そして・・・・・・ かわむらすしでは、早々とパーティーの準備が終わり主役が来るのを待っていた。 ひのきが連絡して、不動峰とも一緒にやることになった。 ガラガラ・・・・ 最初に来たのは不動峰の5人だった。 「おーっす!!」(ひのき) 「今日は俺たちまですまないな」(橘) 「よっ、桃城!!」(神尾) 「久々だな、神尾!!」(桃城) 「あたしもいるのよ、モモシロ君」(杏) 「橘妹もいるのかよ?」 「いいじゃない!ひのきさんに声かけられたんだから」 「大体、俺たちがひのきさんの口答えなんて出来ないのを言いように使ってるしね・・・」(伊武) 「ぼやくなよ、伊武・・・」(ひのき) 「まぁ座ってよ」 河村が席に案内し、座らせるとまたドアが開いた。 「チーッス!!」 「待たせたな」 手塚と越前が入ってきた。 「手塚、さん達は?」 「外で待ってもらっている」 「そう、皆!準備はいい?」 「「「「「「「「「「「「「「「もちろん!!」」」」」」」」」」」」」」」 全員はクラッカーを手に、同時に言った。 「手塚、始めて!!」 「ああ」 手塚は携帯を取り出し、電話を掛け始める。 『はい』 「・・・・悪いが俺が電話を切って10数えて店に入ってきてくれ」 『ウン・・・解った・・・』 手塚は電話を切った。 「なんだったの?」 が不思議そうに問いかけた。 「うん・・・10数えて入ってこいだって」 「ふ〜ん、それじゃ10!」 「9」 「8」 「7」 「6」 「5」 「4」 「3」 「2」 「1」 「開けるよ!!0!!」 とは同時に店のドアを開ける。 パンッ!パンッ! クラッカーの音で2人は耳を押さえる。 「!」() 「!」() 「「「「「「「「「Happy Birthday!!」」」」」」」」」 「そしてひのきさん!」(杏) 「「「誕生日おめでとう(ございます)」」」 「みんな・・・・ありがとう」() 「嬉しいな・・・こういう風に祝ってくれるの」() 「サンキュー!!」(ひのき) とはこんな風に祝ってくれる皆に感動し、ひのきはのほほ〜んとしていた。 「今日はめでたい日から、叔父さんのおごりだ。いっぱい食べてくれよ」 かわむらすしの店主がそういい 「ありがとうございます」 手塚がお礼をいい、 「それじゃ、3人の誕生日を祝ってカンパーイ」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「カンパーイ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」 さすが育ち盛りの男の子だけあって、どんどんお寿司がなくなっていく。 もちろん彼女達も自分が食べれるくらいの量はしっかりと確保している。 お座席には不動峰の5人、菊丸、、不二、、桃城、海堂、乾、大石が座っている。 カウンターには手塚、、越前、の4人が、そして河村はお寿司作りの手伝いをしていた。 「美味しいね、」 「うん。叔父さん、すみません。私たちだけじゃなく妹達まで・・・」 「いいんだよ、めでたい日は大勢が楽しいからね。じゃんじゃん食ってくれ」 「ありがとうございます」 「おーい、おっじさ〜ん!!カラオケ使えんの?」 ひのきが叔父さんに問いかける。 「好きに使っていいぞ!!だけどいいのがあったか?」 「オヤジ、心配するなよ。この前新しいのに変えたんだから」 「そうだな。ジャンジャンやってくれ!」 「おうよ!!」 ひのきは早速マイクを手にし、選曲し始める。 「よっし、オレ一番!!お前らオレの美声に酔いな!!」 どこかで聴いたような名台詞・・・・ 曲が流れ出し、ひのきは歌い始める。 不動峰の4人と意外は、ひのきの歌声に唖然としていた。 決して下手じゃない。青学の面々はまるでが歌っているとしか見えなかったからだ。 音程もしっかり取れており、リズム感もいい。 ひのきが歌い終わると歓声が上がる。 「さすがっすね、ひのきさん」 神尾がひのきをよいしょする。 「まーな!!」 ひのきは鼻高々になる。 「次、俺が歌うッス」 不動峰はカラオケ大会を始めだした。 それを桃城や菊丸も参戦する。 「あーあ、カラオケ大会になっちゃった」() 「でもひのきちゃん、上手いね」() とがカウンターにいる2人の所へ行き話しかける。 「あたしも驚いちゃったよ」() 「ひのき、ヴォイスレッスンサボってなかったのね・・」() 「あっ、そうそう。はい、これ私たちから」 「誕生日プレゼント」 2人はとにプレゼントを渡した。 「「ありがと!!」」 「、これ私から」 「プレゼント交換だね。今年も」 そういいながらプレゼントを渡し、受け取った。 は早速プレゼントを開けていく。 「達からは・・・写真楯だ!!で、からは・・・・」 から貰ったプレゼントを見たは 「カワイイ〜〜〜〜!!」 と思わず声をあげた。 「、これ!!」 「気に入ってくれてよかった。結構苦労したよ、作るの・・・」 「なになに?見せて!!」 とが興味心身でが手にしているものを見ると、2人もキャ〜〜〜〜と叫んだ。 「、あたしも欲しい!!」 「私も!!」 とにせがんできた。 「言うと思って・・・作っちゃった!!」 