11月に入り・・・・・・
青学高等祭りにようこそ!!
「悠一先輩!!これは何かのご冗談ですよね!?」
始まりは生徒会室。
「ううん、冗談じゃないよ。ちゃん」
「ですが、生徒会が・・・・そんなことを・・・・」
「あれ?去年もやったよ・・・なぁ、麻衣?」
生徒会長=Red Princeこと駿河悠一が副会長=Red Princessこと魚住麻衣に話し掛ける。
「ええ。コレは恒例だから・・・」
「去年は、ディ○ニーのPrinceとPrincessでしたよね〜〜」
「前の会長がディ○ニー好きだったしな・・・」
書記=Yellow Princessの小笠原灯と、会計=Yellow Princeの小池藍輝は相変わらず
マイペースで去年の話をし始める。
「それで、今年は何を・・・・・」
手塚が駿河に問いかけると・・・・・・・・・・・・・・・・・
駿河はふふふっと鼻笑いをし始める。
「「悠一先輩??」」
手塚とが疑問立てるように話し掛けると、
「麻衣、今年の衣装・・・・持ってきてくれ」
と魚住に言い放った。
「はーい。藍輝君、灯ちゃん・・・手伝って」
「「りょーかーい」」
3人は生徒会準備室に入っていった。
暫くすると・・・
3人は2着ずつ、衣装を持ってきた。
「今年はコレだ・・・・・・・・・・・・・・」
出された衣装は・・・・・・・・・・・・・
「悠せんぱーい。コレ、マジ??」(小笠原)
「本気と書いてマジと読む!!当然!!今年はお○ャ魔女バージョン!!」(駿河)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(手塚)
「あら〜、国光君。固まっちゃダメよ、これくらいで」(魚住)
「そうそう・・・コレ着て、生徒会のレクがあるんだから・・・」(小池)
「レクレーションって・・・・・;;」()
生徒会で騒がしくしている頃、校内では文化祭に向けての準備が繰り広げられていた。
そして早々と青学高等祭り1日目はあっけなく開催された。
『おはようございます。演劇部で〜す。最後の衣装調整に来ました』
朝も早くから生徒会室は賑わっていた。
「おはよっ、ちゃん。手塚君」
が早速話し掛けてきた。
「おはよ、ちゃん」
「おはよう・・・」
「2人の担当、私だから・・・着替えてきて」
に言われ、2人は更衣室に入っていった。
ため息のおまけつきで・・・・・・
暫くするとPrinceとPrincessたちは衣装を纏って、生徒会室に戻ってきた。
演劇部員は衣装の調整に入る。
「手塚君、きついとこある??」
「いや、大丈夫だ・・・・」
「ちゃんは?」
「大丈夫・・・」
「よかった〜〜。一応サイズは知ってたけど、合ってなかったらどうしようかと思った〜」
はそう言いながら、ホッと息をつく。
「もしかして・・・ちゃんが作ったの・・・?」
「うん。裁縫は好きだし・・・よく演劇で使う衣装も作ったりしてる」
「ほう・・・・」
「にしても・・・・・・・・・この衣装のオーダーが来るとは思わなかった・・・」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
高等祭りの1日目は青学生徒のみで行われる。
主に吹奏楽、演劇、コーラスといった文化系の部活の発表といった所だ。
は生徒会もあるということで、コーラス部が最初に発表となった。
講堂には、コーラス部員の声が響き渡る。
周りは彼女たちのこえにただただ耳を澄ましていたのであった。
それから、各部の発表があった。
その中・・・・・・・
演劇部の発表で1人の男性が1人の女性に恋に落ちた瞬間でもあった。
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『それでは、昼食後生徒会によるレクレーションを行います。
生徒の皆さんは、開始時間までに必ず講堂に集まって下さい』
「あとはレクレーションだけだね」()
その言葉に、手塚とは何も言わなかった。
「だがよ〜、なにすんだろ??ちゃん、教えてくんないの?」(ひのき)
「後で解るわよ・・・・;;」()
「せやけど・・・顔色悪いで・・・手塚も・・・」()
