ただ、頼まれごとの途中に見たもの・・・・・
ファンクラブの陰謀
「なんで、今日に限ってこんなんくるん・・・」
は教師に頼まれ、只今雑用中。
一緒に級長やっている乾も呼ばれていたんだが、運良く?教室におらず、
1人なのだ。
「それじゃ、。これ、職員室に持っていってくれ」
「はーい」
は重い書類を持ち、特別準備室から出た。
「あー、最悪・・・せっかくらと食事する予定やったのに・・・・」
はぁ〜っとため息をつきながら、1階の職員室に入り用事を済ませた。
「やっと終わった・・・乾、なんでこないなときにおらへんの!!
あとで問い詰めたる!!」
握りこぶしを作りながら、は特別準備室に戻り報告を済ませ、教室に戻っていく。
「やっと昼休みや・・・」
そういい、背伸びするとある6人の女子グループが屋上に上がっていった。
「あれっ、今のやん?らと一緒じゃないん?」
不審に思ったが、まぁ良いか・・・と思いつつ、教室に向って歩いていく。
だが・・・・・・
「やっぱ気になるわ。ついていこ」
は興味心身で彼女達をおっていった。
時間は経ち、のお腹は極度の空腹に襲われる。
「あかん、さすがに限界やわ・・・何もないし・・・戻ろう」
そういい、立ち上がると屋上から声が上がった。
『あれには中等部からのファンにとっては嫌がらせにしか見えないよね〜〜』
「な・なんや!?」
はなにが起こったのか、屋上を覗くとボスらしい女子がを睨みつけていた。
それと同時に残りの女子も彼女を鋭い眼で見る。
「えっ・・・・」
『まだ、状況がつかめてない見たいね・・・いいわ、教えてあげる』
『私たち、いわゆるあの6人のファンなの。中等部からのね・・・
しかもここにいる5人は河村君のファン。だから・・・・』
そういい、の髪を強く掴んだ。
「痛っ!!」
「うわっ、酷いことするやつやな〜〜」
『あんたが気にくわないの。今はこれくらいにしておくけど・・・・
これ以上河村君とあの5人に近寄らないでくれる。じゃなきゃ、
これ以上のことをするまで・・・』
そう言い、のお腹に拳を叩き込んだ。
「嘘やろ・・・あんなことまで・・・もう我慢できひん!!」
「っ!!」
は痛みに絶えれず、下に蹲る。
『解った?これに懲りたら言うことを聞くこと・・・・』
「なにやってんねん!!あんたら・・・」
はとうとう痺れを切らせ、屋上へ出た。
そして蹲るに駆け寄る。
「大丈夫?」
「・・・・・・・・・・・・」
何も返事をしないに、は5人を睨みつける。
「になにしよったん?」
『あ〜ら、私たちはただ遊んでいただけよ。ねっ、さん?』
「そないなことあらへん。、苦しがってんやん!!」
『あたし達には関係ないも〜ん』
「なんやて・・・ええ加減にしい!!先生に・・・『そんな事させないわよ』
の発言に萩野が強く主張した。
『いい機会だから貴方にも言っておくわ。貴方も乾君に近寄らないでくれる。
あっ、乾君だけじゃないわよ。一緒にいる手塚君たちも。
じゃなきゃ、こいつの似の前になるだけだから・・・』
そう言い、5人は満足したかのように笑い去っていった。
「なんやねん・・・あれ・・・」
「うッ・・・」
「、大丈夫?」
「ちゃん・・・・なんとか・・・」
「あいつ等の言ってたことさっぱりなんやけど・・・どないしたん?」
が問いかけると、は下に俯いた。
「萩野さん・・・・たち・・・河村・・・君の・・・・ファン・・・なんだって・・・・」
はお腹を押えながら、小さく呟いた。
「そうか・・・」
「うん・・・あと手塚君たちにも近寄るなって・・・」
「さっき言ってた。どないする?」
「仲良くしてもらった・・・河村君たちに・・・迷惑掛けられない・・・」
「自分で処理するつもりやね?」
「うん・・・」
「せやけど、あたしまでとばっちり来るんかいな?」
「それは・・・・わかんない・・・」
「・・・・・らにはどないする?」
「う〜ん・・・暫く様子みかな?」
「せやな・・・2人で解決しようか?」
「うん」
こうして2人の戦いは始まった。
「手塚、不二、菊丸はファンありそうなんやけど・・・乾にもあるんかいな?」
そう悩みつつ、を教室まで送りは自分のクラスに戻っていった。
教室に戻ると、あのウドの大木こと乾が戻っていた。
「乾!!なんで昼休みおらへんかったん?あたし、1人で雑用されたんやで!!」
「そうか・・・すまないな。大和部長に呼ばれてて・・・」
「大和部長ってテニス部のかいな?」
「ああ・・・少し野暮用でな・・・」
「そっか・・・それならしゃーないな。そうや。乾に聞きたいことあるねん」
「なんだ?」
は乾にファンクラブのことを聞くと、ノートをパラパラとめくりながら述べていった。
長々の話の中、手塚たちのほかに大石、そして自分にも私設のファンクラブがあるといった。
その話に、は背中に何かゾクッとするものを感じ始めていたのであった。
あとがき。
お久々の乾さ〜ん・・・シリアスだ・・・今回タカさん夢と合わせてお送りしました。
いや〜、瀬川がシリアス書くと何か違和感が・・・我ながら・・・
シリアスは苦手!!といいながら書いてる自分がいる・・・・なんてやつなんだ!!
この話はまだ続きますよ。もちろんタカさんも!!あとメインの誰かが巻き込まれます。
それは次回の乾さんで・・・
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著者:瀬川音符
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