今年は・・・・・



何にしたら良いの?





4月下旬、中等部内の教室で1人がずっと携帯と睨めっこをしている生徒が1人。
見ているのは、スケジュール表。


「今度の土曜日・・・秀ちゃん、部活かな・・・?」


昼休みの途中、食事を終えたは教室で1人スケジュール表を見ながら悩んでいた。


「う〜ん。思い切って聞いてみよ!!」
は手っ取り早く、メールを開き文字を打つと送信した。
暫くすると返事が帰ってきた。


「やったw休みなんだ〜w」



『じゃあ、30日・・・遊びに行ってもいい?』
『ああ。待ってるよ』



こうして、30日の予定は出来た。



「残りは・・・プレゼントだよね〜〜・・・秀ちゃんだもんな・・・;」



去年はアクアリウムの清掃セット・・・


「テニス用品もいいよね・・・でも何あげたらいいんだろ;テニスは無知識だもん・・・」


そんなこんなで29日。祝日・・・


「どーーーしよーーーーーーー!!プレゼント用意できてない〜〜〜!!」
部屋で声をあげると、ドアがバンッ!と開いた。


、うるさい!!周り考えろ!!」
現われたのは、はるかにとの身長差がある弟の夏瑠。
ただいま青学小等部6年。
「夏瑠・・・だって決まんないんだもん!!」
「ったくトロイよな・・・は」
「悪かったわね。巨人夏瑠!!」
「春菜がチビ過ぎんだろ・・・まだ150だっけ?俺、この前の測定で165行ったぜ」
「げっ、また巨人に・・・」
「成長しねーよな〜。チビw」
からかい、夏瑠は部屋から出て行った。


「ムカツク〜〜〜!!あの巨人夏瑠!!というより街に出よ!!」
は苛立ちながらも、荷物を持ち街へと出かけた。



まず向かったところは、ペットショップ。
「アクアリウムの水草・・・ライト・・・って金額オーバーだよ;
 やっぱりテニス用品にしてみよ・・解らなかったらお店の人に相談すればいいんだし!!」
ペットショップから出て、スポーツショップに入った。


「へっ!?テニス用品ってこんなにあるの!!」
ボール缶からラケットまで、品揃えがよくどれがいいのか全く解らなくなる
「どっ、どうしよう・・・;スポーツタオルはまだしも・・・何あげたらいいんだろ?」


その場所で戸惑ってる春菜を見かけ、店員は話し掛けてきた。
は事情を話し、どれが良いか相談した。
そして・・・・


「やっと決まった・・・・プレゼントも用意できた・・・」








30日。午後・・・

「よし!!」
は大石家のインターフォンを押すと、タイミングよく大石が現われた。
「秀ちゃんv」
「いらっしゃい。さっ、入って」
「うん!!っておばちゃんたちは?」
「祝日だから遊びに出かけたよ・・・今は俺1人だ」
「そっか・・・・」
中に入り、大石は部屋で待っててくれといいリビングに入っていった。


「うわっ・・・2人きり///」
部屋に入ると、は極度の緊張に包まれた。
「ん?どうしたんだ・・?」
グラスを2つを持ち、大石が部屋に戻ってきた。
「ほえ!!なっ、なんでも・・・・ないよ・・・」
「ならいいが・・・ほら、座れ」
「うっ、うん・・・・」


ジュース飲んでもの緊張は解れなかった。
それを大石は見逃さない。

、本当にどうしたんだ?」
「なっ、なんでもないよ・・・」
「そうなのか・・・体調悪いことないんだな?」
「ないよ・・・秀ちゃん、心配しすぎ・・」
がそういうが、大石はの横に座り額に手を当てた。
途端、の顔が赤くなる。

「ちょっと熱いな・・・」
「しゅっ、秀・・・ちゃ////」
「顔も赤いな・・・やはり体調がよくないんじゃないのか!?」
「それは・・・・」
「それは?」
は目線を下に向け、小さく呟いた。


「秀ちゃんと・・・2人きりだから///」

の言葉に、大石もはっ!と気づき離れ顔を赤く染めた。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2人の間に沈黙が流れる。

「えっと・・・あっ!!」
はバックからラッピングしてあるプレゼントを出し、
「コレ・・・誕生日プレゼント・・・」
そっと大石に渡した。
「ありがとう・・・開けてもいいかい?」
「うん・・・」


大石が器用にラッピングをはがして行く。



「スポーツタオルと、リストバンドか・・・ありがとう、



大石は穏やかに微笑み、お礼を言う。
「よかった・・・お店の人に色々相談して決めたの・・・」
「そうか・・・月曜日から使わせてもらうよ」
「うん^^」



その後、昨日夏瑠との口喧嘩のことで大石と話が盛り上がり?30日が終っていった。






おまけ。

は、この後大石家で夕飯をよばれたのは定かではない。

あとがき。
2回目だね・・・大石のBDドリは・・・初々しいな・・・ってかほのぼの=〜=
書いてて和みますw読んでる方も和まれるといいな・・・(をい)
ということで・・・

Happy Birthday!!Syuichiro Ohishi

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著者:瀬川音符

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