私達が会場につき、周りを見渡していた時、誰かに抱きつかれた。 「〜〜〜〜〜〜〜〜(抱き)」 そう、いつも聞きなれた声とともに・・・・・・ 「英二!!重いって・・・・・・」 「にゃはは・・・・ゴメンゴメン、応援に来てくれたんだ?」 「ま〜ね」 「嬉しいにゃ〜。皆、こっちにいるよん。一緒に行こう」 「うん」 私と英二は3人のことをすっかり忘れ、2人の世界へと入っていた。 でもテニス部の人たちと合流すると3人もそれぞれの世界に入って行っていた。 「それにしても遅いな、大石」 あと20分で選手登録しなければいけないのに、大石君が来ていなかった。 「どっかで迷ってんじゃにゃいの?」 からかう英二に乾君は正論で答える。 「子どもが生まれそうな妊婦さんを助けてんじゃないっすか?」 越前君はファンタを飲みながらいい、 「それはこの前お前が使ったいい訳だろう」 英二は越前君の頭を抑えながら言った。 10分前になった時、先生の携帯がなった。 先生がでると大石君からであり、なんと越前君が言ってたことが本当となってしまっていた。 なんでも妊婦さんが心細いというから、大石君が離れられないというのだ。 桃城君が代わりについていってくれるといい、場所を聞き、桃城君は走って向った。 「菊丸、きてくれ」 手塚君に呼ばれ、英二は皆のとこへ行った。 何かを話していたようだけど、英二の様子が変わったのが分かった。 「英二・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「どうしたの、いつもの英二らしくない」 私がそういうと、英二は少し俯き、小さな声で話しだした。 「大石がさ・・・・・妊婦さん助けた時に右腕、痛めたんだって・・・・・だから今回、 桃とダブルス組むことになったんだ・・・・・」 「英二・・・・・・・」 「俺、桃と上手く出来るか分かんないし、それに大石がいないってことが・・・・・・」 「大丈夫だよ、英二なら出来るよ!!頑張って」 私は英二の頭を包みながら、抱き締めた。 「サンキュー、」 英二は私の中でそう呟いた。 『氷帝、氷帝、氷帝、氷帝、氷帝、氷帝、氷帝、氷帝・・・・・・・・・』 コート周りには氷帝の応援軍団で囲んでいた。 「嫌だな・・・・この雰囲気・・・・・」 「勝つんは氷帝」 「負けるの青学」 対戦相手の忍足君と向日君が2人を挑発する。 そして、試合が始まった。 私は驚いた。あの英二よりも身軽な人がいるなんて・・・・・・・ でも英二はいつもの力も出せてなかった。 それほど大石君の存在が大きいことが分かった。 「ねぇ、あのおかっぱ君。菊丸君より飛びすぎじゃない?」() 「確かに・・・・・・」() 「それが彼のプレイスタイルなんでしょうね・・・・・」() 1ゲーム終わり、コートを移動している時も彼らは2人に挑発をしている。 そして、桃城君がダンクスマッシュを打つと、なんと忍足君が不二君の技『羆落し』で返した。 「うそ・・・・・・・周助君の羆落し?」 彼の羆落しからゲームの流れが氷帝になった。 そして4−0になり、圧倒的に氷帝リードとなった。 いきなり英二の表情が変わった。そしてラケットをくるくると回しだした。 「英二・・・・・・・」 なんか桃城君と話してるところを見ていて、いつもの英二に戻ったことが分かり、私はほっとした。 「いつもの菊丸君らしくなったね、」 「・・・・・・うん・・・・・」 そしてオーストラリアンフォーメーションの陣形になり、周りは騒ぎ出した。 「凄い凄い!!」() 「なんてコンビネーションなの??」() 「らしくなってきたね・・・・・・」() 4−4まで追いついた!! 相手の向日君は体力の限界に来たみたいだった。 でも後衛の忍足君が攻め始めた。 だが桃城君も、それを読み、逆に攻める。 そして6-4で青学が勝った。 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(抱き)」 英二はふらふらになりながらも私に抱きついてきた。 「英二・・・・・・やってね」 「うにゃ〜。でも桃がよく動いてくれたからね」 「そうだね・・・・・」 「でもね、がいてくれたから、頑張れた。ありがとう」 「///え・英二・・・・・・」 英二の言葉に私は照れた。 「、試合前にやってくれたこともう一回やって?」 「///え・・・・・・?」 「俺は今日はそれで充電したいんだにゃ〜」 「もう・・・・・・仕方ないな〜」 そう言い、私は英二を抱き締めた。 「全くお熱いことで・・・・・・・」 「いいじゃない、僕達もあっちで充電してほしいな」 「周助君・・・・・・」 「菊丸君らしいというか、なんというか・・・・・」 「、ちょっと来てくれ」 「??」 「手塚もさんに充電してもらいたいんだよね?」 「///ふ・不二!!」 「まだまだだね・・・・・・」 「リョーマ、そういわないの」 「だったら俺にも充電させてよ、」 「試合ないのに?」 「別にいいじゃん・・・・・・」 そしてダブルス1は氷帝に5−3で負けた。 そしていよいよシングルス・・・・・・・・・・・・ 関東大会 1回戦の続き!アニプリ『迫り来る氷帝、3人のダブルス』からこの話を作りました。 え〜彼らのセリフが少ないとは思いますが、ご了承ください。なんせテニスの試合風景を書くのは 苦手なんす・・・・・・うまく書けない(><;) しかもダブルス1は1行のみ!!ではでは次は不二夢でお会いしましょう。 このドリームに関するご意見、ご感想等をBbsにて受け付けていますので、 気軽に書き込んでいって下さい。よろしくお願いします。 ![]() |