春といったら・・・・・・・・




ひのきと檜花粉との違い?





春は出会いの季節でもあるが・・・花粉が大量に舞い散る季節でもある。
青学メンバーの1人がそれに悩まされている。


「バックション!!」
白いマスクをつけながらも、花粉に耐えれずくしゃみをする・・・・・



「大丈夫かい、橘?」(不二)
「んでもたっちーが花粉に弱いにゃんてね〜〜〜」(菊丸)


橘桔平だ。



「まったく今年は酷すぎる。これじゃまともに練習も出来やしない」
そう言いながらも、くしゃみの連発。
「橘さん、春が来るたびに花粉症・・・酷くなってるな・・・;」(神尾)
「そうだね・・・また鼻が赤くなってるんだろうな・・・痛そうだよな・・・・・・・・」(伊武)
伊武のぼやきに、神尾は呆れ橘は何も言わず鼻を咬んでいた。


「そういえば、この時期は【ひのき】花粉が飛び散っているらしいな」
「ああ。俺たちには支障はないが・・・橘がこれだけやられてるとは・・・」
手塚と大石の会話に、橘はなにかを思いついたような顔つきをするがはやり鼻を咬んでしまう。







そして、橘は行動を開始した。
7組の教室に入り、即ひのきの腕を掴んだ。

「なっ、なんだよ・・・大仏?」
橘のいきなりな行動にひのきは、問いかける。側に居た手塚、までもが唖然。
「話がある・・・来てくれ」
橘は、ひのきの腕を掴んだまま立ち上がらせ教室を出て行った。


「なんなの・・・あれ?手塚、大仏になにかあったの?」
「知らん・・・」
「つれないな・・・気になるし着いていってみよ〜〜。ついでに・・・4組によって・・・
 も巻き添えw〜〜、一緒にイコ!!」
「えっ・・・あっ、うん・・・」
・・・」
はニヤリと悪巧み笑を手塚に見せ、とともに教室を出て2人を追っていった。










は、向かい側の4組でを拉致?して、2人を追っていった。

「でも、珍しいね・・・橘君からあんな風にでるなんて・・・」(
「なんか面白そうだし〜〜〜wってなんだ。手塚・・・来てんじゃん」(
「悪いか・・・」(手塚)

そうしていると、3組の教室から河村が現われた。
「やぁ、みんな。何やってるんだい?」
河村の問いかけに、が説明すると河村は唖然とする。



「でも、橘君・・・・・・・もしかして・・・・」
の言葉に、ピクッとが聞き取り、
、なんか知ってんの?」
と興味心身に問いかけてきた。
「少しだけ・・・・でも、まさか・・・・ね・・・兎に角、追いかけよ」
曖昧な返事に、は横目でを見ながらコクリと頷いた。





その頃、橘とひのきは誰も居ない特別教室へと入っていった。

「んで、なんだよ・・・話って」
ひのきは橘に面と向かって、問いかけてきた。
「ああ、実はな・・・・」




真正面を向き合ってる2人を、そっと覗き見している・・・野次馬隊w

「なんか、真剣・・・」(
「一体、何話してるんだろう・・・」(河村)
「だけど、なんか・・・・こーーー見てると・・・告白シーンにも見える・・・
 大仏の顔は大変なことになってるけど・・・」(
・・・だけど、橘君が花粉症とは・・・;」(
「ん?ひのきの様子がおかしいぞ・・・」(手塚)


5人が視線を教室に向けると、ひのきは口をあんぐりと開け放心状態になっていた。
ちょっと巻き戻って・・・・


「お前、この花粉!!どうにかしてくれ!!」
橘の言葉に、ひのきは目が点。そして口あんぐり・・・



「はぁ!?何言ってやがるんだ?お前・・・頭おかしくなったんじゃねーの?」
ひのきの言葉に、話を続けようとするが・・・鼻は耐えてられず、くしゃみの連発をする橘。
鼻を咬み、鼻声で話しはじめた。
「だから言ってるだりょ・・・このかひゅんを…」






「お前・・・・・・・・・・・・バッカじゃねーーーの!!
ひのきは、橘の言葉に指を指し声を張り上げた。


「ムッツリなのは知ってたけどよ・・・まさかココまでバカだとは思わなかったぜ!!
 オレは確かに【ひのき】だけどよ・・・まさか【檜】のと勘違いしてやがるとは!!
 イントネーション違うだろ・・・ってかオレは
じゃねーよ!!」
ひのきは笑いながら、涙を流す。そして、自分の言葉に今更ながら恥ずかしそうに顔を赤くする橘。


「ダメだ・・・笑いがとまんねーーー!!おい、・・・そこいんだろ・・・こっちこいよ!!」
ひのきは笑いながら、隠れてみているに話し掛けてきた。
「あれ?バレテタ・・・?」
「おう・・・ってか聞いてくれよ・・・大仏がな・・・」





その後、暫くは橘のバカ説?が2年生の間で広まっていった。



「ああ・・・俺はなんてことをしたんだ・・・・」

そんな橘を見て・・・


『自分のおろかさに嘆く、大仏であった〜〜〜〜w』
ひのきとは笑いながら、解説していたのであった・・・・

あとがき。
ギャグです・・・久々のギャグwこのお話は以前に太刀風と話していたときに出来たものなんです。
なんせ今、檜花粉が飛び散っていますからね〜wおバカ(いや、花粉症でラリッた)たっちーはどうですか?(聞くんかい!!)
さぁ、たっちーは何時報われる時がくるのか・・・・

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著者:瀬川音符

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