さて、3人の行動を察してきたころ・・・・・



僕たちに出来ること





「それじゃ、さんに聞いてみるんだね?」
「うん。話の中で出てくるかは解んないけど・・・やってみる!!」
「僕たちもそれなりに調べてみるよ」
「放課後、一緒に帰れる?」
「もちろんだよ。今日は2人で帰るかい?」
「うんvv。それじゃ、放課後にね〜」

最近のさん、さん、さんの様子がおかしいと察してきた僕らは
それなりにあれこれと探りを入れ始めた。


は、同じ部活で活動しているさんになんとなく話してみるとは言ってたけど、
彼女もかなりの食わせ者だ。簡単に流してしまう恐れもある。



さて、僕は・・・・
「乾・・・・」
廊下で、いつものようにノートを広げ何かを書き込んでいる乾を見つけた。
「不二か・・・」
「どうだい、なにか解った?」
乾は『そうだな・・・』と言いながら、メガネをクイッとあげながらノートをパラパラとめくる。

「どうやらあの3人は、水曜と金曜の昼休みに一緒にいることが多いことがわかった。
 あとは俺たちと一緒だしな・・・それと・・・」
乾が次の言葉をためらい始める。
「どうしたの?」
「イヤ・・・これはまだ確信とはいえないが・・・・数十名の女生徒と一緒という情報が入ってきた」
乾の言葉に、僕も思わずなるほどっと思った。

「手塚には話したの?」
「一応な・・・あいつもそれなりに聞くみたいだが・・・が話を流す確率90%だ」
さんも、手塚同様賢いからね・・・」
「ああ。それをどうやって手塚が凌いでいくかに掛かるな・・・」
「そうだね・・・」
そんな事を話している間に、昼休憩終了のチャイムが鳴り響いた。

「おっと、昼休みが終ってしまったな・・・」
「続きは放課後だね・・・それじゃ、また・・・」
「ああ」




それから午後の授業をこなして行き、放課後になった。

テニス部に向う途中・・・・
「あれっ?ひのきちゃん?」
さんの双子の妹、ひのきちゃんを見つけ思わず声をかけた。

「ん?ああ、魔王だ〜。なんだ?」
ホント、さんとタイプが逆だよね・・・・って魔王!?
「ひのきちゃん・・・魔王って・・・」
「あっ、悪り〜。気に障ったか?」
「別に良いよ・・・それより聞きたいことがあるんだ・・・・・・」

僕はさんが最近変わったことがあったか聞いてみたんだけど・・・・

『んなもん、ねーみたいだぜ』
といい、とっとと学校から出て行った。



それからテニス部の練習。
休憩の合間にもそれぞれ報告しあうけど、決定的なことは何もなかった。




部活も終わり・・・・・
vv」
「お待たせ〜」
僕たちは家に向って歩き始めた。

「そうか・・・やっぱり話さなかったんだね・・・」
の報告に、僕も納得する。
「うん。、そのことになると『練習、練習』って言ってるし・・・」
「逃げているみたいだね・・・そういえば、今日ひのきちゃんにも聞いてみたんだ」
「ひのきに?」
「うん。変わったこととかなかったかい?って聞いてはみたんだけど・・・
 無いって言われてね・・・」
「ひのきでもダメなんだ・・・・お手上げかな?」
「まだ手塚も聞いていると思うから、諦めないで頑張ろうよ」
「そうだね・・・」





・・・・」
そんな話をしている中、僕は不意にを呼んだ。
「周助君?どうしたの」
は・・・ないよね・・・僕に隠し事なんて・・・」
僕は真剣な顔でに問いかけた。
そんな僕に、は真っすぐ僕の顔をみる。
「無いよ。もう、周助君に隠し事はしないことにしてるんだもん」
はそういうと、僕に微笑を見せてくれた。
「それなら安心だね・・・」
僕もにつられたのか、微笑んでいた。

「何かあったら、すぐ僕に話してね」
「もちろん。周助君もねvv」
「約束するよ・・・・・これはその印」
僕はそう言い、の唇に口づけを落とした。


「帰ろう・・・遅くなるから」
「うん///」
は顔を真っ赤にしたまま、僕に引かれるように帰宅したのであった。

あとがき。
ああ、ラブラブだ・・・それぞれ調べ始めた頃のお話でした。
この2人はどこまでバカップルになるんでしょうか・・・
瀬川でも不明です。以上!!(って終るのかい!!)

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著者:瀬川音符

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