この話は2学期の前半になる・・・・



部長のオレと高校生の彼女




「んじゃ、次の部長は・・・・越前!!お前しかいねーな、いねーよ」
中等部男子テニス部部室で海堂の引継ぎが決まっていた。
周りは当然のように騒ぎ出す。
「ウィーッス・・・」
「越前・・・・一言・・・・」

越前は一歩前に出て、

「まっ、オレが部長になっても今までと変わりないから・・・
 一応・・・・ヨロシク」
そういうと拍手が喝采する。



それから越前の部長業が始まった。

(何コレ・・・・部長ってこんなに面倒だったわけ・・・・)

あまりの忙しさに越前はため息を着く。




はぁ・・・・・・・・



「ねぇ、何ため息なんてついてるの?」
そんな越前に、が声をかけてきた。
「別に・・・に関係ないじゃん・・・・」
「そりゃ〜ね。でも、そんな顔で先輩に逢うの〜〜?」
の挑発的な言葉に、ムッとする越前。

「いいよね・・・帰宅部は・・・・」
そういい、越前は机に頭を伏せた。



そして放課後・・・越前の部長業はまた始まった。
ランキング戦も近いせいか、切羽詰ってた。


(そーいや、海堂先輩ってランキング戦決めてたとき桃先輩が一緒だったんだよね・・・
 あと手塚先輩の時だって、大石先輩いたし・・・・オレには・・・・)

そう思いながら、副部長の顔を見る。

「んあ?なんだよ・・・お前早く書けよ!!」
「解ってる・・・・」

副部長になった堀尾・・・・越前のパートナーとして・・・・どうなのか?
越前は不安に満ちていた。



「今日の練習はここまで・・・」
部活が終り、着替え部誌を書く・・・・


(あ〜、メンドクサ・・・・)
部長業を全て終り、校門へと歩いて行く越前。


「はぁ・・・」
又もやため息を着いてしまう。




「リョーマ!!」
校門前から越前に声をかけてきた、一人の女性。
越前は、すぐ気づき一気に校門までダッシュした。
!!なんで・・・」
「待ってた・・・最近リョーマと一緒に帰ってないな〜って思って・・・」
「そう・・・じゃあ、久しぶりに家まで送る・・」
「ありがとう」




「リョーマ・・・最近、忙しいの?」
歩きながらが問いかけてきた。
「ま〜ね・・桃先輩たち引退したし・・・」
「そっか・・・」
「それに・・・・・・・・・オレ、部長になったし・・・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?


越前の言葉には呆然としてしまう。

「それ・・・ホント?」
「うん・・・まっ、最初はどうにかなるって思ってたけど・・・そうじゃなかった。
 それに副部長・・・頼りないしさ・・・」
越前は愚痴るように話して行く。

「そっか・・・・テニス部って大変だね・・・・じゃあ、また暫くは一緒に帰れないか・・・」
は残念そうに言う。
「オレは何があっても一緒に帰りたいけどね・・・でも、待たせたくなし・・・
 あ〜あ、オレ!!と同級生だったらよかったのに・・・」
「リョーマ・・・・」




「確かに同級生ならずっと・・・前から一緒に入れたかもしれない・・・・
 でもね、あたしはリョーマが年上だろうが年下だろうが関係ないよ・・・
 リョーマが大好きなのは、変わらないんだからね」

の言葉に、嬉しく越前は思わず抱き締めた。


「Thank you・・・・・・・」
「リョーマのペースで良いんだから・・・部長も・・・恋愛も・・・」
「うん・・・・・」


そして、2人の唇は自然と重なり合った。



次の日・・・・

「今日も厳しく行くよ・・・グラウンド20週!!」
越前はこの日から自分らしい部長を作って行くと決意したのであった。




あとがき。
あははっwwとうとうリョマが部長になってしまった。
まぁ、彼以外にないかな〜っとおもって・・・んで、副部長は堀尾!!
堀尾・・・書きにくいな・・・;;
ということで久々のリョマ夢、お楽しみできたでしょうか?
え〜瀬川設定ですと・・・この時点でリョマは身長169cmと考えてますww
オチビじゃないリョマ・・・原作やアニプリで拝めればな・・・(をい)

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著者:瀬川音符

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