あの話を聞いて、不安を持ち始めた人物・・・・・



幸せと不安





手塚たちから、達が彼らのファンクラブから虐めが遭ったことを聞き、
不安を持ち始めた人物がいた。
それは・・・・・・




図書室で司書を務めているだ。

「あーあ。越前、試合近いからって出て行っちゃったし・・・」
今日は図書委員の仕事で、司書を務めていた。
「それにしても・・・・あんなことがあったなんて・・・・」
は思い出しながら、カウンターに肘を着く。
「もしかして、秀ちゃんにも・・・・・・・」

あるのかな?


そう考えてくると、不安になっていく。
「いっそのこと、聞いちゃおうかな・・・秀ちゃんに・・・・」


時間は過ぎていき、図書室での仕事が終わりは高等部へ向っていく。
丁度、高等部に着くと大石も校門から出てきた。

「秀ちゃん〜!!」
「待ったかい?」
「ううん、さっき来た」
「そうか・・・それじゃ帰ろう」
「他の先輩たちは?」
「今日はそれぞれ用があるんだ。さぁ、帰ろう」
「うん」

2人は家に向かい、ゆっくりと歩き始めた。


「ねぇ、秀ちゃん・・・」
「なんだい?」
「こんなこと聞いて良いか、解らないけど・・・・」
はそう言いながら、大石を見上げる。
「その・・・秀ちゃんにも、手塚先輩みたいにファンクラブとか・・・あったりするの?」

の問いかけに、大石は呆然としてしまう。

「秀ちゃん?」
「あっああ・・・どうだろうな、俺には解らないよ・・・」
「そっか・・・ゴメンね、いきなりこんなこと聞いて・・・」
「いや、別に構わないよ・・・だけど、どうしてそんな事を・・・」
大石が問いかけると、は下に俯き・・・・

「だって秀ちゃん、誰にでも優しいから・・・」
そう呟くと、大石はの頭をそっと撫でた。
・・・」
「でも、それが秀ちゃんなんだもんね」



幸せだからこそ、不安になる。
先輩はどうなのかな・・・・って思うときもある。
だけど、他人が踏み入れちゃ行けないんだよね・・・
秀ちゃん・・・ちゃんと捕まえててね・・・・

あとがき。
ほのぼのカップル〜。でもよくあること?ですよね。幸せすぎて不安があるって・・・(某マンガ/うる覚え)
大石にもありそうですよね、ほのぼの系のファンクラブ。
タカさんもそうしようとしたんですが、例のいじめっ子がキーになってますから・・・そうも行かなくて・・
ここの進展はいつになるやら・・・(滝汗)

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著者:瀬川音符

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