3学期も終りになり・・・・・・・



学期末





ひのき以外、無事に単位をとり余裕のある日々を過ごしていた。

「オレ、マジで神尾達と同学年になったりして・・・」
今更嘆いているひのき。
「はいはい・・・解ったから、この問題解いて・・・」
「へーい・・・」
そう、ひのきのためにが放課後毎日、家庭教師となりひのきの勉強を見ていた。
得意科目は何とかクリアしたひのきだが、英語と数学が再試となってしまった。


「出来た・・・」
「どれどれ・・・うん。OK!ちゃんとやれば出来るのになんでやらないのよ・・・」
「メンドイ・・・」
「はぁ・・・・んじゃ今日はここまで。再試明後日でしょ・・・ヤマかけ手伝ってあげるから
 しっかりやってよ・・・」
「恩に着るぜ・・・ちゃん。んでもよ・・・・」
「なに?」
「なんで図書室なんだよ・・・家でいいじゃん・・・」
そんな言葉には横目でひのきを見て・・・・

「家じゃすぐ断念して逃げるでしょ・・・」
冷たく放ち、荷物を片付けた。



そして・・・・2日が経ち、

「再試を開始する・・・始め!!」

再試が始まった。





「ひのちゃん、大丈夫かな?」(
「どうだろ・・・これに受からなかったら・・・留年だもんね・・」(
「ひのきが下級生になったら・・・・なんか凄いことになりそう・・・」(
「あ〜、それは言えとるな!!おそらく大暴れしてそうや」(
ちゃん・・・ひのきちゃん、どうなると思う?」(
「さぁ・・・・ヤマかけは手伝ったけど、ひのき次第でしょ・・・」(

再試のない生徒は午前で終り、それぞれの部活または帰宅していた。
彼女たちは音楽室で話をしていた。
彼らは・・・・・・


「クスッ、橘・・・相当気になるみたいだね・・・」(不二)
「ああ・・・再試開始時間から、気が虚ろになっている」(乾)
「けど〜、大丈夫かにゃ〜?」(菊丸)
「再試はアイツだけだったしな・・・」(手塚)
「橘・・・少しは落ち着いたらどうだ・・・結果はまだなんだし・・・」(大石)
「あっ・・・ああ・・・・・」(橘)

だが、橘はその場をうろうろとしていた。



「おっ・・・やり〜!ホントちゃんのヤマが当たってるぜ・・・」
ひのきはにやりと薄笑いをしながら、問題を解いていた。






時間は経っていき・・・
「そこまで!!」
再試は終了した。そしてすぐ担当の教師は採点に入った。
数分後・・・・
「お疲れ・・・合格だ」
教師にそう言われ、ひのきは即教室を飛び出した。
そして、駆けていった場所は・・・・・

【バンッ!!】

ちゅあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。オレ、合格だってよ〜〜〜〜〜」
と叫びながらに抱きついた。
「解った・・・解ったから・・・離れて!!苦しい・・・」
「わっ!!わりー・・・んでもこれでオレも2年生になれるぜ〜
 神尾達弄れる!!遊べる!!苛めれる!!」
ひのきの言葉に、は深くため息をつく。

「おめっとww」(
「これで一緒だね^^」(
「一瞬ひやひやしたけどね・・・」(
「ホントホント・・・」(
「2年生って言ったら修学旅行があるよね!!秋だけど・・・」(
「そうね・・・その前にひのきが問題起さなかったら、大丈夫だと思うけど・・・」(
「ひでーーーーー!!」(ひのき)



その後、彼らに話すと橘はホッとした顔をしていた。






そして、終業式を迎えた。
式も終り、各教室でHRを済ませそれぞれ解散となった。
もちろん、部活はなし・・・・

「秀ちゃ〜ん!!」
「そっちも部活ないんだ・・・」
中等部の2人も終業式を終え、高等部にやってきた。


「3年生で越前と同じクラスにだけはなりたくない!!」(
「そんなの・・・先生次第じゃん・・・」(越前)
「3年連続はイヤ〜〜〜〜〜」
・・・止さないか・・・・」(大石)
「んでも、3年連続っていうのも珍しいと思うけどね・・・」(
「そーいえば、中等部あがりの私たちって3年連続同じクラスはないよね・・」(
「ないなーーい。俺と不二の2年連続はあるけど〜〜」(菊丸)
「2年生になったら誰と同じになるのかな?」(
「楽しみだね・・・もちろん、同じクラスになれればもっと・・・」(不二)
「もう、貞治とお別れかいな・・・寂しいな・・・」(
「そういうな・・・別クラスになっても関係はそのままだ」(乾)
「でも・・・河村君と同じクラスじゃなかったら・・・ずっと1人だった・・・」(
ちゃん・・・」(河村)
「あ〜あ、ラブリやがって・・・あつーーー」(ひのき)
「そういうんじゃない・・・」(橘)
「でも、2年生はどうなることやら・・・まっ、私はひのきと同じクラスってことはないけどね・・・」(
・・・・;」(手塚)



こうして今年度が終了した・・・・・

あとがき。
ああ、更新かな〜り遅くなりました。やっと高1物語も終わりですよ・・・早いな・・・
もう春です・・・桜の咲く季節になるね・・・(遠い目)
さて、名前変換出来ない人いらっしゃるので・・・コレもデフォルトで読んでる方にはホント申し訳ない。
なんとかして対処しますので、気長にお待ち下さい。

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著者:瀬川音符

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