とうとう、団体戦のメンバーが決まった。




あいつとミクスド!?





「それじゃ、地区大会のメンバーを読み上げるよ。このメンバーで都大会まで戦い抜く。
 皆、気を緩ますんじゃないよ。まず・・・・・・・」
不動峰の7人を迎えた青学中等部では、都大会までのメンバーを発表していた。

「シングルス1 越前」

「シングルス2 伊武」

「シングルス3 神尾」

「ダブルス1 石田・桜井」

「ダブルス2 内村・森」

まず、男子のオーダーが発表された。

「ねぇ、みのり。海堂たちシングルスじゃないんだね・・・」
「そうだね・・・もしかして・・・・」
みのりの予測は見事に命中した。

「ミクスド1 桃城・

「ミクスド2 海堂・



ミクスド1で桃城・・・・・・・・・・・・・も・桃城と!?


「これで以上じゃ。オーダーに入ったものは特別メニューをこなしてもらう。
 それじゃ、練習開始!!」
先生の声で、練習が始まった。



「海堂とミクスドか・・・」
にむかって話し出した。
は桃とだね・・・・って?」
が名前を呼んでも返事を返してこない。
ってば!!」
「あっ・・・ゴメン。なに?」
「聞いてなかったの?桃とミクスドだねって言ったの!!」
「あっ・・・うん・・・・」
「大丈夫?」
「わ・解んない・・・・」
「解んないって・・・・まっ、頑張ってね。あたしも海堂と全国行く気満々だから」
2人がコート外で話していると、鶴の一声が・・・・


「これ、!!早くコートに入らんか!!」
「「はーい」」
2人はラケットを持ち、レギュラーが待つコートに入った。


「それじゃ、レギュラーは今からタイブレークなしの3ゲームマッチのミニゲームをやるよ。
 それぞれシングルスじゃ。まずAコート 越前、神尾! Bコート・・・・・」
竜崎先生は試合の組み合わせを読み上げていく。
「Dコート 桃城、
先生の一言には横目で桃城を見る。

とかよ・・・」
「私じゃ不満なわけ?」
「そんなんじゃねーよ・・・」
そう言い、桃城はDコートに入った。
「頑張ってね〜〜〜。桃城相手にどれだけできるか楽しみvv」
・・・まっ、誰だろうが負けない」
そう言いもコートの入った。
らしいね・・・」




「桃城・・・・1ついい?」
ネットをはさんだまま、は桃城に話し掛けた。
「なんだよ?」
「女だからって手を抜いたら許さないから・・・本気できてよね」
そういい、はベースラインに移動した。
「あいよ・・・・」



『3ゲームマッチ、サービスプレイ!!』
コールが鳴り響き、ミニゲームが開始された。
は2・3度ボールをつき、コーナーギリギリにサーブを打ち込んだ。
のサーブを難なくリターンする桃城。
それから互いの様子を見ながらのラリーが続く。

『ゲーム桃城、1−1』
そしてまたラリーが続く中、がロブをあげた。
それとともに桃城が高くジャンプした。


ダンクスマッシュ・・・・来るなら来なさい・・・・


「うらっ!!」
桃城の強烈なダンクスマッシュが放たれ、のコート目掛けてくる。
「甘い!!」
はダンクスマッシュをダイレクトにカウンターをしたのだ。
それも、見覚えのある体勢で・・・・・


『15−0』


「おいおい、。お前・・・・」
「不二先輩だけがヒグマ落し、出来るとでも思ってた?」
「いつの間に・・・・」
「内緒・・・次、行くわよ」
がサーブを打ち、またラリーの中、は打ちごろのロブをあげた。
「私からの挑戦状・・・・まさか逃げないよね?」
ロブをあげながら、桃城を挑発する。
「ああ、逃げたりしねぇ・・・受けてやるぜ!!」
そういい、ダンクスマッシュを放った。
だが・・・・・・・・・・・・・・・
「ハッ!!」
またヒグマ落しで返された。

『30−0』


またがロブをあげる。
「今度はただのダンクスマッシュじゃねーぜ!!」
そう言い鋭いスマッシュを叩き込んできた。
「どんなのがきたって、返してみせる」
そういい、ヒグマ落しの体勢に入りダイレクトでボールを拾った。
だが、打球は重くはラケットをはじかれてしまった。

『30−15』


「打球が・・・・・」
「これが俺の力だぜ・・・・みのり・・・」




そして試合が終了した。

『ゲーム 3−3 両者引き分け』



「引き分け・・・・」
「まっ、こんなもんだろ。俺にしてはヒグマ落しされるなんて思ってもなかったぜ」
そういい、に手を差し出した。
「もしタイブレークがあったら、どうなってたことか・・・」
「どっちが勝ってもおかしくない・・・だろっ?」
「そうね・・・久々に面白かった。ありがとう」
そういい、桃城と握手を交わした。
「これからはパートナーなんだから、仲良くしようぜ。
「それは桃城がダブルスに慣れてからね!!」
「なんだよ・・・俺のダブルスセンスを疑ってんのか!?」
「当然!!去年の越前とのダブルス、めちゃくちゃ!!
 関東大会、全国大会の海堂とのダブルス。あんなのまだまだ。
 次の地区予選までに少しでもダブルスの腕、あげなきゃパートナー解消だからね」
「ああ・・・その挑戦、乗ってやる。見てろよ!!」




こうして口喧嘩しながら、地区予選の日が近づいていくのだった。


「あ〜あ、また喧嘩してる・・・」(越前)
「止めなくていいのか?」(神尾)
「大丈夫!!あれがいつものことだから・・・ねっ、海堂?」(
「ふしゅ〜〜〜」(海堂)
「それよりさ、青学のあれなに・・・緑に赤に青・・・・」(伊武)
伊武が指差した場所に、あの恐怖の汁が・・・・・
その質問に青学メンバーは誰も何も応えなかったとか・・・・・・

あとがき。
お久々の桃夢〜〜〜。不動峰、海堂個人夢の続編です。暫くは海堂と桃はこの話が多いですね。
彼女も負けず嫌いですよ・・・これからどうなることやら・・・・
瀬川的、桃と海堂は意外に書きにくいです(爆)

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著者:瀬川音符

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