梅雨の中休み、晴れ晴れとした日



秘密の場所




只今、不機嫌真っ只中2人がいる。
まず1人が越前リョーマ。
彼女のが中等部を卒業してから早、3ヶ月。
4月の頭まで一緒に登校していたが、全国大会を乗り切るため朝練がある。
朝一緒に行けないだけでなく、昼休みになっても会えない。
ましてや、高等部に乗り込むわけにも行かない。
放課後、部活を終えてやっと一日の終わりに逢える。
だけど、越前はそれだけでは足りない・・・・・・



もちろん、もそうである。
2人して年上の恋人がいるため、相当の鬱憤がたまっているのだ。


「はぁ〜あ、歳の差感じちゃうな・・・・」
は思わず、今の状況にため息をつくように呟いた。
「秀ちゃんに逢いたい・・・・」
「オレも・・・・」
に連れられ、越前も何かを声を出した。
「越前?」
「なんでもない・・・・」
問いかけるが越前は流すようにいい、机に頭を乗せた。


やっぱ越前も先輩に逢いたいよね・・・・


そのまま授業は進んで行き、3限目が終わった途端、桃城とが顔を出してきた。
「おーい、越前!!」
ちゃん!!」
呼ばれ、廊下に出ると大石たちに逢いたいか?と聞かれた。
越前は目で訴える。は逢いたいとはっきりいった。
2人の答えを聞くと、ある場所に連れて行かれた。


そこは中等部の裏側。
裏側といえば、校舎と校舎の間にある狭い場所。
これといって人通りが無い所だ。

「ここって・・・・先輩?」
「見ての通り、校舎の真裏。そして・・・・・隣り合わせの校舎が
 高等部!!これ言えば、解るかな?」

の言葉に、2人はよくよく見てみると、境がコンクリの低い壁にフェンス用のドアが1つ。
しかも、無用心にも鍵が掛かっていない。


それから桃城たちと昼休みにもう一度ここに集合することを約束した。


昼休みに入り、2人は颯爽と教室から出て校舎裏に行った。
そこには誰もおらず・・・・・・

「あれ、先輩たちいない・・・」
「自分達で言ってたくせに・・・」
周りをキョロキョロしていると、高等部側から声が聞こえた。



「やぁ、2人とも・・・」
「お待たせ」
大石とが低いコンクリの壁の向こうから声をかけてきた。
「秀ちゃん!!」
・・・」
2人はドアをあけ、2人のもとへ行く。


「秀ちゃ〜〜〜ん」
は思わず、大石に抱きついた。
「うわっ、。いきなりは吃驚するだろ」
「ゴメン・・・なんか嬉しくて///」
「俺も嬉しいよ・・なかなか春菜に逢えないから///」
2人で顔を赤らめる。
その隙に、越前達はもう食事を取っていた。

「俺達も食べよう・・」
「うん・・・秀ちゃんとお昼食べるの初めて!!」
「そうだったな・・・・」


それからたちの話をすると・・・・
桃城&は場所を教えて昼休みはカップルでドーゾと言ったらしい。
それに手塚たちは2人・・・いや4人に遠慮したことを大石の口から聞いた。

「秀ちゃん。これからも一緒にご飯食べれる?」
「雨さえ降らなければ、大丈夫」
「早く梅雨があけてくれれば良いのに・・・・」


それから4人は楽しく昼休みを過し、校舎に戻ったのであった。

あとがき。
やっと出来ました・・・大石夢・・・4月以来ぜんぜん書いてなかった・・・
もう、言うことはありません。大石に逢いたいという彼女の気持ち、
それをキューピッドになりすました桃たち。
この2人かいててウブだな〜〜〜って思いますよ・・・さてFirst Kissはいつになるやら・・・

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著者:瀬川音符

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