あれから翌日・・・・・・・・・



ファンクラブの有無



中等部では関東大会に向け、厳しい練習が繰り広げられている。
そのなか・・・・・
「ねぇ、・・・・・」
「ん?」
「この前の話だけど・・・・・」
がそういうと・・・
「うん・・・手塚先輩たちにファンクラブついていたのは知ってたけど・・・・」
も遠い目をしながら、そういう。
「まさかあんなことになってたなんてね・・・海堂とかありそうだよね・・・」


ファンクラブ・・・・・


そう呟くと、が話し出した。
「確かに海堂にもありそうだよね・・・隠れファンが・・・」
「うん・・・桃城は?」
「さぁ?」
「あいつも結構気前いいから、もてるんだろうね・・・」
そう言いながら彼らを見る。
「桃城はどうか知らないけど、越前は確実ね。去年から激的な応援が殺到してるし・・・」
「あっ、いえてる!!確か竜崎先生のお孫さん・・・桜乃ちゃんだっけ?
 同じ女テニの・・・・」
「そう。でも、先輩と衝突とか無かったのかな・・・・?」
が悩み始めると、2人に声が掛かった。

「ねぇ、集合だってさ・・・」

白いFILAの帽子に、最近異常に身長が伸び始めた越前だ。

「それに、オレがなに?」
2人が話しているのも聞いたらしく、問いかけてきた。

「越前・・・・いや、あんたにもファンクラブあるんだね〜って話してたの」
「そうそう。越前ファンクラブと先輩、衝突とかなかったの?」
が興味心身に問いかけると・・・・
「1度遭った見たいだけど、1人で解決したみたいだし・・・・」

オレの立場がないじゃん・・・・・
そう呟く。

「そっか・・・越前ファンと先輩は和解しあってるんだ・・・」
「それに先輩は年上だしね・・・って集合でしょ!?早く行こう」
「そだね・・・・」




それからハードな練習が再開される。





時間は過ぎ、部活が終了した。




っ!帰ろっ!!」
「うん・・・もう、部誌も書いたしね・・・」
女テニの部室の鍵を閉め、校門に向うと
「おーい、一緒に帰ろうぜ」
自転車を押している桃城と、早く高等部に行きたそうな越前がいた。
「海堂は?」
「あいつはとっとと帰ったぜ」
「な〜んだ・・・つまんないの・・・・」
・・・越前。私たち、今日高等部の方に行かないから、もう行ったら?」
「そうさせてもらうっす。それじゃ」
越前は駆け足で高等部に向かっていった。


「あっ、桃に聞きたいことがあったんだ!!」
が思い出すように、声をあげた。
「なんだよ?」
「あんたにファンクラブとかあんの?」
彼女の問いかけに、桃城は思わず「はぁ?」って言った。
「だから桃の私設ファンクラブ!!あんた女子の前では気前でいるでしょ?」
「まぁ〜な・・・」
「で、あるの!?ないの?」
が問い詰めると、桃城は・・・・・・

「し・知らねーよ!!んなの・・・・」
といった。
「だってさ・・・」
桃城の答えに、にそう言った。
「ふ〜ん・・・」
は桃城を横目で見ながら、そう言う。

「なんだよ、まで気にしてたのか?」
「んなわけないじゃない」
「相変わらず冷てーな、冷てーよ」





それから・・・・・は乾に桃城と海堂にもファンクラブがあるのかと、問いかけた所・・・




あるぞ




と言われたのは1週間後のことであった。

あとがき。
今回UPの数が多いので、コメントは少なめで・・・
桃にもあるでしょ。結構な人気がありそうだから・・・
ただ本人が知らないだけで・・・・まだまだ進展はないかな・・・いま、キリリクでジュニア選抜書いてますけど、
そこで少しの進歩は出てくると思いますので、楽しみにしていて下さい。

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著者:瀬川音符

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