この話は、達が2年生の時に起こった話・・・・・・



bully



私達は、彼らと出会っていろいろなことがあった。
それは・・・・・・・彼らの非公認FCから受けた虐め(といっても呼び出し)。



一番最初に受けたのは、だった。
不二君とは幼馴染であり、彼氏彼女の関係を持っている。
特に不二君のファンは多く、は目の敵にされていた。



二番目に受けたのは、
菊丸君とは幼馴染で、夏の全国大会のときに彼氏彼女の関係を持った。
不二君程ではないが、菊丸君にもファンがいる。
付き合いだしたのを公にしたとたんに、嫌がらせが始まった。



は誰とも付き合ってはなかったが、私達と一緒にいる為テニス部のレギュラーとは仲がいい。
みたいに呼び出しはないが、嫌みを言われたり・・・・・・



そして私、も虐めの対象に入っていた。
この時はまだ誰とも付き合ってはなかった。
しかし、私は手塚君と仲がいい。それに一緒に生徒会までやっている。
それを気に入らないファンが私に嫌がらせが始まった。



------------------登校時

「ねぇ、いつになったらあの嫌がらせなくなるのかな・・・・?」(

「ホント・・・・・・飽きないよね、あの人たち・・・・・」(

「でも、なんであたしまで受けなきゃいけないのよ・・・・・ただ仲がいいってことでさ・・・・・」(

「女の憎しみは恐ろしいわね・・・・・」(

私達は同時に重いため息をついた。


この虐めは結構長く続いた。
暴力までは行かないが、呼び出しはかなりあった。
(といっても、文句言われるだけだけど・・・・・)

