」()
「ん、何?」
「そろそろさ〜、告白したら?」()
私は、自信がなかった。彼に・・・・・・・手塚君に告白する勇気もない。

「なに、暗くなってるのよ!!」(
「いつものらしくないよ」()

「だって・・・・・・・・・・・自信ないんだもん」

「「「大丈夫だって!!なら!!」」」

達は私を元気付けようとした。

「あたし思うよ。2人、お似合いだって」()
「うんうん。だから頑張ってみなよ!」()
「そうだよ!一度当たってみなよ!!多分、砕けることはないと思うけど・・・・」(

・・・・・・うん、ありがとう。私、やってみる」



私は決心した。手塚君に告白する!!と。




おまけ
アンケートの内容はこのようになっていた。

  問 この学校で今人気のある女子を記入して下さい。(空白にして出さないで下さい)

たったそれだけ!手塚、不二、菊丸はこう答えていた。

手塚・・・・・「(人気のある女子?空白じゃいけないのか!俺はそんなの知らないぞ!
       いや待て、彼女なら・・・・・) 『』 」
不二・・・・・「(人気のある女子か・・・・・そんなの関係ないね!もちろん)
      『』 」
菊丸・・・・・「(人気のある女子かにゃ〜・・・う〜ん・・・・やっぱり!!)
      『』 」

ちなみに他の男子の皆様は『』の名前を書いていた奴もいた。

さすがは・・・・・コーラス部4天王!!

お久しぶりっす・・・・・やっと手塚夢、完成!!
しかも2年生の時のお話。それぞれの思いをテーマに作りました。
次は告白しますよ!!次のお話を見る前に4人物語内の『bully』を読んでからの方がいいっすよ。
『bully』の続きですから・・・・・
というわけで、ご意見・ご感想等をbbs又はMailにて受け付けておりますので、カキコしてくださいね
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