新たな仲間ができ、高校生活に慣れてきた頃・・・・・





部活はどこに?





2週間もすれば、大体の生徒は部活を決めさっそく仮入部をしている。
もちろん、彼ら(河村をのぞく)はさっそくテニス部に出ている。


放課後・・・・
「ねっ、いつコーラス部に顔出す?」()
「そうだね・・・明日でも行こうか?」(
「うん、そうしよっ!!」()
「といってもコーラス部は中等部の先輩方がいるのよね・・・
 なんか中1の時に戻ったみたい」(
「「「だよね〜〜〜」」」
4人はクスクスと微笑みあう。


「何話してんの〜〜」
4人の前に関西弁がいたについているがやってきた。


!!部活のことだよ」
が応えると、
「何部?」
とまた問いかけられた。
今度はが「コーラス部よ」と応えると、
「ふ〜ん」とは言った。
「そういえばは部活やるの?」
今度はに問いかけた。



「あたし?あたしはパソ部や!!」




、パソ部に行くんだ〜」
「せや!!何や、はパソ部行かへんの?」
「うん・・・達と一緒にコーラス部・・・」
「そうか・・・残念や・・・そやけど同じ文化部やさかい、終る時間もおなじやろ」
「そうだね・・・」
そう話していると・・・・・・










「ちなみにオレは部活はやらねーけどな!!」






この豪快な声に5人が振り向くと、ひのきがいた。

「「「「ひのき!!」」」」
「ひのちゃん」
「よっ!!ついでに・・・」
ひのきは強引に1人の女生徒を前に出した。
「こ・こんにちは・・・」
つれてきたのはだった。
「こっちに来る途中に1人だったからよ、連れてきた」
そういい、ひのきはエッヘンと言うような態度を取る。


「ねぇ、ちゃんはどこかの部活に入るの?」
さっそくが問いかけた。
だがは恥ずかしいのか、下に俯いてしまった。
「ありゃ・・・また下向いてもうた・・・」(
「恥ずかしがることないんだよ・・・」(
「ちなみにあたしとはコーラス部だよ」(
はPC部に入るんだって・・・ちゃんは?」()
達の問いかけに・・・・・・




「え・演劇・・・・」
と小さく応えた。


「演劇ね〜〜〜」(ひのき)
「凄いやん・・・中学でもやっとたん?」()
「う・うん・・・一応・・・女優目指してるから・・・」
の言葉に吃驚し、唖然とする。



「ど・どうしたの・・・・?」
が不安そうに問いかけると・・・・・・・・・・




「「「「「「すご〜〜〜〜〜〜い!!」」」」」」
と6人は声をあげた。


「もう夢持ってるんだ!!」(
「カッコいい・・・もうその一歩を踏み出してるなんて・・・」(
「頑張って、ちゃん」(
「ありがとう・・・」
そういい照れる
「もう、顔出したの・・・・演劇部には?」(
の問いかけには首を横に振る。
「なら行こうぜ!!今日は演劇部だ>▽<」
「ひのき・・・まさかとは思うけど・・・それぞれの部に顔出してるの?」
の問いかけにひのきは親指を立て、「もち!」と言いニカッと笑った。
それを見たはため息を1つついた。
こうして7人は一路、特別棟にある演劇部の部室へと向って行った。







一方・・・・・・テニス部では・・・・
早速6人はコートに入らせてもらい、軽く打ち合っていた。

「にゃ〜〜。俺たち今月のランキング戦、出れると思う?」
「それは解らないよ・・・大和部長が決めることだから」
「だが俺たちの実力を知っている大和部長だ。戦力としては・・・
 手塚、不二、橘は確実に入れるな・・・あと大石、菊丸はダブルス・・・」
「要するに僕たちは出場権があるってことだね。クスッ」
そう話しながらラリーを続けていく中、橘が問いかけてきた。

「ところで・・・さっきから言っている『ランキング戦』とは何のことだ?」
「月に一度、部内で何ブロックかに分けレギュラーの座を賭け試合をするんだ。
 高等部のやり方は知らんが、中等部のときは各ブロック上位2名がレギュラーとして
 選ばれるんだ」
「ほう・・・それが青学の強さなのか・・・」
手塚の解説に橘も納得した。