は2つのマスコットをバックから取り出した。 「「、サイコー!!」」 2人はマスコットを受け取り、キャッキャッと浮かれる。 そう、がにプレゼントしたのは、越前の着ぐるみミニマスコット。 「周助君がくまさんだ」 「、僕が何?」 「あのね、これ!!」 がさっき貰ったマスコットを不二に見せると 「へぇ〜、凄いね」 「も貰ったの?」 「うん、これをね」 も菊丸にマスコットを見せる。 「うっほ〜〜、俺ねこだにゃ〜〜」 「英二2号だね」 「ふ〜ん、オレが犬ね・・・」 「でもカワイイvv」 越前はこのとき少しマスコットにヤキモチを妬いていた。 「だが受験前によく3つも作れたな」 「まぁ、息抜きに作ったようなものだし・・しかも3つじゃないわよ」 の言ったことに手塚は?マークを出す。 クスクス笑いながらは携帯を取り出すと・・・・ 手塚は案の定、固まった。 「、携帯につけてるんだ!!」 「あたしもつけよ!!」 「あたしも!!」 達は携帯を取り出し、早速つけ始めた。 携帯につけた途端、にっこりと微笑む彼女達。 「俺が・・・・キツネか・・・」 やっと我に返った手塚は呟く。 「う〜ん・・・色々考えたんだけどキツネかなって思って・・・」 「そうか・・・」 「ちゃん!!こっちこいよ!!」 「はいはい・・・」 「これ歌おうぜ!!」 ひのきはカラオケ本にある曲を指差す。 「ちょっと!これ・・・」 「やろうぜ、久々に・・・」 「解った・・・」 ひのきはリモコンで選曲し、 「おい野郎ども!!よーく耳かっぽじて聴けよ。めったに聴けないからな、 オレたちが2人で歌うのを」 そして曲が流れ始める。 ♪〜Can you see my heart? Fly me to the sky かわいた野に咲く白い花 風を感じている 閉ざされた心開くため ひかり探している 夢見ていたころを思い出す ☆月夜の誘惑にいざなわれ 迷い続けるけど 孤独な運命にしばられて 夢を探している 激しい嵐に洗われる 黒い波のように 湧き上がる力ふるわせて 走るその瞬間 捕われたこころ 解き放ち ◎果てしない未来をつかむため 信じ続けていく 孤独な運命にしばられて 夢を求めてる ☆繰り返し ◎繰り返し Can you see my heart? Fly me to the sky〜♪ 2人が歌い終わると拍手と歓声が上がる。 それからもカラオケ大会は続いていった。 カラオケ大会の中・・・・ 「ちゃん」 カラオケから抜けてきたひのきはカウンターに来た。 「どうしたの?」 「あんなー、ここにくる前パパにこれ渡せって・・・」 そう言い、ひのきはに封筒を渡す。 は不思議そうに封筒を開けてみると・・・・・ 「・・・・・・・・・///」 何も言わず、顔を赤らめた。 の行動に不審を抱いた手塚は、が手にしているものを見る。 そして同様、手塚も顔を赤らめる。 「これはクリスマスの時のだな・・・」 手塚は照れながらに呟く。 「うん・・・あっ、手紙が入ってる・・・なになに?」 “へ クリスマスの時、写真を撮ってくれた妹尾さんが現像してくれた。 2枚入っているから、国光君にも渡すように! あと悪いがとひのきのBirthdayは仕事の都合で祝えなくなってしまった。 もちろん、ママも同様だ。しかも泊まりだ。 すまないな。また改めて祝うから。 Happy Birthday!! 15歳になるとひのきへ パパ&ママ” 「ふ〜ん、パパもママも仕事じゃ仕方ないな!!せっかくプレゼントねだろうとしたのに」 「帰ったら2人か・・・まっ、慣れっこだけど」 「そうだな。ちゃん、ケーキどうする?」 「う〜ん、一応、家には用意してあるんだけど・・・2人じゃおっきいし・・・」 双子がう〜んと悩んでいると、 「ご両親がいないのか?」 「2人だけで大丈夫なのか?」 手塚と橘が2人に話しかけてきた。 「うん・・・まぁ2人の方が多いこともあるし・・・」 「あんまり心配するなよ」 とそう答えた。 手塚と橘はなにかためらいながらも「そうか・・・」と言った。 そしてかわむらすしでのBirthdayパーティーが終わり、それぞれ家路に向っていった。 は〜〜〜〜い!!続き〜〜〜!! なんといっていいか・・・・でもこんな誕生日あってもええよね? しかも、カラオケあり!!しかもお分かりでしょうか。双子が歌ったのはPS2 Kiss of Prince ice内の『月夜の誘惑』 神尾だよ。何の曲にしようかと思ったけど、太刀風がこれがいいと言いやってしまいました。 ピンクがで、青がひのきです。黒の部分は2人と思ってください。 がプレゼントしたマスコットのモデルはオムロンさんから出ているテニプリのプライズからです。 これはマジ話ですが、今瀬川の携帯には手塚のミニ着ぐるみマスコットがついてます。 800円かけてとった>▽<!!取れたときはマジで嬉しかったさ・・・ はい、次は手塚と越前の話です。これと同じ日にアップしましたので読んでいってください。 このドリームに関するご意見、ご感想等をBbsにて受け付けています。 気軽に書き込んでいってください。よろしくお願いします。 著者:瀬川音符 ![]() |