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか・・・・・・・・・」(手塚)
「何かありそうだね・・・」(不二)
「乾君、わかる??」()
「そうだな・・・・・・・・・・・・・・俺のデータによると・・・
生徒会はなんやらいつも恒例のものがあるらしい」(乾)
「恒例??」(大石)
その言葉に、手塚とは冷や汗、はクスクスと笑っていた。
「、何か知ってるの??」()
「教えて〜〜〜」(菊丸)
「ゴメン、始まるまで黙秘しておいてくれって言われてるから」()
そんな彼らのなか・・・・・・・・
「どうしたんだ、顔が赤いぞ?」(橘)
「えっ・・・・そっ、そんな事ないよ///」(河村)
何故か、河村はを見るたびに顔を赤く染めていたのであった。
そして、午後・・・・生徒会のレクレーションが始まる・・・・・・・・・・
「それでは、生徒会主催オリエンテーリングを開始します。
まず、各文化祭実行委員は生徒にカードを渡して下さい」
駿河がそういうと、各クラスの実行委員はカードを配り始める。
「カードには6つのはんこを押すスペースがあります。もう、どういうことかお分かりですね?
この6つのはんこはPrinceとPrincessがそれぞれ持っています。
もちろん、それぞれバラバラにいます。Prince、Princessは校内のどこかにいます。
彼らを見つけ、それぞれの課題をクリアして、講堂に戻ってきてください。
全課題をクリアすると、生徒会から特別なプレゼントをお渡しします。
といっても、クリアした人数から6人に絞りますのでご了承下さい」
駿河の言葉に、周りはざわめき始める。
「でもよ〜〜!!生徒会ちょーさん!!クリアできなかったらそこどまりなのか??」
ひのきが、大声で問いかけてきた。
そんなひのきの姿に、駿河はクスリと微笑む。
「いや、もしクリアできなかったら・・・」
そういいながら、1つの箱を取り出した。
「お布施箱〜〜。このお布施箱に100円を投与すれば〜、課題ナシではんこゲットできます〜」
その言葉に歓声があがる。
「って結局、金・・・・」
「ってことだニャ〜」
「さぁ、僕以外のPrince、Princessはもう校内に散らばってます!!
10分後、皆さんは各6人を探すオリエンテーリングを開始してください。
先生方、10分後に合図をお願いします」
そういい、駿河はステージから姿を消した。
「こういうことだったんだね・・・」(不二)
「んでも〜、手塚の課題・・・難しそうだにゃ〜〜」(菊丸)
「だが、お布施という手があるぞ」(乾)
「金払いたくねー><」(ひのき)
「まぁ、そうならないようにしないとね・・・」(河村)
「うん・・・でも、みんな・・・ちゃんたちの姿、見たら・・・ビックリするよ」()
「ビックリ??」()
「どういうことだい、さん?」(大石)
「後のお楽しみww」
「なんだろうね〜〜」()
「さぁ〜?」()
その頃、生徒会メンバーは衣装を纏い集まっていた。
「じゃあ、指定した場所に・・・Princessは移動なし。
Princeは好きに動いてもいい、もちろんPrincessと合流してもいいからね」
魚住はそういいながら、それぞれにはんことインクを渡した。
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オリエンテーリング開始合図が講堂に鳴り響いた。
「あっ、開始だね」()
「行くか・・・」(橘)
高等部生徒はいっきに校内に散らばった。
「まずは・・・・だよね〜〜〜〜」
と彼女たちはそう声を揃えて、移動し始めた。
彼らは彼女の後ろを着いて行った。
「じゃあ、解散!!」
生徒会メンバーもそれぞれに分かれた。
の領域である特別棟の音楽室。
課題の準備の中・・・・・
【ガラガラ】
「・・・・いいか?」
ドアを開けて現われたのは、手塚。
「国光・・・うん。でも・・・回らなくていいの?」
「ああ・・・追い掛け回されるより、ここにいた方がいい・・・」
そういっている間に、生徒はやってきた。
そして、生徒は彼らが出す課題に苦戦していった。