更に中等部では・・・・・

「集合!!」
男子テニス部では海堂部長のコールに全員集まる。
「さぁ、今年も全国制覇のため明日からランキング戦を行うよ。
 今のレギュラーでこれからの大会を乗り越えていくことはない。
 これは誰でも受けれる最大のチャンスじゃ。
 心して掛かるように!!それと・・・・・
 海堂と桃城には話したが・・・・今年からミクスドが3つ導入が決まった。
 女テニも明日からランキング戦を行う。レギュラーが決まり次第、合同練習を開始する。
 文句は言わせないよ・・・以上じゃ」
竜崎先生の話が終わると、海堂が一歩を踏み出し
「それでは、練習開始!!」
男テニはそれぞれに別れ、練習が開始された。




「今年から男テニとともにミクスドが入ることになりました。
 ミクスド候補を一応、募ります。挑戦する人は私のところまで来て下さい。
 それじゃ、練習開始」
女テニも練習が開始された。



「ねぇ、
が早速に話しかけてきた。
「なに?」
「候補する・・・ミクスド?」
「してもいいと思うけど・・・女子の全国制覇がね・・・」
「あたし達が抜けると、結構痛いよね・・・」
「まぁ、今回候補するメンバーを見てから決めるってことにしよ」
「そうだね・・・」





「おい、越前・・・」
「なんすか?」
桃城と越前は只今コート内でラリー中。
「お前、やっぱシングルスか?」
「当然っすよ・・・桃先輩もそうでしょ?」
「だがよ・・・ダブルスがウィークになってしまうし・・・」
「まさか・・・ミクスドとか言わないっすよね?」
「それは・・・・」
そう言いながらも桃城の目線は、女テニコートに向く。
桃城の態度に越前は「ふ〜ん」と言いながら、逆コーナーを鋭く衝いた。
「まっ、先輩が来れば変わるってことッすね・・・」
そう言い越前はコートから出た。
「・・・・・えっ越前!!」












戻りましょう・・・高等部・・・・





彼女達は演劇部の部室に到着した。
「「「「「「「失礼しま〜す」」」」」」」
ドアを開けると、部員たちは練習に励んでいた。
その姿に思わず「お〜」と言っていた。



『あら、貴方達新入生?』
7人に気づいたのか、1人の部員が声を掛けてきた。
「はい・・・」
返事をしたのは
の声を聞いた途端、1つの声が上がった。

『あ〜〜〜〜、さん』
声とともに彼女はに駆け寄り、
『お久しぶりね、さん』
「お久しぶりです、小嶋先輩」
は小嶋に頭を下げた。

『小嶋・・・知り合い?』
『ええ。彼女は中等部でよく一緒に委員とかやってましたから・・・
 榊先輩は高等部から青学だから知らないのは当然ですね・・・』
『はいはい・・・どうせ私は外部人ですよ〜〜だ。
 ところで・・・見学?それとも・・・仮入部?』
榊は7人に問いかけてきた。
さんが入ってくれれば、男子入部者も増えるのにな〜〜〜』
そう言い、ニカッと微笑む小嶋。
「小嶋先輩!!今日は付き添いです」
『な〜んだ・・・残念。で、誰の?』
「彼女です・・・ちゃん」
は後ろに隠れている幸美を前に出した。

『貴方が我が演劇部に?』
早速、榊がに話しかけだした。
「あっ、はい・・・中学の時から演劇部に所属していました」
『ならベテランさんだね!!今日はどうする?見学にする、それとも早速
 一緒に練習する?』
「え〜っと・・・・・」

迷っている達がエールを送り出した。
「やったら?」(
「そうだよ・・・頑張れo(^^)o」()
「今日は私たちも一緒だし・・・ねっ?」()
「大丈夫vvずっとやってた演劇でしょ?」(
「そうだけど・・・」(
「なら決まりや!さっさと決めたほうがええで」()
「オレ、の意見にサンセー」(ひのき)



それからは演劇部に仮入部することを決めた。
早速練習に加わったの姿を見た6人は・・・・・・



その演技力にただただ呆然としてしまっていたのだった・・・・・・・









彼女たちが呆然としている間に演劇部の活動が終了した。
時間は午後5時30分。
7人は一緒に校舎をでた。
出た途端、テニス部も練習が終わった。


「あっ、周助く〜〜〜ん」
が彼らを見つけ、腕をブンブン振りながら呼んだ。
それに気づき、彼らは彼女達に駆け寄ってきた。
vv今帰りかい?」
「うんvv今日は演劇部に行ってきたの」

「ほえ〜〜。達、演劇部に入るの?」
「私たちじゃないよ・・・!」

は演劇部か・・・」
「また書き込んでる・・・どこまで書くんやろ・・・」
乾の行動にが呟く。
は部活はするのか?」
ノートに書き込みながら、問いかけてきた。
「あたしはパソ部や!!」
「やはりな・・・確率100%といった所か・・・」
「といった所か・・・ってバッチシあってんじゃん!!」
の突っ込みが乾を貫くと、後ろから声が聞こえた。


