地区大会を勝ち残った青学中等部。




それぞれの戦い





中等部では不動峰と合同で全国を目指し、着々と練習をこなしている。
地区予選では全くの敵なし状態で、都大会出場権を取得した。

もちろん、高等部でも団体と個人の全国を目指し地区予選をパスした。


では、まず中等部から・・・・

「ちょっと桃城。あんたもう少し後ろのことも考えてよ!!」
「そんな事考えてたら、集中できねーよ」
早速ミクスド1の桃城と、がダブルスのことであれこれ言い合っていた。

「海堂は横に強いけど、前に出るんならちゃんと決めてよね」
「ああ。次からはそうする・・・それにしてもやりにくいな・・・」
「悪かったわね・・・あたしとじゃ上手く行かないって訳?」
「そうじゃねー・・・」
海堂とも大人しそうに話している・・・・・かな?


そんな2組のミクスドペアをみて不動峰のダブルスは唖然。
神尾はもめてる桃城&みのりを止めようと割って入りにいく。
伊武と越前はそんなのは知らんぷりし、2人で打ち合っている。


「おい、桃城ももやめろよ・・・」
「うっせー、神尾には関係ねーだろ!!」
「なんだよ、そう言い方は〜〜!」
「今のは桃城が悪い。もう、あたし神尾をミクスド組む!!いいでしょ?」
「えっ・・・・」
「ああ!!そうしろよ。良かったな、神尾!!」
「おい、勝手に決めるなよ・・・」


「あーあ。神尾も馬鹿だね・・・あんなのほっとけばいいのにさ・・・」
「3人ともまだまだだね」




高等部では団体と個人に分かれている。
団体は2・3年生、個人はレギュラーを得た手塚たちが出ていた。

「大石!!今年は2人でダブルスの全国優勝しようね」
「ああ。もちろんだ!!」
ゴールデンペア健在。

「シングルスは僕たち4人もいるから接戦だね」
「ああ。ここで手塚と橘を倒せば、俺の全国も有り得るだろう」
「と言ってるぞ・・手塚」
「好きに言わせておけば良い。テニスで結果を出すまでだ」
シングルスメンバーは仲良くても、ライバルである以上火花が散っている。


その頃・・・校舎内では・・・・
が所属している演劇部は全国演劇コンクールのため、日々練習をつんでいる。
コーラス部というと・・・・実は・・・・


「えっ、コンクールはない?」
たまたま職員室に用があり、行くと顧問に呼ばれた
『そうなの・・・2・3年生はもう知っているんだけど・・・』
「そうなんですか・・・それで、私に用って・・・」
がそういうと、顧問が1枚のプリントを出してきた。
「これは・・・・」
『全国高校Sound選手権。ピアノの部と歌の部とで色々とあるの。
 さん、中等部のとき演奏部門でMVP取ったでしょ。今度は個人で出てみない?』
そう言い、にプリントを渡した。
「考えてみます・・・」
『返事はなるべく早くにお願いね』
「はい、失礼します」
は顧問から去り、用事を終えると職員室を出た。

「全国高校Sound選手権か・・・どうしよ・・・」


プリントを持ったまま、音楽室に入った。
「あっ、!!」()
「遅かったね。また生徒会?」()
「ううん、今日はクラス委員」()
「ホント、忙しいよね〜〜。ってそうそう、。聞いた?」(
「なにを?」
「コンクールないって・・・」
「うん、さっき先生に聞いた。それと・・・・」
がプリントを見ながら、いいかけると3人がプリントを見る。
「全国高校Sound選手権?」(
「え〜っと、ピアノにギター、バンドもあるんだ・・・あっ、あと歌も・・・」()
「結構あるんだ〜〜。どうしたの、これ」()
に問いかけられ、は少し黙り、話し出した。
「う〜ん・・・これに個人として出ないかって言われたの・・・どうしようかと思って・・・」


の情けない言葉に、3人は同時に声をあげた。
「「「やるに決まってるでしょ!!」」」
「でも・・・・」
「「「なら大丈夫だって!!」」」
3人の励ましに、にっこりと微笑み「ありがとう」といった。




部活動も終わり、放課後・・・・・

「へぇ〜、個人で出るんや〜〜。凄いやん」()
「まだどれにしようかって迷ってるんだけどね」()
「頑張ってね、ちゃん」()
「ありがと」
「これからはの応援隊だね」(
、ばっちり応援するから絶対上にいってよね」()
「じゃなきゃ、私たちが許さないから」(
「ぜ・善処します・・・」

そう話していると、彼らも合流した。
早速たちが今日あったことを話した。
「ほんじゃ、達はでれにゃいんだ〜〜〜」(菊丸)
「仕方ないよ・・・これは個人戦だから・・・」(
「コーラス部門があれば、出れたんだけどね〜〜」(
「残念だったね・・・でも、さん。頑張ってね」(不二)
「ありがとう・・・」()
「決まっているのか、出る部門・・・」(手塚)
「まだ・・・ゆっくり考えようと思って・・・」
「そうか・・・」
「ほな、あたしもの応援隊やな」()
「そうか・・・も演劇コンクールがあったな・・・」(乾)
「ウン・・・まだ脇役程度だけど・・・」(


やはり今日も来ます、中等部の面々・・・

「秀ちゃん、帰ろ」(
「ああ。そういえば、頑張っているのか?そっちは」(大石)
「順調っスよ・・・大石先輩」(越前)
「そうかそれは良かった・・・」
「といいたいところだけど、ミクスドが・・・」
越前がミクスドメンバーを横目で見る。
「なんだよ、越前」(桃城)
「さぁ?」
越前の生意気ぶりに桃城はムッとする。
「あたしと海堂は何とか形になってきてるんですよ。先輩」
「っす」
「桃城がもう少し大人しくなってくれればこっちもやりやすいのにね〜〜」
「悪かったな・・・」


「って感じっす」
4人の会話にそういう越前に、大石は深くため息をつく。

「ねぇ、。今年は応援しに来てくれるよね?」(越前)
「いいよ。コンクールないから」()
「えっ、ないんですか?」(
「うん。でもが個人で出るんだよ」
「凄いッスね」(桃城)
「頑張って下さいね、先輩」(
「応援してます」(
「あ・ありがとう・・・」()


こうしてそれぞれの戦いが始まったのであった。


あとがき。
はい、地区予選を描かずその後の話を作りました。
というより、これ以上人数増えるのも・・・・(滝汗)
さて、中等部はいつも通り高等部は個人戦にして見ました。
あと手塚ヒロインに河村ヒロインの活躍にも期待が・・・・ってタカさん、出てない!!どうしよう><;
まっ、彼はすし屋ですからね・・・(苦笑)
瀬川的、手塚VS不二が見てみたい・・・

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著者:瀬川音符

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