合宿4日目・・・・・・・・・・・ ひとときの休み 突然コーチから告げられた言葉・・・・ 『今日の夜に、交流もかねて各班で出し物をだして楽しみましょう』 その言葉に候補生たちは唖然。 終いには・・・・・ 『さんたちはボランティアの女子たちと一緒』 さぁ、それぞれの班を覗いてみましょう。 ――榊班 榊班は、迷いに迷っていた。 それは・・・・・・ 『なんであろうと、手を抜くな。もしそのような者がいれば、今すぐ帰れ』 とのように、言われ・・・・・・ 「一体どうするんですか!!」(観月) 「観月さん、落ち着いてください」(不二裕) 「このメンバーで出し物・・・なにをすればいいんだ?去年もあったんじゃ・・」(橘) 「いや、去年は・・・オレたち青学のメンバーだけだった」(乾) 「ああ。あの時は手塚が戻ってきたからな」(佐伯) 「それに真田君は跡部達と一緒に歌、歌ったしね」(不二) 「だが、俺たちが歌をやったとして達がいる女子班とかぶる確率98%」(乾) とまあ、まだお悩み中の榊班・・・・ ――華村班 ここは・・・・あるお方が暴走中 「俺様のオンステージにきまってんだろ!なぁ、樺地?」(跡部) 「ウスッ」(樺地) 「俺はどうでも良いけど・・・」(木更津淳) 「俺も・・・」(木更津亮) 木更津兄弟はクスクスいう、若人&神城は呆然。 忍足は呆れ、天根は黙っている(ダジャレの考案中)。 幸村は跡部の暴走振りにふふっと微笑んでいる。 「俺様が華麗に披露するぜ」 ――竜崎班 ここもお悩み中・・・・ 「んで、どうするんだよう?」(神尾) あれこれ意見は出るが、なかなか決まらないらしい・・・・ 「やっぱり女子抜きがキツイよな」(宍戸) 「ですね・・・」(鳳) 「仕方ないですよ。僕たちでやるしか・・・」(梶本) 「ああ・・・とりあえず、意見をまとめよう」(大石) さてさて、男性軍団は何をするのか・・・・・・・・・・・・ 一方・・・女性たちは・・・・ 「やっぱり、歌でしょ。せっかくキーボードもあるんだし」() 「ですよね〜。ここには4人もコーラス部の先輩方がいるんですし」() 「でも私たちも参加するんですよ?」() 「私・・・歌、自信ない・・・」() 「大丈夫やって。あたしらおるんやし・・・なっ、?」() 「うん。私たちがカバーするから」() 「皆一緒なら、怖くないですよ」() 「そう・・・よね」() 「そうそう!!なんて言ったって、こっちにはが居るんだから!!」() 「はいはい・・・じゃあ、私たちは歌で決まりね」() 彼女たちだけ順調に決まっていた・・・ そして、夜がやってきた・・・・・・・・・ 「え〜、それでは交流会を始めたいと思います。まずは・・・榊班からです」 河村の司会で榊班は舞台に見せかけた広い場所に移動した。 「やるんだな・・・」(真田) 「当然だ、弦一郎」(柳) 音楽が流れ出し、まず乾が物凄い色をしたあれを出してきた。 布をかぶせ・・・1・2・3!! どす黒い緑が、色鮮やかな青に変わった。 周りはおお〜!!っと感心するが・・・青学メンバーだけ真っ青な顔をしていた。 そして、次々とメンバーがマジックを披露して行く。 「それでは次は、華村班です」 ライトがパッと消え・・・・・・・・・・・・・・・ 「俺様の美技に酔いな!!」 やっぱり、跡部オンステージ!! そして、後ろでは樺地と忍足がコーラスで・・・残りのメンバーはバックダンサー。 その姿に、周りは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と呆然していたのであった。 「おい、。俺様の華麗な美技、見てたよな〜?」 終いには挑発・・・というよりアピール? だが、は目線を逸らす。手塚は眉間に皺を寄せていた。 その態度に、さすがの跡部も舌打ちをしてしまう。 「次は竜崎班です」 またライトが消え・・・・・周りはゴタゴタと音を立てていた。 明かりが戻ると、クッと笑いを堪えているメンバーがいた。 何と・・・竜崎班は演劇『白雪姫』をやる。 とはいっても、全員男子。と言うことは・・・・・・・ 1名のお姫に、王子。ナレーターがいて7人の疎らな小人・・・・・・・ 彼らの姿を見ただけで、クスクスと笑いがとんだ。 「それでは最後に、女子たちです」 キーボードが用意され、彼女たちはスタンバイした。 「行くよ・・・」 が曲を弾き出す・・・・・・・ 彼女たちの歌声が食堂に響き渡る。 演奏と歌に酔いしれる男性陣。 こうして、1日が過ぎていったのであった。 あとがき。 著者:瀬川音符 |