都大会終了後の翌日・・・・・




頼りにして欲しい





放課後、越前は毎回のように部活が終れば高等部に行く。
そして、が出てきて帰宅する。
これが日常。


「どう、調子は?」
「問題ない・・・それよりさ・・・」
「なに?」
「この前の話・・・あれからはなんとも無いんでしょ?」
は「ああ・・・」といいながら納得する。
「うん。4月にリョーマのファンクラブの会長だっけ?ほら、小坂田さん。
 あの娘と和解してから、何もないよ」
「ふ〜ん・・・、1人で解決しちゃったんだ・・オレの立場ないじゃん・・・」
「リョーマ?」
越前の呟きには問いかける。
そして・・・・

「ねぇ、・・・オレって頼りない?」
いきなりの質問には唖然とする。
「どうなの?」
「えっ・・・・リョーマ、どうしてそんな事・・・・」
「だって、この前手塚先輩と話しているとき、オレってそうなのかなって・・・」
そう言い、首を横にし不貞腐れる。
「それはのことだったから・・・」
「解ってるよ・・・それくらい・・・・でもさ・・・・・」
越前はなに言っていいのか解らなくなってきて、口ごもる。

「リョーマ・・・・本当のこと聞きたい?」
そんな越前にはそう問いかけてきた。
越前は何も言わず、コクリと頷く。
「解った・・・・」
は越前と向き合い、そして・・・・・・・・・・・・・・


越前の身体に腕を回し、抱き締めた。

・・・・・」
「頼りにしてないわけ無いじゃない・・・いつも助けてもらってるのに・・・」
の本音が聞けた越前は、そのまま自分も腕をの身体を抱き締める。
「よかった・・・オレ、頼りにされてたんだ・・・」
「当たり前だよ。頼りにしてるんだから・・・リョーマ様vv」
「ねぇ、その『リョーマ様』だけは止めてくれない?あいつらとかぶるし・・・」
「気に障った?」
「まーね・・・そんじゃ、お詫び代わりにここでいい?」
越前はそう言い、と顔を至近距離まで近づく。
「今日だけだよ・・・」
「チェッ・・・」
そして2つの影は1つになった。





「リョーマ」
「なに?」
「また身長伸びた?さっき思ったんだけど・・・」
「春よりは伸びたんじゃないの・・・そういえばの頭見えるようになったし・・・」
「もしかして尚子より高くなってたりして・・・」
「さぁ〜ね・・・でも、不二先輩はもう越すかな」
そういい、越前はニヤリと微笑んだのだった。


危うし、不二!?

あとがき。
さて、リョマさんの身長はどこまで伸びるんでしょうか・・・瀬川的、この1年で169は行きそうと・・・
危うしだよ、不二!!あんたの身長は・・・・伸びてんのかな?
微妙だ・・・
やっぱり頼ってほしいんですよね。リョマたんは・・・
でも彼女の気持ちに彼もよしとしたんでしょ。うん・・・

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著者:瀬川音符

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