春休みに入った途端・・・・




誰も居ない家






「えっ、旅行!?」
両親の言葉にはただ唖然した。
「そう・・・お父さんと2人で1泊2日。浩平と洋平はそれぞれ泊まりだし・・・
 、好きなように過ごしていいからね〜」
「好きにって・・・・」
「もちろん、資金は置いて行くわよ^^淋しかったら英二君よびなさい」
「はぁ・・・・;」
「じゃ、いってきま〜〜〜〜〜っす」
母親はにお金を渡し、上機嫌で家を出て行った。


「ホントに兄ちゃんたち、行っちゃうの・・・?」
「わりーな、。もう約束したからよ・・・」
「俺はレポートやらないといけねーしよ・・・母さんも言ってたけど英二連れ込めよ・・・寂しいなら」

そう言い、洋平&浩平も家を出て行った。


「英二をね・・・って、祝日だけどテニス部出てそう・・・」
部屋に戻り、携帯とにらめっこしながらベッドに横になった。
気づけば、眠りが襲ってきて・・・・・
「ん・・・・・・」
携帯を持ったまま、眠ってしまった。



「・・・・・・・・・・ってば〜〜〜!!」
穏やかに眠っているに1つの声が掛かる。
「う〜ん・・・・まだ寝かせて・・・」
「もう!!ってば!!もう夕方だよ!!おっきろ〜〜〜〜!!」
「・・・・えっ、英二・・・なんで、英二が・・・・いるの?」
「にゃに言ってるの・・・・が俺を呼んだんじゃんか〜〜」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??



「はぁ?呼んだ覚えないけど・・・・」
「んや!!俺呼ばれたよ!!、まだ通話状態じゃにゃいの?」
菊丸に言われ、手にある携帯をよくよく見ると・・・

「あっ・・・・何時の間に・・・・」
「ビックリしたよ〜・・・部活終っていきにゃり鳴るから誰かと思ったらだし・・・
 何回声掛けても・・・・返事ないし・・・・まさか寝てたにゃんてね〜」
「そっ、そうだったの・・・・・」
「あと寝言で俺と会話したんだよ・・・叔父さんたちも兄ちゃんたちも居ない・・・って。
 急いで家に戻って、コッチ着たらホント誰もいにゃいし・・・・どっかしたの?」
「あっ、父さんと母さんは旅行で・・・兄ちゃんズは友達の所に泊まり・・・
 でも、寝ぼけて英二に掛けてたなんて・・・」
「これも愛だにゃ〜〜〜。どっする?寂しいにゃら俺んちくる?賑やかだけどね^^」
「う〜ん・・・いいよ。こっちでのんびりするから・・・」
そういいながら、ベッドから起き上がり携帯を机に置いた。


「俺も一緒にいよっか?電話でも寂し〜〜って言ってたし」
菊丸の言葉にはビクッと反応し、恐る恐る振り返った。
「マジで・・・?」
「マジだよん!!俺、母さんたちに言ってくるにゃ〜〜〜」
そう言い、菊丸は駆けて部屋から去り自宅へと戻った。
「なんか、向こうOKでそう・・・」
もそう言いながら、下の階へと降りていった。



数分後・・・・
〜〜〜〜!!夕飯は俺んち来いってさ!!あとは好きにしろって!!」
自宅に戻り、普段着を纏った菊丸が戻ってきた。
「解った〜〜〜。ところで英二・・・・」
「にゃ??」
「何処で寝るつもり?客間でいいんなら布団出すけど・・・」
そういうと後ろからガバッと抱きつかれ、
と一緒に寝たいにゃ〜〜!!」
と、にま〜とした顔で言う英二に思わずはため息を着いた。
「英二・・・・・;」
「いいじゃん!!ちっちゃい頃みたいに一緒にねよーよ〜〜」
断るように菊丸を剥がそうとすると、隣の家から菊丸姉ズが2人に夕ご飯だと声が掛かった。





それから、菊丸家で夕食を楽しみ・・・・2人はの自宅へと戻った。
「英二・・・お風呂はいってきていいよ〜〜!!それと英二の寝る部屋は兄ちゃんズのとこ!!」
「そんにゃ〜〜〜〜〜!!」
文句言う菊丸を押しながらは、脱衣所に放り込みドアをバタンと閉めた。
「これでよし・・・・・」


その頃、空は雨雲に覆われ雷が鳴っていた。


「・・・・・・なんでこんな時に鳴るのかな・・・今頃、が布団に中で丸まってそう・・・」
そう言いながら、一度部屋に戻り風呂に入る準備を始めた。
下に戻ると風呂上りの菊丸と遭遇した。
「気持ちよかったよ〜ん。も早く入っておいでよ」
「うっ、うん・・・・」
はさっきから鳴っている雷に気を取られながらお風呂へと入っていった。





「あ〜〜・・・なんか音ドンドン大きくなってるし・・・」
浴室中でも外の雷音はしっかり聞こえ、の不安はドンドン大きくなって行く。



十数分後・・・が浴室を出ても、雷は止まないでいた。
、もう上あがろうにゃ」
「・・・・・・うん・・・」
2階に上がり、部屋のドア前で大きな雷音が轟いた。



「キャ〜〜〜〜〜〜!!」
怖さのあまり、は菊丸に抱きついた。
「にゃ!!大丈夫だよ・・・・・・」
「ヤダ・・・・英二怖いよ・・・」
はギュッと菊丸を抱きしめる。
宥めるようにの背中を撫でながら・・・・
「俺がちゃんといるよん・・・・だから大丈夫」
耳元で囁く菊丸に、震えながらもは身を菊丸に預けた。



「今日・・・やっぱ一緒に寝る?そしたら雷怖くないっしょ?」
菊丸の言葉に頷くだけの
「んでもね・・・・もしかしたら・・・・」
「もしかしたら?」
中途半端な言葉にがオウム返ししてきた。
「俺、理性保てにゃいかもしれないんだ・・・そのね・・・えっと・・・」
「えっ・・・・・あっ・・・・・/////」
「やっぱダメだよね・・・俺バッカ突っ走ってもさ・・・」
にゃはは〜と浅笑いしながら、菊丸はを離した。
「英二・・・・」
「俺さ、大事にしたいんだよね・・・んでも抱きたいって気持ちもあるんだ・・・
 だからのOK出ない限り、にゃにもしない!!」
そう言いきる菊丸に・・・は下に俯き・・・・・・・・・・・・・・・・・




「英二がしたいって言うんなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いい・・・・・・・よ///////」




雷の音とともに、は言葉を放った。
だけど、菊丸にはしっかりの言葉を聞き取り、ふわりと抱きしめた。


「マッマジ?・・・・俺、に酷いことしちゃうかも知れにゃいんだよ・・・」
「こっ、こんな時に嘘なんて言うほど・・・・キレてないよ///」
・・・・・・」


そして、2人はの部屋に入り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あとがき。
来た〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!とうとう菊ちゃんも、ここに来た〜〜〜〜〜〜(叫ぶな)
ということで・・・いらっしゃいませ、真っ黒なお部屋へ(コラ)
ちゃんと注意書き読んでから、行って下さいね・・・w

このドリームに関するご意見、ご感想等をBbsにて受け付けています。
気軽に書き込んで行って下さいね。よろしくお願いします。

著者:瀬川音符

UNDERへ行く