「おーい」
振り向くと河村がやってきた。
「今帰りかい?」
「ああ、タカさんはどうしたんだい?」
大石が問いかけると、河村は苦笑いをし
「先生に捕まってさ・・・さっきまで雑用やらされてたんだ。
 あれっ、さん。さんも部活に入ったの?」
「う・うん・・・演劇部に・・・」
「頑張って」
「ありがとう・・・河村君」


「ひのきも・・・行ったのか?」
「おう!これで文化部はあとコーラス部だけだな」
「お前は・・・」
橘が頭に手を置いた瞬間、
「ちょっとひのき!コーラス部まで顔を出すの?」
がひのきに詰め寄りながら問いかけた。
「もっちろん!運動部は全部出したしな・・・これでオレも顔が広くなったってわけだ」
「ひのき・・・・」
橘に続き、までもが頭に手を置きため息をついた。
「だが、ひのき。お前はさっき『運動部は全部出した』といっていたが、
 テニス部には来てないだろう・・・」
「あっ!!まっ、いいか!!テニス部には橘がいるしな」
手塚の言った言葉まで、ひのきは軽くそう言った。



14人が校門を出ると・・・・
「秀ちゃ〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
中等部校舎の方から、が駆けてきた。
!!」
「秀ちゃん、聴いて!!越前ッたら酷いんだよ!!」
、落ち着いて・・・一体何があったんだ?」
そう問いかけると、
「別にいいじゃん・・・、部活やってないんだし・・・」
と越前がそう言いながらのところへと行った。
「お待たせ・・・」
「それよりさんに何したの?リョーマ」
「別に・・・ただ一緒に図書委員になっただけ・・・」
「どこが『一緒』よ!!無理矢理、巻き込んだくせに」
「落ち着けって・・・」
「だって〜〜〜〜、秀ちゃん・・・」


は一度、深呼吸をし話し出した。
「あのね、私本当は保健委員に立候補するつもりだったんだけど・・・
 先にとられちゃって・・・そしたら、越前が・・・・」
は越前を横目で見る。
それにあわせ、全員の視線が越前に向けられる。

オレが答えろってこと・・・・
そう思いながら、の言葉の続きを話した。
「オレが勝手に図書委員のところに自分の名前との名前を書いた」
「酷いよ・・・・」
「ずっと黒板の前に突っ立てそうだったし・・・」
「だってあの時、『私も保健委員やりたい』って言おうとしたんだもん。
 そしたら越前が・・・・絶対、サボる口実を私に擦り付ける気感じる〜」


の言葉に、
「越前君ならありえるかも・・・」()
「オチビ、いっつも図書室で寝てるかサボってるかだもんにゃ〜」(菊丸)
「そう思われても仕方ないよね・・・」()
「そうだね・・・」(不二)
「リョーマったら・・・」()
「別にそんな気はないけど・・・」(越前)
「いや、越前・・・内心はそうと思っているだろう・・・」(乾)
「その確率何%?」()
「99%かな」
「かなり高いな・・・・」(ひのき)





そんな話をしていると、海堂、桃城、までやってきて・・・・・
結局計20人と言う団体で下校した。



「ねぇ、この団体・・・かなり目立ってない?」()
「あはは・・・俺たちはなれちゃったけどね・・・」(河村)
「慣れって時々怖いよね・・・」()
「ああ・・・」(手塚)
「たまにはいいんじゃないですか?ねっ、?」(
「たまには!!ねっ・・・」(
「なんだよ、つれねーな。」(桃城)
「お前なんかと帰ってるかと思えば、嫌になってくる」(海堂)
「やんのか?」
「上等じゃねーか・・・」
「おい、止めないか・・・」(橘)
「また海堂先輩と桃城先輩がもめてる・・・」(
「いつになってもこれはこれか・・・」(大石)



こうして賑やかに夕暮れは過ぎていったのだった。

あとがき。
やっと・・・部活偏・・・・疲れる・・・全20人+@・・・よくここまで人数が増えた・・・
しかも手塚夢からオリキャラたちが・・・どこまで人数が増えることやら・・・(汗)
結局は皆さん、仲良しってことでvv相変わらず桃とマムはバトルしてるけど・・・
まっ、そこは・・・・これでも仲・・・いいのかな・・・・?

このドリームに関するご意見、ご感想等をBbsにて受け付けています。
気軽に書き込んでいってください。よろしくお願いします。

著者:瀬川音符

Dream Topへ戻る