このことを彼らには教えることが出来なかった。
それは・・・・・・・・・・・・・・・

「「「「(迷惑かけたくないから・・・・・・・・)」」」」

みんな、同じ思いをしていたからだ。



は下駄箱を開け、シューズを取り出そうとしたら何かで指が切れた。

「っ痛!」

「「「っ!!」」」

「大丈夫?」(

「とうとう剃刀レターまできたか・・・・・」(

「保健室行こう!」(


私は、切った指をハンカチで巻き、保健室へ急いだ。

「「「先生!!!」」」

「何、どうしたの??」

が、指を切っちゃって・・・・・」(

「えっ!さん、こっちに来て!!」

私は、先生に傷の手当てを受けた。

「まだ傷が浅くてよかったわ・・・・・いったい何をやってたの??」

「実は・・・・・・・・・」(

私達はさっきあったことを話した。
他の先生には話せなかったが、保健室の先生とは仲が良く、いろんな話をしていた。
もちろん、嫌がらせのことも・・・・・


「先生、剃刀レターの剃刀、外し方知ってます?」(

「まぁ、出来ることは出来るけど・・・・・」

「だったら外してしてくれませんか?」(

「別にいいけど・・・・・少し時間かかるわよ・・・・・」

「構いません。中身を知りたいですから・・・・・」(

「分かったわ。だったら昼休みに来なさい。それまでには出来ているから」

「はい。ありがとうございます」(


そして私達は、それぞれの教室に入った。






--------------------昼休み

私達は待ち合わせて、保健室へ向って行った。
向っている途中に、手塚君に遭遇した。


!どうしたんだ、その指の包帯は?」

「手塚君・・・・・・・なんでもないよ」

「そうか・・・・・ならいいんだが・・・・・・」

私が手塚君と話していると菊丸君、不二君もやってきた。

「やぁ、みんな」

「あっ、周助君!!」(

「にゃに集まってるの?」

「英二・・・・・別に集まっているわけじゃないのよ」(

「そうそう。あたし達が移動している時にたまたま手塚君に会っただけなんだから」(

「へぇ〜、そうなんだ・・・・・・・ってさん!その指・・・・・・」

「ホントだ・・・・・・痛そうだにゃ〜」

「実は・・・・・・・・・・・」(

私は愛香の口を押さえ、

「べ・別に何でもないんだよ。ちょっと切っちゃっただけだから・・・・・・」(

と言った。
は、このことを知られてはいけないと思った。
迷惑をかけたくないから・・・・・・・



「さっ、行こう。保健の先生が待ってるから・・・・・」(

はここから逃げ出すように達に言った。
たちもそれを察したのか、

「「「うん。じゃ、またね」」」

と言い、私達は保健室へ急いだ。


「ちょっとヤバかったね・・・・・」(

「ホント、ホント。焦っちゃったよ・・・・・」(

「も〜、!あれのことは言っちゃ駄目だよ〜」(

「だって・・・・・・・(しゅん)」(


保健室のドアを開け、先生のもとにいった。

「先生、上手くいきました?」(

「あっ、さん達。もう外せたわよ」

「ありがとうございます。先生!」(

「でも、どうやって外したんですか?」(

「あたしもそれ、知りたい〜!」(

「ふふ・・・それは内緒!それより、中身見せてもらったんだけど・・・・・・」

「やっぱり、呼び出しのですか・・・・」

「分かってたのね・・・・・さん」

「ええ。なんとなくですけど・・・・・」


私達は先生から手紙を渡され、それを見た。




『コーラス部4天王に告ぐ。
 今日の放課後、屋上で待っている。4人(特に)必ず、来ること。
                    各FC、一部有志』







「とうとう終盤って感じだね」(

「うん。これが終わらない限りあたし達、いつもの生活に戻れない」(

「これさえ、終われば・・・・・・・」(

「絶対に終わらせてみせる」(


4人の決意は固まった。
先生は止めようとはしなかった。でも・・・・・・・



「このこと、ちゃんと手塚君達に話しなさい・・・・・・それ以上は私は何も言わないから・・・・・」



手塚君達に話す・・・・・・・・・
そりゃ、は言った方がいいと思う・・・・・・・
でも、私は・・・・・・・・・・

そう思いながら、昼休みは終了した。







一方・・・・・・・・・・

「ねぇ、達なにかおかしくにゃかった?」

「ああ。達は何かを隠しているようだな」

「隠し事は良くないよね・・・・・・も話してくれればいいのに・・・・・・
 僕、になんとなく聞いてみるよ」

「俺もに聞いてみるにゃ」

手塚君は黙ったまま考え込んでいた。
まるで何かを察したように・・・・・・





「ねぇ、話す?」(

「どうしようか・・・・・って迷ってる」(

「あたしは、話すよ!もう、周助君に隠すのはやだもん」(

「それは、私もそうだけど・・・・・・」(

私はずっと黙ったまま考えていた。

は?はどうするの?」(

「私は言わない!言ったとしても迷惑になるだけだし・・・・・・
 でも、は言いなよ・・・・・・」(

「でも、あの手紙で一番危なそうなのはなんだよ!」(

「分かってる。だけど・・・・・・・・」(

が言いたいことが分かったのか、「言わなくていい」と言ってくれた。


はクラスに戻ると言い、たちと別れた。



達が教室に帰る途中、菊丸君、不二君に会った。

「ねぇ、3人に話があるんだけど・・・・・・」

「ちょうど良かった。周助君それに菊丸君、あたし達も話があるの!!」(

「分かった。ここじゃ話し難いから移動しようにゃ」



達は菊丸君、不二君と裏庭の方へ向った。
その途中に手塚君に会った。

たちは小声で、なにやら話していた。

「ど・どうする?手塚君にも言う?」(

「でも、が・・・・・」(

「だけど、一番危ないのは・・・・・・・」(


達は手塚君にも言うことにした。に内緒で。



裏庭に着いた達は、今まで会ったこと、今日屋上に呼び出されたことを手塚君たちに話した。
手塚君、菊丸君、不二君は唖然としていた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というわけなの」(

「それじゃ、一番ヤバイのってさんじゃん!」

「うん・・・・・・・・でも、は・・・・・・・・・」(

「もういいよ、。話してくれてありがとう。つらかったね」

不二君はの頭を撫でていた。

を助けれるのは、手塚君だけなの!お願い、を助けて」(

「ああ。俺もそのつもりだ」

「手塚、ちょっと僕に提案があるんだけど・・・・・・」


不二君の提案に全員が賛成し、放課後が近づく・・・・・・・・・・・














--------------------放課後 屋上

「で、私達に何か用?」(

はいつもの笑顔はなかった。

「用って、分かってるでしょ・・・・・・・なんで呼び出されたか・・・・・」

「まぁ〜ね・・・・・で、こんなに人集めてどうする気?」(

その人数およそ、30人。
殆どが手塚、不二、菊丸のFCだ。
あと、数名は違うようだが・・・・・

「じゃ、用件を言ってもらいましょうか?」(

「早くしてよね。あたし達、忙しいんだから」(


達の挑発的な言葉に、かっと来たのか、いつもの文句が始まった。

「だったら、言わせてもらうわ。まずはさん!いい加減に菊丸君と別れなさいよ。
 幼馴染だからって、見逃していたけど付き合いだすなんて・・・・・許せない・・・・・・
 何人も菊丸君の告白したけど、断れて・・・・・・なんであなたならいいわけ!!」