ちなみに、それぞれの課題をちょっと挙げてみよう。
駿河の場合・・・・職員室前
「この3つのカップのなかで何処にコインがあるでしょうか〜?」
魚住の場合・・・・某3年教室
「『徒然草』の冒頭文を言ってね〜」
小池の場合・・・・理科室前
「元素記号・・・20番まで・・・」
小笠原の場合・・・・グラウンド
「あたしのボール取れたら、はんこあげるよ」(サッカー)
手塚の場合・・・・音楽室
「この問題を解け・・・・」
の場合・・・・音楽室
「高等部の校歌を1番だけ、歌って下さい」
とこんなものだ。
生徒はそれぞれ苦戦していた。
「「「「「「(ちゃん)みーっけ」」」」」」
彼女たちは見つけるために校内を探索しながら、他のPrinceたちの
課題をクリアしながら、音楽室にたどり着いた。
「あれ?やっぱり手塚も居たんだ・・・」(不二)
「予想的中だな」(乾)
そして彼らは手塚の課題、彼女たちはの課題に挑戦した。
「ええ〜〜〜!!なんで、数学〜〜!?」(菊丸)
「これくらい解けるだろう・・・中学の問題だ」(手塚)
「英二、ガンバレ・・・」(大石)
「あはは・・・・」(河村)
「出来たぞ・・・」(橘)
「僕も」(不二)
「俺もだ」(乾)
「の課題ってなに??」()
「校歌の1番を歌いきる!!、、はお手者もでしょ」()
「ま〜ね〜」()
「あたしたちにとってはサービスって感じ」()
「せやけど・・・・、凄い格好やね〜〜」()
「言わないで・・・;」
「コレってコスプレだろ!!」(ひのき)
「そうそうww他のPrince様方もよく似合ってたけど、ちゃんよく似合ってる」()
「はぁ・・・・・それじゃ、何人?・・・え〜っと不二君達合わせて・・・12人一斉に行くからね」
そういい、は演奏を始めた。
♪〜〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜〜〜
音楽室には達を中心に声が響き渡る。
それにあわせて不二たちも歌う。
周りの生徒たちは12人の歌声にうっとりしていた・・・(特に女生徒)
【ピンポンパンポーン〜〜】
『オリエンテーション、終了5分前になりました。既に6つ集めた生徒は講堂に戻ってください。
Prince、Princessはその場から移動せず、生徒に課題を出していってください。以上!!』
「ええ〜〜!!まだ、手塚君のが〜〜><;」()
「おい、手塚!!お前の課題なんだよ!!」(ひのき)
「これだ・・・・」(手塚)
「こんなときに数学・・・・;;」()
「え〜っと・・・・;;」()
「・・・・・・・・・・・・・・・うぅ・・・」()
「よっしゃ!!解けたで!!」()
そして、オリエンテーリングが終了した。
駿河によって、抽選され6名が選ばれた。
その中に不二がいた。
あわただしい1日目が終了した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・
2日目が残っていることを手塚とはすっかり忘れていたのであった。
おまけ。
「うわ〜、先輩。それってあの魔女っ子アニメのコスですよね〜」()
「カワイイ〜〜〜」()
「似合ってますよww」()
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(海堂)
「手塚先輩・・・」(桃城)
「結構似合ってんじゃん・・・・」(越前)
一般公開の日、は達からカワイイと言われ・・・
手塚は桃城たちにクスクスと笑われてしまっていたのであった。
「「はぁ・・・・・・・・・・」」
あとがき。
もう、言い残すことはありません。ギャグです・・・かいてて我が楽しかったww
そして、新たな恋の発覚wwタカさ〜ん!!この短編も後々公開して行きますのでお楽しみあれ。
にしても・・・・ギャグ楽しいなww
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気軽に書き込んでいってください。よろしくお願いします。
著者:瀬川音符
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