クリスマス・・・・今年は・・・・





ハッピー・クリスマス




クリスマス1週間前、私はの3人で越前君の誕生日プレゼントを兼ねて、
英二のクリスマスプレゼントを買いに行った。




その夜・・・
私は受験に向って勉強をしていた。

――コンコン
ドアが叩く音がした。

「ん?はーい」
私は部屋のドアをあけた。
ドアで立っていたのは・・・・

「やっほ〜〜、。今、大丈夫かにゃ?」
「英二・・・大丈夫だよ。受験勉強してたけど・・・」
「うにゃ〜、・・勉強してたの??」
「そうだよ、まさか・・・英二してないの?」
「にゃはは・・・」
とぼけるように英二は苦笑いする。
私は一度ため息をつき、英二に問いかけた。
「で、何のよう?」
「あっ、忘れるところだったにゃ。はクリスマス予定あるの?」
英二は相変わらず猫撫で声で私に問いかけてきた。
「まだ予定はないよ。どうしたの?」
「あんね、24日俺とデートしよ?」
「デート?」
「うん。今回は完璧に俺がをエスコートするんだにゃ〜」
英二は自信満々に私にそういう。
「駄目かにゃ〜〜?」
英二は私の手を握り、これといわんばかりにねだる。
「いいよ。英二」
私は英二ににっこりと微笑み、デートを了承した。
「わ〜い、ありがと〜〜〜〜〜〜(抱き)」
「もう、すぐ抱きつくんだから・・・・」





そしてクリスマス当日・・・
デートの約束はお昼・・・さすがに寒いためベッドで丸くなっていた。
暫くすると、部屋が暖かくなり、掛け布団が重くなった。
なんで??
そう思って目を開けてみるとそこには・・・
「あっ、やっと起きたにゃ〜〜」
目の前には英二がいた。
「なんで・・・デート、お昼でしょ・・・」
、今何時だと思う?」
英二の言葉に?マークが飛び上がり、近くにあった目覚まし時計に手を掛けた。
今は・・・・えっ!?
「1時!?」
「そういうこと・・・俺、言ったよね?1時に迎えに来るって・・・」
「ゴメン、英二。すぐ準備するから」
「ゆっくりでいいよ〜ん。時間はあるんだし」
「なら下で待ってて!!」
そういい、英二を部屋から追い出した。
うっそ〜〜〜〜、何でこんな時にならないのよ!!
急いで身支度をし、プレゼントを鞄にいれ下に降りた。
「お待たせ、イコ」
「うんにゃ。おばちゃん、借りるね〜」
「どぞどぞ、夕食までには帰ってきなさいよ。2人とも」
「「はーい。いってきま〜っす」」




「でっ、どこ行くの?」
「えっへん!!俺にお任せ〜〜〜」
英二はそういい私の手を引き、駅に向った。
私は英二に連れられるままある場所に着いた。
「ここだよ〜ん」
「ここって・・・」
お台場だった。
「ここならいろんなものあるし・・・駄目かにゃ?」
「そんな事ないよ・・・」
「よかったにゃ〜〜、ほんじゃ行こう」
「うん」
また手を繋ぎ、ヴィーナスフォートへ行った。



ヴィーナスフォートはクリスマス1色で綺麗に飾られていた。
「綺麗・・・」
「そうだにゃ〜〜〜」
ただただ飾りに見とれていた。
そのあとウィンドウショッピング、アミューズメントパークで遊んだりした。
「うにゃ?オチビとさんだ・・・」
アミューズメントパークで移動していた時、英二が呟いた。
人々の隙間から確かにと越前君の姿が見えた。
「オチビたちもこっちだったんだね」
「うん・・・は手塚君一家連れて別荘だし・・・」
「不二はTDLでデート・・・」
私達はそのままゲームを楽しみ、すっかり達を見かけたのを忘れてしまった。


、デートの終盤はあそこだにゃ」
英二が指差したのは大観覧車。
手を引き、「行こう」と言い移動した。
まだ4時を過ぎたころなのに、観覧車前にはカップルでいっぱいだった。
さっそく列に並んだ。
早く並んだため早めに観覧車に乗ることが出来た。
まだ夜景とはいえないが、景色は最高だった。
「景色が綺麗・・・」
「そうだね・・・・・・」
「なに?」
いきなり猫語がなくなり空気はピンッと張った。
「これ、先に渡しとくね・・・俺からのクリスマスプレゼント」
英二はポケットから小さな箱を出し、渡した。
そして「開けて見て」と言い私は箱を開けた。
そこには・・・・
「指輪・・・・・」
「うん、気にってくれた?」
私は言葉に出来ず、ただ頷いた。
「よかった・・・それ手塚たちと一緒に作ったんだ」
「これ、手作りなの?」
「そうだよ・・・しかも・・・」
英二は首からチェーンを取り出し・・・
「ペアリング」
とにっこりと笑いながらそう言った。


、指輪貸して」
そういい私は指輪を渡した。
そして私の左薬指に指輪をはめた。
「これでいつも一緒だよ」
英二の言葉に私はいつの間にか涙を流していた。
??」
涙を流した姿を見た英二はなんだかおどおどしていた。
「ゴメン・・何だか嬉しくて・・・涙出ちゃった・・・」
・・・もうカワイイにゃ〜〜(抱き)」
いつもの猫語に戻り、私に抱きついた。
「もう、英二ったら・・・私からもね・・・」
プレゼントと言いながら英二に渡した。
「うわ〜、ありがと!!にゃにかな〜〜」
英二は嬉しそうにプレゼントを開けていく。
「ミニ大吾郎に真っ白なマフラーだ!!」
マフラーを巻き、「似合う?」と私に聞いてきた。
「ウン・・・」
そしていつの間にか観覧車は下に向って降りていた。
観覧車から降り、早々と青春台に戻った。





そして夜・・・・
毎年英二の家と私の家は合同でクリスマスパティーを開いていた。
私と英二はある時間が近づくと家族からはなれ、英二の部屋に行った。




――ヒュ〜〜〜〜〜、ドーン!
毎年恒例の花火が上がった。

「メリークリスマス、。大好きだよ」
「私もだよ、英二・・・」
そして口付けを交わした。

ほいさ〜、菊ちゃんversion。もういっぱいいっぱいです。
甘いね。私が書くと・・・絶対シリアスとかにならない。まぁそこがいいんだけどね・・・
ミニ大吾郎・・・欲しいな・・・一応、瀬川のお家にはテディベアが1体あるんですが、名前がなんと英二と一緒
なんですよ・・『大吾郎』ちなみにこの名前は母君が付けたんですよ・・・(笑)

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著者:瀬川音符

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