はため息をつき、反発する。

「言っておくけど、英二が誰と付き合おうがそれは英二の勝手でしょ。
 それに、英二の方から私に告白してきたのよ!!」

「菊丸君があなたに告白?笑わせないでよ!どうせ、嘘なんでしょ?」

はこれ以上言っても無駄なことと思い、ため息をついて反発をやめた。
(全く、いい加減にしてよね〜)



「それにさん、不二君と別れてよ!他の人たちは美男美女のカップルって言ってるけど、私達は認めない!」

「別に認めてもらってほしくないわ。あんた達にはね」

「ムカツク。何よ、その言い方!!」

「あんた達には言われたくない!!」

も負けじと反発する。






「あたし達、さんには何もないけど・・・・・・」

「だったらなんで呼んだのよ?」

「だって、レギュラーの人と話しているのが、なんか嫌なんだもん!」

「別にいいじゃない。そんなに喋りたかったなら、話しかければいいじゃない、あいつ等に」

の方は少し穏やかであった。







さん!今度こそはっきり言って!手塚君とはどういう関係なの??」

「前からも言ってるように、手塚君とは1年の時にクラス委員やって仲良くなっただけ!
 で、たまたま生徒会も一緒にやるようになっただけよ」

「じゃ、手塚君には恋愛感情はないのね?」

「さぁ、それはどうかしら?」

「ムカツク・・・・・・そんなこと言うから、ずっと聞いているんじゃない!!
 はっきりしたらどうなのよ!!」

「なんで私が貴方達に言わなきゃいけないのよ!
 はっきり言ってプライベートの侵害よ!!」

「だって、この間手塚君に告白した子から聞いたのよ!
 『俺には好きなヤツがいる!』ってね。それで聞いたのよ!誰って!そしたら、
 『それは教えれない。強いていえば、俺と仲が言い奴だな』って言ったもん!」

「それがなんで私になるの!他にも仲のいい女子はいるでしょ?」

「でも、さん達みたいに仲いい女子はそうもいないもんね〜!」

は頭に手を置き、ため息をついた。

「分かった。貴方達の言うことは・・・・・。
 それより、そこの貴方達は何?それに誰のFCでもなさそうだし・・・・」(

「ふふふ・・・・・・そうね・・・・・じゃ、言わせてもらおうかしら」

「出来るだけ手短に・・・・」(

「2年生じゃないみたい・・・・・・」(

「えっ、じゃあ3年生?」(


「そうよ、私達3年生よ」

「で、なんなんですか?先輩方(これが一部有志だったわけ・・・・)」(


「貴方達、ミス青学って知ってる?」

「「「「はぁ??」」」」


「知らないのね?いいわ、教えてあげる。
 男子が女子に隠れてコンテストを開いているの。誰がミス青学にふさわしいか・・・・・・」

「それがどうかしたんですか?」(

「私、2年までずっとグランプリだったの。もちろん、今年もそうだと思った。
 だけど、違っていた。しかも、2年生に負けるなんてね・・・・・」

「それって、もしかして・・・・・・・」(

「そうよ。貴方達に負けたの、私は!しかも、そこにいるが今年のグランプリになったのよ!!」

「それで、『特に』って書いてあったんだ・・・・・」(

「こんな屈辱はないわ・・・・・・だから貴方には消えてほしいわけ」

「くだらない・・・・・・そんなことで呼び出すなんて・・・・・」(

「くだらなくないわ・・・・・・もちろん、貴方達にも消えてもらいたいわ。2位、3位、4位は貴方達なんだから」

3年生の先輩はスカートのポケットから折りたたみ式のナイフを出した。
達は怯んだ。先輩の目は本気で、誰も止められない。

「さぁ、誰から消えてもらおうかしら・・・・・」

(ヤバイ)

「みんな、散れ!!」

の言葉に、FCの奴らはその場を離れるために走り出した。
も走ったが、先輩に捕まってしまった。
 
「「「っ!!」」」

「まずはさんから消えてもらうわ」

(やだ・・・・・・怖い・・・・怖いよ)

「さようなら!」

(ダレカ・・・・タスケテ・・・・・・テヅカクン・・・・・・・)

先輩はナイフを振り落し出した。
一部で『キャーーーーーーーーーーーーーー』という叫び声が上がる。

(モウ・・・・・・・ダメ・・・・・・・・・)


「そこまでだ!」
その時だった。振り落ちてくるはずのナイフが止まっていた。
手塚君が先輩の腕を持ち、握り締めていた。
それとともに菊丸君、不二君もやってきた。

「な・何をするの!離して!」

「まずはそのナイフを捨てろ!」

先輩はゆっくりとナイフを離した。
力が抜けた所為か、座り込む一部の女子。

「さ〜て君達、僕の大切な人に何てことしてくれたのかな?」(魔王光臨!!)

「ふ・不二君・・・・・・・」

「どうしてくれるのかにゃ?この落とし前は・・・・・」

「菊丸君・・・・・・あっ、そ・その・・・・・・・」

不二君と菊丸君がFCの対処をしていた。
逃げ出したいようだが、動けないFCの人達。

「フフフ・・・・・これはお仕置きだね・・・・」

「そうだにゃ〜、乾の野菜汁飲んでもらおうか・・・・」

飲んだ女子達は倒れこんだ。

「これでよし。、大丈夫だった?」

「うん。助けに来てくれてありがとう。周助君vv」

さんも大丈夫かにゃ?」

「「なんとかね・・・・・」」




「さて、先輩にも飲んでもらいます。野菜汁」

手塚君は先輩に野菜汁を渡した。
いやいや飲んだ先輩は、そこへ倒れた。(恐るべし、乾特製野菜汁!)




「大丈夫か?・・・・・・」

「な・なんで・・・・・・・どうして・・・・・・ここが・・・・・・・」

「実は達から聞いたんだ」

達から・・・・・」

「俺の所為で悪かったな・・・・・・・」

は何も言わず、ただ首を振るだけ。
もう声を出す力もなかった。
そのままは倒れた。


っ!!」

「「「!!」」」

達はの側へ行った。

「手塚。さんつれて保健室へ行きなよ」

「ああ。そうする」

「こっちのことは、俺達に任せるにゃ〜」

「ああ、任せたぞ」

「「OK!!」」

「手塚君、のことよろしくね」(

手塚君は頷き、意識のないを抱き上げた(いわゆるお姫様抱っこ)。
保健室へ向っている時、手塚はを見て、思った。

(意外と軽いんだな・・・・・・何故、言おうとしなかったんだ?は・・・・・・)





「先生っ、いますか?」

「ん?手塚君・・・・・・」

「先生、ベッド1つお借りします」

「どうしたの・・・・・・・・ってさん!!手塚君、一体何があったの?」

意識を失っているを見て、吃驚する先生。

「先生、その前に・・・・・・・」

「そうだったわね・・・・・・こっちに連れて来て!」

をベッドに移し、手塚は先生に全てを話した。



「そう・・・・・・・そこまでになってたのね・・・・・・」

「先生はご存知でしたか・・・・」

「ま〜ね。この子達がここに来て、いろいろ話を聞いてたからね」

「そうでしたか・・・・・」

「今日のことも知ってたわ・・・・・・でも、私には止めることが出来なかった。
 彼女達の決心が強かったからね・・・・・おっと、これから出かけなきゃいけなかった。
 手塚君、さんが気づいたら少し休ませてあげてね」

「はいっ」

保健の先生は即座に保健室から出て行った。





その頃屋上では・・・・・・・

「さ〜て、どうしようか??」(

「それより、この先輩許せない!!」(

「ホントホント!あんなくだらないことくらいで・・・・・」(

「くだらないことって何のことかな?

「俺も気になるにゃ〜」

「あのね、周助君!ミス青学って知ってる?」

「うん。知ってるよ。男子の中では有名だからね」

「そういえば、さんがグランプリ取ったんだよね〜。確か・・・・」

「そう。で、が2位で、さんが3位、さんが4位で4天王が選ばれたんだよ」

「そのおかげで、私達、殺されかけた・・・・・・・・・」(

「でも、無事でよかったにゃ〜」


そんな話をしていたら、乾君達が先生を連れて来た。
不二君達は、この事情を1から話、意識を回復した女子達を連れて行った。



「終わったんだね・・・・・」(

「うん・・・・・終わった」(

「なんか、どっと疲れた・・・・」(

そういうと3人は座り込んだ。


「「「3人ともだ・大丈夫(かにゃ〜)??」」」

知らぬまま、3人は泣いていた。




こうしてナイフを持ち、殺人未遂の為先輩は刑務所へ行った。
他の女子は、暴力までいかなかった所為か注意ですんだ。

これで、彼女達の嫌がらせがなくなったのだ・・・・・・・

今回は虐めをテーマに書きました。いや〜こんなの書いたのは初めてで少し戸惑いました。
それにしても、終わり方が・・・・・・おかしいですね(><;)
手塚達はあれからどうなったかは、次に掲載する?手塚夢で書きたいと思います。
これを呼んでくれた、皆様。ありがとうございます。
よろしければ、ご意見、ご感想等をBbs、Mailで受け付けておりますので、カキコしてください。

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